明治安田生命J1リーグ 2019 第10節 湘南vs名古屋 戦
こんばんは、以前にも書きましたが、スポーツにせよ、恋愛にせよ、サービスにせよ、感動は「これくらいはやってくれるだろう」という相手側の期待値をどれだけ超えたリターンを与えたかと思う、チャリ通です。当たり前のように立派なスタジアムと練習場を使用し、レクサスやボルボとは珍しいねというくらい多くの選手がドイツ車でそこに出勤してくる、2部リーグなのにベルマーレ・ベガルタ・ヴァンフォーレ・千葉ジェッツの人件費総額を一度も下回ったことがなく、親会社が自分達が活用された映画を製作してテレビで放送してくれる(録画を観たところ、有名サッカー俳優多数出演ながら内容が安直過ぎて劇場まで行くほどではなかった)ところなんて「これくらいはやってくれるだろう」という期待値を上げ過ぎてしまっていて、もはや不憫です(だから幕張をホームタウンとした日本代表に逆に鞍替えされまくられ、女子はジェッツが総獲りとなる)。さらに言えばたとえどんなことを選手がしてもフロントや監督が悪いと「某監督をつぶやく歴十数年」のサポーターにまさかの擁護をしてもらえるので日本人監督のなり手がいない、GMの子分であるベテラン選手の方が安泰なのでどこにも誘われなかった新卒選手しか入団しませんし・・・。なお、そのリーグの現在の首位は選手の平均年収が300〜600万円と思われる水戸ホーリーホックなので、今の水戸サポーターはそのクラブのおかげで「感動で涙が止まらないシーズン」を送っていると思われます。
ちょっと前まで「ホームタウンが県庁所在地でも政令指定都市でもなく、昭和は良かったばかり言う街」「親会社に逃げられた」などで、これくらいやってくれるだろうのハードルがベルマーレは低かったですが、現在は「9市11町がホームタウン」「三栄建築設計とライザップが新親会社」とこれくらいやってくれるだろうのハードルが上がっており、そこに「消費税増税に伴う値上げ」や「ダイナミックプライシング導入に伴う1年で2度目の値上げ」で、「これくらいやってくれるだろう」のハードルを自らさらに上げていることをお客様に理解してもらえるのかが、4月の松本戦のことを考えると心配です。値上げにはなりますがその分サービスが向上したですとか、飲食や駐車がしやすくなったですとか、トップチームが強化された、アカデミー出身者がオリンピックやワールドカップに出場したなどの成果をライトユーザーに説明して欲しいです。周辺市と比べてお年寄りファーストすぎるため学校卒業時に子供に逃亡されたまま補充がない「古株が若い芽を摘んででも自席を譲らない平塚市」という悪い例に従わず、オイラも含めたベテランサポーターなんて二の次三の次の踏み台で結構だと思います。菊池大介選手が出て行ったことでだいぶ格上と分かった杉岡大暉選手が出場出来るようになったように、若手のために「次に席を空ける」ということはある程度必要です。
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そんなことを思いながら、5月4日(土祝)はShonan BMW スタジアム平塚にて16時キックオフの明治安田生命J1リーグ第10節の名古屋グランパスエイト戦でした。令和時代最初の試合で「5月4日・みどりの日」の試合でした。4月14日(日)松本戦以来の20日ぶりのホームゲームでもあり、いろいろな意味で負けられません。スペシャルデーのPENALTYが「PENALTYの用具の使用でJリーグYBCルヴァンカップも獲れました」と営業できるようにベルマーレも頑張らなければいけません。今年は同じくモンテディオ山形もJ2で好調なので入れ替わらないように頑張らなければいけません。
20日ぶりのホームゲームということもあってチケットは完売、それに比例して早い時間から平塚市総合公園来場者が多く、素晴らしい環境でした。惜しむらくはキックオフ直前から前半にかけて小雨が降ったことでしたが、雨具なしでも問題ありませんでした。14,221人の観客動員がありました。
キャパシティ的には95%以上入っているのですが、J1第10節各会場で動員最下位です。今回は完売なのですから需要に対する機会損失があったと思われます。2万人以上のスタジアムを造る可能性がないのであれば、一刻も早く平塚市役所はベルマーレホームゲーム開催権を手放してクラブハウス・練習場に専念して欲しいなあと思います。既にホームタウン内複数の市がベルマーレ誘致を公式に宣言済みで、茅ヶ崎駅に至っては「湘南スタジアムを茅ヶ崎に!」が設置済みで平塚は大幅に出遅れております。この10年間「ここだけ神奈川県ではなく平塚県」と思いたいくらいまちづくりが周辺市と比べておかしいまま人口が減っているのをなんとかして欲しかったのですが、「先に平塚市民センター(公演会場)再建に数百億円」がこの先誰が市長になっても変えようがないでしょうし、そろそろツインシティ(相鉄いずみ野線大神新駅計画(湘南台止まり)→東海道新幹線大神新駅計画(落選)→東海道新幹線倉見新駅に接続する大神のツインシティ計画(着工の目処なし)→見切り発車で大神にイオンモールだけ建てちゃって相手の寒川町に催促(イオンモールは電車で行くところではないので意味不明)という、何をどうやったらそうなる?な「平塚市政の昭和の足かせ」)にポーズだけでも予算を用意しないと歴代の市の事務方が叩かれそうですし、そもそも既にスタジアム署名を市役所が却下済みなので、最近は諦めの境地です。倍以上の規模の八王子や船橋以上に多分野で充実している公共施設の維持費が平塚には重過ぎて、プライド的に嫌だけど大磯・茅ヶ崎・寒川に自分たちを吸収して救済してもらいたいのが本音なのではないでしょうか?。
ミラージュミラージュというアイドルグループ(LDHグループに所属する女性ジュニアアイドルグループらしい)、グランパスくんがいらっしゃって盛り上げてくれました。それぞれの目的100パーセントのうちある程度がベルマーレ戦であるべきで、残りの目的は食事でも、マスコットでも、友達に会うでも、来場者プレゼントでも、各自なんでも良いと思います。その選択肢をコラボレーションの相手が拡げてくれると思いますので、ありがたい限りです。湘南ベルマーレフットサルクラブもF1リーグ開幕を宣伝に駆けつけました。
島村毅さんが田舎鮨本陣からオフィシャルクラブパートナーの契約をとりつけ、この試合から登場しました。おめでとうございました。営業にせよ、選手の移籍交渉にせよ、最終的には看板ではなく「担当者同士の信頼関係(なぜか中央大から何人も選手が獲れたり、大分に選手を何人も引き取ってもらえたり)」ですから、島村毅さんのお手柄だと思います。
2016年は「J1で湘南がJ2降格、名古屋が最終節で湘南に負けてJ2降格」、2017年は「J2で湘南が優勝昇格、名古屋が3位からプレーオフ昇格」、2018年は「J1で湘南が13位残留、名古屋が15位残留(最終節で湘南に負けたけど残留だった)」、それ以前も平塚で名古屋がJ1優勝を決めたりなどでここ10年で湘南と名古屋がお互いが意識する対戦相手になってしまいました(それもあってグランパスくんの平塚訪問だったと思われる)。ただここ3年は近しい順位だったのですが、2019年の名古屋はとても強く、FC東京と1位を争っております。名古屋は選手個々の能力が高いです。元湘南の丸山祐市選手も長谷川アーリアジャスール選手も90分出場し続けました。この試合も途中出場でガブリエルシャビエル選手、赤﨑秀平選手、相馬勇紀選手が出場するとか、途中出場がそれ?って感じで豪華です。J1クラブで唯一「最高年俸選手(菊地俊介・フレイレ選手)の年俸と監督(安倍内閣よりチョウキ政権な曹貴裁監督)の年俸が同額」らしい湘南は、チームの組織戦術で個々の能力不足を補い、違ったアプローチで対抗します。
最初から最後まで名古屋が押し気味に試合を進めましたが、前半終了間際に岡本拓也選手が名古屋のジョアンシミッチ選手に倒されてPKを獲得し、これを山﨑凌吾選手が決めて先制は湘南でした。山﨑凌吾選手は今季初得点ですが、得点以外の貢献が多いのでそこは問題ありません。しかし後半にセットプレイから名古屋のジョアンシミッチ選手に同点弾を決められて、引き分けに終わりました。
正直力の差を感じていたので、引き分けに持ち込めたのは良かったとも思いますが、令和時代最初の試合で「5月4日・みどりの日」でしたので、やはり勝ちたかったなあと思いました。名古屋のFWジョー選手対策はディフェンスチームがキッチリできたので、評価できると思います。
さて、もうすぐFIFA U-20ワールドカップ 2019 日本代表選手の発表です。ひとりでも多くベルマーレ関係者が選ばれればいいなあと思います。南米選手権の方はどういう風に運用されるのかわからないので何とも言えません。日本は招待チームなのでAFCアジアカップのように強制招集はできません。FC東京の久保建英選手はどちらかに出場してそのまま欧州移籍とか噂がありますが、どうなのでしょうか?。
開幕戦の札幌戦もそうでしたが、キックオフ直前とハーフタイムのスマートフォンによるインターネット接続に難があります。1万数千人が回線的に限界なのだろうと思います。前回の記事にリンクしたやつで触れましたが、紙のアンケートの時はキックオフ前にやるから2時間前の来場者(ベテランサポーター)だけが回答しており、筆記具がもらえるから熱心な来場者(これもベテランサポーター)ばかり答えたがるし、選挙の出口調査と大違いと思っていたところ、「位置情報でがっつり補正」とかありました。そういう意味でも無料Wi-Fi入れてください。
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5月8日(水)はShonan BMW スタジアム平塚にて19時キックオフの、YBCルヴァンカップグループステージ第5節のVファーレン長崎戦です。長崎の元湘南は亀川諒史・大竹洋平選手で、湘南の元長崎は岡本拓也選手がいます。
アウェイ長崎戦の負け方が相手をなめていた逆転負けだったようですので、繰り返さないようにしてほしいと思います。この試合を落とすと控え組のアピールの場が減りますので、頑張りましょう。
5月12日(日)はShonan BMW スタジアム平塚にて16時キックオフの、明治安田生命J1リーグ第11節の大分トリニータ戦です。寒川・鎌倉ホームタウンデーで、明治安田生命スペシャルデーです。大分の元湘南は三竿雄斗・馬場賢治・髙山薫・三平和司選手で、湘南の元大分は梅崎司選手がいます。
J3から大分を指揮している片野坂知宏監督がいいチームを作っていて、正直格上と見なして大分トリニータに対抗しなければいけないと思います。昨年の時点で不動のエースストライカーだった藤本憲明選手がいるのに小塚和季・オナイウ阿道選手を補強したので、どちらも2桁得点だったのに馬場賢治・三平和司選手の出場は今年は無理なのでは?と思っていたら、そのとおり三平和司選手は控え扱い、馬場賢治選手はメンバー外が多いようで出番が少ないです(三竿雄斗選手の方がリーグ戦に出ている)。平塚市出身の馬場賢治選手が来ないと盛り上がりません。髙山薫選手は主力中の主力のようなので、こちらは要注意です。
この後、平日カップ戦×1、金J×1、アウェイゲーム×4、(平日カップ戦プレイオフ×2)が続くため、大分戦の次の「土日祝の神奈川県内ベルマーレ戦」は6月30日(日)第17節セレッソ戦(産業能率大学スペシャルデー)までありません。平日が不可能の方は大分戦に行っておきましょう。
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