風雲児たち

風雲児たち 幕末編 20巻 読了

先日の東京ヴェルディ戦の会場が駒沢オリンピック公園でしたので、試合前に東急世田谷線に乗って、三軒茶屋から田園都市線で駒沢入りしました。世田谷線沿線には井伊直弼の墓のある豪徳寺があり、さらに少し先に井伊直弼に処刑された吉田松陰の墓がある松陰神社もございます。風雲児たちを読んでいなかったら、まず行かなかったでしょうね。ライバル同士なのに墓が近すぎです。どちらも小さな寺社なのですが、設備は立派なもので、ブラタモリのネタにもできそうな風格が充分でした。そしてちょうど桜などの花が見頃で、駒沢を設定してくれたヴェルディに大感謝でした(試合も勝ちましたし・・・)

松陰神社には萩の松下村塾のレプリカが建っているのですが、門下生の人数のわりに小さくて、すし詰めすぎだったと思われます。吉田松陰の墓自体はそれほどすごくないのですが、頼三樹三郎など他の幕末烈士の墓で囲まれており、結構豪華メンバーです。昭和初期まではかなりの聖地だったのではないでしょうか?。

豪徳寺は歴代の彦根藩主の墓がひとつずつ建っており、立派でした。2代目井伊直孝を招いたとされる「豪徳寺の招き猫」に、初代井伊直政の兜をかぶせたのが、ゆるキャラ「ひこにゃん」(このため豪徳寺を何度か表敬訪問しているようです)なので、今はそちらのほうを推しているようですね。豪徳寺で「招福猫児」を買って、願いがかなったら奉納するのですが、豆サイズから特大までたくさんの白猫が奉納されており、この光景は女性が喜ぶと思います

それにしてもこの界隈、高級住宅街であることが納得の、素晴らしい住環境でした。

そんな世田谷遠征のあと、「風雲児たち 幕末編 20巻」が発売され、早速読みました。オイラは学会自体は苦手なのですが、内容が良ければ、学会だからと敬遠することはしません。毎年冬と夏に発行されていたのですが、第20巻はなぜか4月に発売されました。

掲載元であるリイド社の「コミック 乱」では、現在桜田門外の変の事後処理になっておりますが、第20巻では、桜田門外の変までへの薩摩・水戸の動きを中心に、咸臨丸出航や高杉晋作のエピソードを取り扱い、桜田門外の変の当日朝までを扱っております。帯コメントは、今回は作家の関川夏央さんでした。

薩摩の精忠組の動きについては、幕末の小説とかでよく出るエピソードなので知識はあるのですが、水戸藩内の内輪モメや、咸臨丸出航までの紆余曲折については、よく知りませんでしたので結構興味深かったです。戊午の密勅の頃の水戸藩が、なんか今の国会にダブります。

咸臨丸による遣米使節のエピソードも取り扱ってもらえないかなあとも思うのですが、「幕末マンガが執筆開始から30年以上かけて、ようやく桜田門外の変」ということを考えますと、厳しいかなあとも思います。毎度書いておりますが、作者のみなもと太郎さんが結構高齢なので、このペースで五稜郭陥落まで描ききれるかが心配です。

中学・高校の日本史の学習ですと、どうしても時間の都合で要領よくまとめて理解しないといけない(「桜田門外の変」だって、何の説明もなく「水戸浪士」が実行と説明され、事件としてなぜ水戸藩を脱藩した浪人が実行したのかわからないまま、先に進んでしまいますし・・・)のですが、このマンガのように丁寧に説明いただければ、なかなか面白い世界だということがわかっていただけると思います。さらにいえば、これは幕末史に限った話ではなく、数学や理科なども同じように「時間をかけて、細かく、丁寧に」勉強すれば面白い分野ですし、お客様に商品を説明するときも「時間をかけて、細かく、丁寧に」対応することの大切さが、「このマンガ、やるなあ」と思ったときに思い出されます。

ただ、これはしょうがないのですが、同時進行で多数の団体の動きを「ひとつずつ」描いていかなければいけないのが、厳しいです。第20巻でも薩摩・水戸藩・水戸浪士・長州・井伊直弼・咸臨丸組のエピソードをいったりきたりして、登場人物も多くなってきており、雑誌連載だけでストーリーを理解することが困難になってきております。過去の単行本を手元において読む必要もあるかもしれませんが、それだけの価値はあるのではないのかなあとは思います

以前の記事で林光さんを取り上げた直後、お亡くなりになってしまいました。謹んでお悔やみ申し上げます。

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NHK大河ドラマの思い出

こんばんは、最近はYouTubeで昔のNHK大河ドラマのオープニングテーマを観るのが好きな、チャリ通です。最近のお気に入りは、「花神」という1977年のNHK大河ドラマのオープニングテーマ(林光さんの作曲)で、週に数度、寝る1時間前くらいに観ております。

もっとも当時のオイラは「生まれたて」でしたので、ドラマ本編の内容は全く分かりません。ただ、大村益次郎という「風雲児たち」の主要キャストが主役ですので、内容はだいたい想像がつきます。「坂の上の雲」と同じ司馬遼太郎原作(数年おきにNHK大河ドラマに採用されている)なので、「花神」も「坂の上の雲」の前夜的に楽しめるのではないかと思います。「風雲児たち」は昭和の大河ドラマからの引用は多いですが、平成の大河ドラマは無視しているようですね。

ただ大村益次郎は、写真登場以降の偉人としては有名なブサ○クなので、今のNHK大河ドラマには無理かと思います(写真を拒否していたら、後日「うーん・・・」な肖像画にされてしまった)。もっとも寺川能人選手似の坂本龍馬を福山雅治さんがやったくらいだから、いいのかな?。

ちなみにオイラが記憶している最初の大河ドラマが「山河燃ゆ」という大河ドラマで唯一存命人物役が登場した作品で、その後明治以降が3年続いていた(連続テレビ小説向けなストーリーだった「いのち」という作品では1970年代も舞台だった)ので、その次の「独眼竜政宗」(大河ドラマ史上最大のヒット作)が時代劇になって逆に「あれっ?」って小学生当時思ってしまいました。自分は珍しいほうだと思います。

まあ戦後を取り扱った作品を除いて「誰も当時の彼らを知る由がない」のですから、創作が入ることは仕方がないと思います(むしろそれが本来時代劇の醍醐味でもありますし・・・)。ただ1990年代以降の大河ドラマは史実まで曲げたり、ありえなさそうな筋立てがあったりするのが、微妙です。まあ娯楽作品とみれば問題がないのですが、中にはあれを史実だと思ってしまう人もいるのですよね・・・。よく考えてください。「利家とまつ」のまつは最終回時点で当時の松嶋菜々子さんより30歳以上上なのに、ほぼそのままの扮装で出ておりました。これが答えです

主人公が30~50代を迎えるあたりがドラマのピークになるため、普通の主役は11月以降がイマイチになることが多いので、暗殺・戦死・自害をする主人公(織田信長・大石内蔵助・源義経・坂本龍馬など)のほうがきっと年間視聴率的にはいいのでしょうね。いいのやら悪いのやら・・・。そのせいか女性など自然死の主役の場合は、最終回だけで10歳以上年を取ったりすることもあります。

それに放送媒体なので、何でもかんでも史実通りにやるわけにはいかないと思います。徳川家光が家督相続で問題になった衆道好きや吃音、徳川信康の弟で秀忠の兄の男性が異常に冷遇されていた理由が双子だったから(太古から江戸時代まで双子は畜生腹と忌み嫌われていた)とかをまじめにとりあげると、確実に現代社会での子供のいじめにつながると思いますし・・・。

来年の大河ドラマは「平清盛」で、松山ケンイチさんが主役だそうです。バラエティ系を含めて本来民放がやるべき番組まで民放がNHKに負けている以上、期待したいと思います。神戸・京都・広島・北九州などは、ご当地として試合観戦前後の観光につながりそうですね

再来年は綾瀬はるかさん主演(新島八重)で「八重の桜」ですか・・・。東日本大震災関連番組になるそうですが、会津若松城籠城組女性なら大山捨松のほうがドラマ的に絶対に面白いと思うのですが・・・。ジョン万次郎のドラマ化と同様に長期の海外ロケ、さらに万次郎なら航海やゴールドラッシュ、捨松なら夫の戦争シーンにも莫大な費用が必要になるので、無理なのでしょうね。でも今夏の内向きな嫌韓流デモ騒動とかを考えると、ジョン万次郎や大山捨松のような「海外に挑戦した人」のほうのドラマが必要だと思うのですけどね・・・。あっ、個人的には福島県なら円谷英二のドラマを希望します。

その前に今月は「坂の上の雲」ですね。神奈川県民としては横須賀観光が盛り上がるに越したことはないので、期待します。やたらと多い司馬遼太郎原作大河ドラマですが、司馬遼太郎が福田定一少尉として栃木県佐野市で迎えた昭和20年8月15日に「なぜこんな馬鹿な戦争をする国に産まれたのだろう? いつから日本人はこんな馬鹿になったのだろう?」との疑問を持ち、「昔の日本人はもっとましだったにちがいない」として「22歳の自分へ手紙を書き送るようにして小説を書いた」そうですので、「昔の人はがんばっていた」という作風の本が多いです(その関係で佐野市旧市街に司馬遼太郎の石碑がふたつあります)。司馬遼太郎は北条早雲の本も書いているので、それが映像化されるとベルマーレ的には良いかもしれません(早雲はオッサンになるまで頭角を表さないので、視聴率が獲れるかはなんとも・・・)。

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風雲児たち 幕末編 19巻 読了

今週、「風雲児たち 幕末編 19巻」が発売されましたので、購入して読みました。風雲児たち関係の記事も増え、しかも毎日まとまったアクセスがございますので、独立したカテゴリーに分けました。幕末編18巻以前につきましてはそちらのカテゴリーを参照してください。

リイド社の「コミック 乱」という月刊誌(コンビニで買えます)で、昨年の秋~震災前に掲載されていた回が取り上げられております。かなりの高確率で有名人が登場する帯コメントは、今回は小説家の京極夏彦さんでした。ゲゲゲの鬼太郎ファンでご自身の小説にも影響がありますね。風雲児たちも読んでいたのですね。そういえば発売の前日にワイド版7巻の帯コメントを書いていた小松左京さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします(なぜか一般的に寒い日か暑い日に亡くなる人が多いような気がします)。

第19巻は安政の大獄の佳境で、頼三樹三郎・橋本左内・吉田松陰らが処刑されます。ようやく幕末マンガが30年以上かけてプロローグを終えて、幕末に突入しました(長すぎ!)。あと大久保一蔵が動き出したり、西郷吉之助と愛加那の結婚などがありました。相変わらず江戸伝馬町(牢屋敷)・小塚原(刑場)事情や西郷吉之助を例とした当時の婚姻事情など、普通の幕末ドラマなら省略しそうなところが詳しいです(まあ、その後の愛加那のエピソードは、このマンガではよくあるパターンですし・・・)。

上記の3人、当時ではなく現在の数え方で年齢を出すと、34歳・25歳・29歳なんですね・・・。平均するとオイラよりちょっと若い・・・。2011年のサッカー選手に当てはめると中田英寿さん・本田圭佑さん・ 佐藤寿人さんと同い年となります。革命期とはいえすごい時代です。

最終的に戊辰戦争という戦争が起こっているのは皆様ご存知の通りなのですが、

大昔の戦争は武器や戦術がショボかったりした関係で、兵士ひとりあたりが何人も相手が出来ず大量殺戮まで至っていないらしいのですが、戦国時代あたりから鉄砲や城など当時のハイテク兵器とそれにあわせた戦術の登場で、徐々に一度に大打撃を与えることが出来るようになっております。それでも戦国時代でしたら統一までに数え切れないほどの有名な合戦があって、歴史に残りました。

しかし19世紀後半になると殺戮技術が進歩してしまったため、数回の大きな合戦で全国を制圧することが出来てしまいます(現代に至っては1度ミサイルをまとめて砲撃するだけで終わらせることも理論上可能ですし・・・)。このため戦国時代と違って明治維新は、「散発的に発生するゲリラ」ではなく「戦争」にまで味方をまとめ上げる「経緯」という「理詰め」なストーリーとなり、映画やドラマにすると「画的にわかりやすい体育会系な戦国時代」と比べて「活字的で文化部系な幕末」ドラマになり、ウケが悪くなりがちです。

風雲児たちについても、ペリーが帰国したあたりから「理詰め」をしていくようなストーリーになっており、複数のショートエピソードを行ったり来たりしながら同時進行させるようになっております第19巻を読むのにその前の数巻も手元において復習する必要が出てきてしまったのが残念ですが、元のストーリーがそうなのですから仕方がありませんし、なにより教科書のような箇条書きではない歴史のつながりにまとまっており、読み応えはあります

毎度書いておりますが、作者のみなもと太郎さんが結構高齢なので、このペースで五稜郭陥落まで描ききれるかが心配です。

しかし明治11年までに、このときの勝者と思われていた坂本龍馬・高杉晋作・大村益次郎・小松帯刀・西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通などが続々と表舞台から退場し、議会や憲法の作成や富国強兵を行った人はこのとき20歳前後だった下っ端たち(初登場ではないですが伊藤博文も19巻に登場します)で、さらに負け組の徳川慶喜がその下っ端の大多数たちより長生きというのも、すごい話です。

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風雲戦国伝 風雲児たち外伝 読了

ONE PIECE」について書評等を書いている方は多数いらっしゃるのですが、「風雲児たち」について書評等を書いている方は少ないためか、1年を通して「風雲児たち」についての下記の書評にまとまったアクセスがあり(今週も当ブログ内ランク10位以内に入っている)、検索エンジンでも当ブログが上位に登場いたします。

風雲児たち ワイド版 1-20巻 読了
風雲児たち 幕末編 1-17巻 読了
風雲児たち 幕末編 18巻 読了

というわけで、2010年に発売されました「風雲戦国伝 風雲児たち外伝」についても書いておこうかと思いまして、入手してゴールデンウィーク中に読んでおりました。「風雲児たち 幕末編」と同じ装丁・サイズなのですが、リイド社ではなくPHP研究所から発行されておりますので、注意が必要です。これは大谷吉継の話がPHP研究所の「歴史街道」という雑誌の連載が元になっているためです(他はリイド社の「コミック乱ツインズ」に不定期掲載したもの)。

オイラが生まれてすぐの1979年に、幕末マンガを称しておいて1600年の関ヶ原から始まったこのマンガ。32年経った現在はリイド社の「コミック乱」にて、ようやく吉田松陰が処刑され、西郷隆盛が徳之島にいる状態で、果たして還暦を過ぎている作者が存命中に終わるのかが心配されております。伝記や大河ドラマだと主人公1人についてしか書かれませんので断片的ですが、この漫画だと福沢諭吉や大村益次郎を描くために尚歯会が描かれ、尚歯会を描くために前野良沢と杉田玄白が描かれという感じで脈々とつながっているので、歴史全体の流れを体系的に知ることができます。このため幕末編から読んではいけません。必ずワイド版1巻から読んでください。先日やはり漫画が原作の「JIN -仁-」というドラマを観ていたら、このマンガの蘭学の話を思い出してしまいました。

存命中に終わるのかが心配されておりながら、現在も20代の人たちに混じってコミケに行って「風雲児たち外伝」を出しているとのこと。ただしこの本に掲載されている外伝はコミケで販売しているものはございません(オイラはコミケに行ったことがないのでよくわかりません)。

この本で取り上げられている内容は以下の通りで、開始初期の頃の戦国時代にまつわるものになっております。

大谷吉継
鍋島家
直江兼続
井伊直政
藤堂高虎
黒田家
池田輝政
毛利元就
山中鹿之助
長曽我部家
龍岡五稜郭
江戸城

「歴史街道」か「コミック乱ツインズ」に出した外伝は1話8ページ程度のものです。本編も小さなエピソードを詰め込んだような内容なので、短いページですが不思議と違和感はないです。ただやはり8ページずつということで、「はしょり」は多いなあと思います。これは仕方がないでしょう。

よく知らない地方の武将の話が多いので、なかなか面白かったです。「日本で最後に築城された城」として佐久市立田口小学校こと龍岡五稜郭(大政奉還のあった1867年に工事中断)が紹介されておりましたが、菊池大介選手(佐久サームFC出身)に聞いたら通じるのでしょうか?。

本編の「風雲児たち 幕末編 19巻」は夏に発売されると思いますので、次はそこで同じような記事を書きます。

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風雲児たち 幕末編 18巻 読了

今週、「風雲児たち 幕末編 18巻」が発売されましたので、購入して読みました。「ワイド版 全巻」「幕末編 1-17巻」のレビュー記事が安定してアクセス数がございますので、幕末編 18巻についても書こうと思います。

リイド社の「コミック 乱」という月刊誌(コンビニで買えます)で、今年の春~夏に掲載されていた回が取り上げられております。かなりの高確率で有名人が登場する帯コメントは、今回は漫画家の安彦良和さんでした。アニメーターだった頃の「機動戦士ガンダム」で登場人物のデザインをした方というほうが有名かもしれません。あっ、「機動戦士ガンダム」と「風雲児たち」は1979年開始で同期です

作者のみなもと太郎さんはオイラの親より年上なのですが、現在も20代の人たちに混じってコミケに行って「風雲児たち 外伝」を出している方なので、この人のリアルタイム世代が40代後半にもかかわらず「賭博黙示録カイジ」のパロディを作中に入れてきたりと、結構容赦しないです。

第18巻では安政の大獄の真っ最中で、

寅次郎こと吉田松陰が萩(野山獄)から江戸(伝馬町牢屋敷)へ護送されて取り調べを受ける
あーあ、シーボルトが30年ぶり2度目の来日でイネさんと会っちゃったよ・・・

といったあたりがメインとなります。吉田松陰が野山獄を出る際に高須久子とラブシーンのようなものがあります。

井伊直弼が殺される直前に咸臨丸が浦賀からアメリカに出航するエピソードもあるので、このペースで行くとあと3巻ぐらいは井伊直弼が生きているのではないかと思われます(年に2巻なので2012年の本でも生きていることになる?)。エピソードが多いことがこのマンガの醍醐味なので結構なことなのですが、みなもと太郎さんが結構高齢なので、これに伴って五稜郭陥落まで描ききれるかが心配です。

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風雲児たち 幕末編 1-17巻 読了

以前「風雲児たち ワイド版」を全巻読んだという記事を書きましたが、6月のワールドカップ直前に「風雲児たち 幕末編」の16巻まで読み終わりました。そして名古屋戦の日最新刊「風雲児たち 幕末編 17巻」が発売され、早速読みました

作者のとっくに還暦を過ぎているみなもと太郎さんは、1979年から幕末の漫画を描いているのですが、最初のカットが坂本龍馬なのにすぐ関ヶ原の合戦に戻って始まり、江戸時代を脱線しまくりで30年以上経った2010年の幕末編17巻は安政の大獄の真っ最中(1859年頃)で、吉田松陰が萩でまた入牢されたという状況です。2001年から「ゴルゴ13」のさいとう・たかをさんの影響力が強いリイド社に移籍して「風雲児たち 幕末編」になったのですが、第1巻はペリーが来日する直前のはなし(1851年頃)で、9年間で約8年分しか進んでおりません。「新選組!」(脚本の三谷幸喜さんがみなもと太郎さんのリアルタイム世代でファンであることも公言)も、「篤姫」も、「龍馬伝」も、上半期のうちにあっさりこの漫画を追い越しました

現在は「コミック 乱」というさいとう・たかをさんが「鬼平犯科帳」を描くために存在するような時代劇漫画専門月刊誌に、あわせて連載されております(姉妹誌の「コミック 乱 ツインズ」ともどもコンビニで買えます)。

ワイド版については元の3巻分を2巻にまとめるようになっているので1巻におけるボリュームが大きいのですが、幕末編についてはそれがないので1巻ごとの内容は普通の分量になっております。半年に1巻のペースで出ているので、次の18巻は2011年に出るものと思われます(<追記>第18巻は2010年12月末日発売とのことです)。

ここ数年のNHK大河ドラマはどの作品も現代ホームドラマ風のフィクションがかなり入っており、これを真に受けて日本史を勉強したり、大学入試の日本史の試験を受けるのはものすごく危険な感じがします。「風雲児たち」もギャグ漫画(ただし最近はシリアスになってきた)なのでそれなりにふざけている(のちに新事実がわかったことさえボケ扱い!)のですが、作者さんは相当史料を読み込んでいるようなので、事実の精度は高いです。まあ本当かどうかはわかりませんよ、坂本龍馬に会ったことがある人は誰も生きておりませんし・・・(坂本龍馬は公職についていないため、本人の死後に坂崎紫瀾が取材したことしか史料がない部分もある)。

伝記や大河ドラマだと主人公1人についてしか書かれませんので断片的ですが、この漫画だと福沢諭吉や大村益次郎を描くために尚歯会が描かれ、尚歯会を描くために前野良沢と杉田玄白が描かれという感じで脈々とつながっているので、歴史全体の流れを体系的に知ることができます。このため幕末編から読んではいけません。必ずワイド版1巻から読んでください

しかし、オイラの親より年上のみなもと太郎さん、9年間で約8年分しか進んでいない状況から、吉田松陰処刑から五稜郭陥落までのあと約10年分を描けるのでしょうか?。たとえば一連の「薩長同盟→寺田屋事件→龍馬が鹿児島に新婚旅行→第二次長州征伐→将軍家茂から慶喜に→天皇が孝明から明治に→船中八策→大政奉還→近江屋で龍馬暗殺→鳥羽伏見の戦い」がたった2年間の出来事だったというくらい、慶応年間はエピソードが今までとはくらべものにならないくらいハンパなく山盛りなので、正直かなり厳しいのでは?と思います。ちなみに大河ドラマの龍馬伝は龍馬の余命2年半(武市半平太死後)に全48話中20話を当てるそうです。

オイラがNHKの偉い人だったとしてこの本を読んでも、あまりにも超大河ドラマなのでアニメ化は不可能でしょう(オイラもわからない昭和のギャグも多し)。ただ抜き出してNHK大河ドラマに取り上げたら絶対に面白そうな人は何人かいます。特にジョン万次郎と楠本イネ(シーボルトの娘)の文政10年生まれの両者からはいい作品ができるのではないのかなあとは思います。ジョン万次郎は1/3以上がアメリカや海の冒険ドラマになってしまいますので予算等ちょっと難しいとは思いますが・・・。イネさんについても、現在連載のほうでは彼女にとって3度中2度目の重大な悲劇である「汚名を残すだけになる父親の2度目の来日」をやっている最中なのですが、ちょっと日曜20時向けの話ではないかもしれません。

ワイド版のときの記事と同様、リイド社がつけた帯コメントのメンバーが豪華だという指摘から、現在手元にある幕末編の17巻までのメンバーを敬称略で書いておきます。

<幕末編>
01 富野由悠季
02 三谷幸喜
03 庵野秀明
04 辻真先
05 糸井重里
06 荒俣宏
07 いしいひさいち
08 高取英
09 手塚眞
10 平岡正明
11 先崎学
12 表智之
13 水道橋博士
14 しりあがり寿
15 岡田斗司夫
16 中条省平
17 内記稔夫

いきなり「ガンダムの監督(富野由悠季さんはベルマーレフットサルのある小田原市出身)」と「(最近は箱根がかなり乗っかってきている)エヴァンゲリオンの監督」の登場で、間に「代表作多数の劇作家・脚本家」が入っているのがすごいとは思います。9巻には手塚治虫さんのご先祖(手塚治虫そっくりの顔にされている)が登場するための起用でしょう。糸井重里さんとかいしいひさいちさんとかかなり大物もいます。

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風雲児たち ワイド版 1-20巻 読了

半年前の記事で「風雲児たち」という歴史まんがをオイラがベタボメしておりましたが、あの記事を書いた直後あたりから楽天ブックスで「風雲児たち ワイド版」を入手して読んでおりました。ちょっとずつ読んでいき、約半年経った今週に20巻を読み終えました。ワイド版は愛蔵版なので通常の1.5倍くらいの容量があり、加えて歴史モノなので出来事を覚えておかなければならず、普通のマンガでいうところも35巻分くらいの労力はあるのでは?と思います。

幕末の歴史漫画なのですが、1979年の第1話は関ヶ原の合戦(どさくさにまぎれて合戦シーンに王貞治"選手"が混じっていた)で始まり、最終回(10年以上前の作品)は坂本龍馬が剣術修業のために江戸へ向かうところで終了します。ここまでが潮出版社という創価学会系出版社(横山光輝「三国志」なども出版)での出版で、その後リイド社(さいとう・たかをさんの作品を出版)に移籍して「風雲児たち 幕末編」として30年以上経った今もまだ続いております(あわせてそれまでの潮出版社版全30巻も「風雲児たち ワイド版 全20巻」として版権が移った)。ちなみに最新刊「風雲児たち 幕末編 16巻」で安政の大獄前夜が描かれており、作者のみなもと太郎さん(63歳)が水木しげるさん・森光子さん並みの化け物でない限り、存命中に五稜郭陥落あたりまで持ち込むのはこのペースだと難しいかもと思います。昨秋お会いしたときに一応そこまで描くようにお願いはいたしましたが・・・。

実は一度中学・高校生のときに読んでいる(ちなみにオイラは身内も含めてあの「学会員」ではありません)のですが、当時読んだときと今読んだときでは面白いなあと思うポイントに多少ズレがあるのが自分でも面白いなあと思いました。北海道に縁が出来たので蝦夷地関連(特に最上徳内)や、大黒屋光太夫を含む各種ロシアの話が面白かったですね。「ところで何でこの人が幕末の話に必要なの?」という人物がかなり多数いるのですが、話を先に進めるとその人を知っておく必要性にあとで気づかされるのですよ。それを知る瞬間がこの漫画の醍醐味です。戦後教育で教科書から除外された人物(高山彦九郎あたり)も登場します(というかこのあたりを知らないと尊皇攘夷を正しく説明できないので当たり前と言えば当たり前)。

読んで思ったのは、優秀な人物(風雲児)は日本全国にいたにも関わらず、それを活用出来た藩と出来なかった藩とでずいぶん差がついて明治に至っていることですね。仙台藩や鳥居耀蔵なんかイライラします。幕府内も保守政権特有の失敗を繰り返しているあたりは今の政治と大して変わらないなあと思いますし・・・。

そんな固そうな話なのですが、基本的にはしょうもない昭和風ギャグマンガなので、どんどん読むことが出来ます。ぜひ読んでください。なおこのマンガは途中から読んではいけません。関ヶ原の合戦のところから読むことをお勧めいたします。「ワイド版 1-20巻」では80年代・90年代に描かれたギャグ(なかには作者が子供時代の昭和30年代のものもある)を「ギャグ注」として注釈しているのですが、なかには「ギャグ注のギャグ注」が必要なのではないのかと思われるものがもうあります。もうJリーグ初年度に生まれた子が高校2年生ですしね・・・。

先日この本を貸したところ、リイド社がつけた帯コメントのメンバーが豪華だという指摘がありましたので、現在手元にある幕末編の6巻までのメンバーを敬称略で書いておきます(オイラ的には半分くらい知っていて、もう半分くらいはよくわからない方々なのですが・・・)。

<ワイド版>
(1・2巻の帯は受賞関係)
03 ラサール石井
04 平田弘史
05 夢枕獏
06 夏目房之介
07 小松左京
08 三谷博
09 米澤嘉博
10 藤本由香里
11 田中芳樹
12 平山亨
13 堀内啓子
14 泉谷しげる
15 高島俊男
16 松尾貴史
17 さくまあきら
18 三木宮彦
19 倉田英之
20 呉智英
<幕末編>
01 富野由悠季
02 三谷幸喜
03 庵野秀明
04 辻真先
05 糸井重里
06 荒俣宏

以前ちょっとだけイギリスにいたことがあるのですが、ヨーロッパではちょっとした程度で充分ですが、政治経済の談義が出来ませんとホワイトカラーとか高等教育を受けた者という扱いをされません(日本の民放が毎朝「芸能」「スポーツ」という名の「自社と協力会社のCM」をたくさん「情報番組」として流しているのとは大違い)。また「日本から来ました」となれば頻繁に日本だとどうなのか?ということの回答が必要になります。そうなってくると本当に社会科の「地理」と「近現代史」の知識って結構必要になり、文法や単語を知っていてもこの知識がないため答えられないということが出てきます。でも大正時代以降って学校では時間がなくて雑なんですよね、社会ではそっちのほうが必要な知識なのに・・・。学生さんで海外で働くことを目指している方は、ぜひこのあたりもお勉強をしていただければと思います。その手始めにこの本を読んでいただければなあと思います。

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10月25日は参議院神奈川県選出議員補欠選挙です

投票に行かない人に国内政治を語る資格はございませんので、明日は投票には行きましょう。Fリーグは代々木のセントラル開催で北海道戦が12:00からあります。

今日は午前中に用事を済ませたあと秋葉原に行きました。先日「風雲児たち」について「久しぶりに読みたいなあ」と書いたので、入手しようと思ったら、数日後に作者のみなもと太郎さんのサイン会有隣堂ヨドバシAKIBA店であるということで、そこで買うことにしておりましたので・・・。

三村ロンドさんが紹介していた古田敦也さんの本のサイン会と比べれば実にマニアックな世界なので、余裕でサインを書いてもらうことが出来ました(いつもオイラが手渡しているサイン用のペンではなかったですが)。50人ちょっとが描いてもらった人がいたでしょうか?。有隣堂ヨドバシAKIBA店ということでハルヒとか歴女とかの本が並ぶ横にオイラが最年少クラスといえるオジサマやオバサマが50人。関係ない人には「いったい何?」と思ったのではないでしょうか?。

みなもと太郎さんにも「でも初回(1979年)の時にはあなたは生まれてなかったでしょう?」と尋ねられましたが、ちょっと前に生まれております(当時字は読めませんでしたし、読み始めたのもリアルタイムではないですが・・・)。オイラの親より年上なので、絶対に話が完結するまで元気でいてくださいねとお願いさせていただきました。

ご本人によるとオイラの数列前がシーボルトの子孫のかただったそうです。この本は関ヶ原を起点に幕末を30年かけて描いて未だに未完のギャグマンガなのですが、保科正之買いたい新書(本作での呼称)関係の皆様、平田靫負田沼意次吉田松陰ジョン万次郎、そしてイネさんなどぜひNHK大河ドラマに取り上げていただきたい人を特に主人公を決めずに有機的に結びつけて物語を作っているのですが、ホント、シーボルトの娘ということで当時の日本としては超マイノリティだったイネさん(あっ、ジョン万次郎と同い年なのか。もし2人が明治時代に対談してたら面白かっただろうなあ。)と比べたら、オイラなんてよりいっそうヌルい人生だなあと思います。本の帯コメントを出している方々がそうそうたるビッグネーム(幕末編2巻の三谷幸喜さんとか同3巻の庵野秀明さんがリアルタイム世代でしょうか?)ばかりなので、オイラだけにウケているわけではないと思われます(朝日新聞手塚治虫文化賞を受賞したことがある)。歴史好きでしたらぜひお読みください

またクライマックスシリーズがセ・パともに決着がつき、ともにリーグを制した読売ジャイアンツと北海道日本ハムファイターズが順当に日本シリーズに出場することになりました。野村克也監督は残念でしたね。WBCの日本代表と台湾代表に選手を派遣しなかった中日ドラゴンズ(スタッフのみ派遣)が今回敗れたことは、出場した11球団とMLBの選手の多くが苦しいシーズンになってしまったことを考えれば球界にとって良かったことと思います

で、今日は湘南ベルマーレは水前寺競技場にて熊本戦があったわけですが、

熊本 1-0 湘南

「ここで負けては鳥栖に勝った意味がございません。」って書いたのに負けてしまいました。なにやっているんだよって感じです。今年はこの試合を除いた熊本戦が平日ナイトゲーム2試合ということで、実はJ2では唯一熊本を全く観ておりません(水戸にはこれから行く予定)。熊本は前回の湘南戦でも実施したゼロトップ(トップの藤田選手を後方のMFがどんどん追い越していく戦術らしい)という戦術だったらしいですが、それに敗れたかたちになるらしいです。湘南は2年続けてこの時期に熊本に負けるとは、学習能力がないなあ・・・。熊本とは今季1勝1分1敗と4クラブ目の年間引き分けということになりました(現在、年間勝ち越しが10クラブで、年間負け越しは0クラブ)。我々は鳥栖に勝った意味がなくなったことを神妙にうけなければなりません

このあとは天皇杯3回戦、J2ヴェルディ戦、天皇杯4回戦、J2甲府戦と湘南にとっては間の空く日程になりますが、きちんと準備をしなければなりません。川淵三郎氏などを迎えた「絶対J1!宣言」シンポジウムという講演が11月1日(日)にありますが、オイラは平塚市民ではないので日曜の夜はなぁ~・・・。湘南の試合ではないですし、東京農業大学の収穫祭ともかぶりますし、野球の日本シリーズもありますし・・・。日程が悪いなあ・・・。

菊池大介・古林将太選手がU-18日本代表に選出され、来月インドネシアで試合をするそうです。アジア選手権のさらに予選なので普通にやれば勝てそうですが、菊池選手はヴェルディ戦のベンチにおいて欲しかったなあとは思うものの、前回のU-20(村松・鎌田選手の世代)はアジア止まりだったことを考えれば、チーム作りのために今から全力を尽くすことはやむをえないと思います。

今年J1の大分が本日14番目の2010年J2リーグ参戦クラブに決定し、千葉と柏もかなり厳しくなりました。まあ大分はアレですが、元古川電工と日立である「サッカー丸の内御三家」のうちふたつが来年J2、もしも残留できたらその代わりも大宮(NTT)というのは2010年の昇格争いは相当厳しい。ヴェルディばかり目立っておりますが柏・千葉・大宮の親会社からの広告料収入もJ1でも多いほうでJ2と比べたら桁違いなので、2006年の柏のような選手の質が違いすぎるクラブが2つも落ちてくることになり、上位に割って入ることが難しくなります。だいたいヴェルディ(当時読売)に厳しく当たっていた川淵チェアマンの出身クラブの名称は元々「Jr East Furukawa UNITED」と堂々の企業名(ヴェルディもヤングフットボールクラブで「YFC川崎」とかしてからジェフの悪態をついたら面白かったんですけどね・・・)でしたし、最大で13,000人くらいしか入らないJ1規格でない日立台(臨場感があって当たり前)でほとんど試合をしている柏だけ今も黙認して、草津や栃木などのスタジアムには改修を強制したりなど、どうして千葉の2クラブだけひいきがあるのかと思っておりました。千葉のクラブには政治経済的に負けそうなのでわずか3枠を争うのには相手が悪いと思ってしまうのですよね。だから湘南には今年がんばっていただきたいと思います

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長寿まんが

先日プロ野球のレギュラーシーズンが終わり、厚木市出身の館山昌平投手(東京ヤクルトスワローズ)が見事最多勝のタイトルを獲得しました。おめでとうございます。人口のわりにはプロ野球選手がいる厚木市ですが、さすがにタイトル獲得となると中3途中まで在住の原辰徳選手(打点王)まで戻ってしまうので、快挙だと思います。ただスワローズは5割勝てていないのにクライマックスシリーズに出場できてしまうのはどうなんだろうか?とは思いますが・・・。日本シリーズにセ・リーグ代表でジャイアンツかドラゴンズが出るのならまあいいのですが、ただでさえ神宮の多くの試合がビジターファンで占めているのにレギュラーシーズンに負け越しているスワローズがクライマックスシリーズに出場したら萎えそうです。

野球といえば先週景浦安武選手が福岡ソフトバンクホークスを引退しました。マンガ「あぶさん」の主役なんですけどね・・・。でも現実のホークスのレギュラーシーズン最終戦でもセレモニーが行われ、そもそもあぶさんの背番号90番は現実でもずっと欠番でしたし、大阪球場に「あぶさん」の看板があったことをオイラもかすかに覚えております(当時の大阪球場は今の笠松といい勝負の集客だった)。まさに球団の象徴でした。しかし還暦を過ぎて未だに現役というのはとっくに無理がきております(オイラが生まれる前の長嶋茂雄さんが現役のときに南海ホークスに入団してますし・・・)。秋山監督の就任でとうとう監督より大きく年上(田淵元監督が同級生だった)になってしまいましたし、潮時でしょう。お疲れ様でした。

連載はまだ続くようですがあぶさんになにをさせるのでしょうか?。水島新司さんの作風は背景に浪花節的なストーリーを入れてくるところにあるので、スカウトに就任して全国の酒と肴を楽しみつつ高校・大学・アマ・BCリーグの選手達にアドバイスをする役回りになれば意外と面白そうな気がしますが、どうなることやら・・・。

いまさらこんな話をした理由はひらっちさんが萩(山口県)に行ったということで、オイラの中では「萩=風雲児たち」なのでそれを紹介したかったのですよ。その前ふりです。「風雲児たち」も1979年と負けず劣らず大昔にスタートしてタイトルや出版社を変えて未だに終わっていない幕末を描いたマンガなのですが、ふりだしが関ヶ原で坂本竜馬の登場に20年近くかけている吉本新喜劇調のマンガです(作者は還暦を過ぎております)。しょうもないオチが満載なのですがストーリーがかなりしっかりしていて、30年前に描いた関ヶ原のエピソードが幕末の話に必要だったのかと思わせたものが、21世紀に描いた話になってリンクしてきたりという大変な大河ドラマになっております(このため途中からではなく最初から読む必要があります)。

知名度が低い理由は最初の出版社が創価学会系の出版社で流通量が少なかったからだと思います。ただ競争の激しいジャンプやマガジンではこの内容のストーリーを何十年も続けることが出来なかったとも思えますので、それが良かったのかもしれません。このマンガ自体に布教的な要素はございませんし、現在はリイド社に移籍していてリイド社のオンラインショップを含むインターネット書店各社から購入することが出来るようになっております。オイラもベルマーレがJ2に落ちた頃以降の巻をあまり読んでいないので、久しぶりに読みたいなあと思いました。今のテレビや雑誌は昔と違って目先のことだけで内容のないものが多いなあと、この本を読めば思うはずです。今後もこういう作品が新たに出るのでしょうか?。通勤電車で座っている人は一昔前は新聞と雑誌のポスター状態でしたが、今は携帯電話のショーケース(たまに携帯ゲーム機が混ざる)状態なので厳しいでしょうか?。

今年のNHK大河ドラマのストーリー改変っぷりはどうなんだろうと思いますが、来年のNHK大河ドラマは早生まれのために加藤望コーチの1学年上となった福山雅治さん主演の「龍馬伝」とのことですので、そちらと違って全くイケメンが出ないギャグも古いギャグマンガですが、ぜひ「風雲児たち」もあわせてお読みいただければなあと思います。

オイラはエッチ中ではなく依知中のときに古本で読んだのが接点だったのですが、そういえば数年前「海星くん」という息子さんがいる人がいて「ひとでくん」って言いそうなところを必死にこらえていました。”海星”マリア様(学校名で「海星」となっているところはこちらが由来)からだったら女の子の名前だし・・・。オイラが子供の頃はたいてい沖縄か奄美在住のおばあちゃん「カマドさん」が長寿ランキングに入っていましたので、どんな名前がかっこいいかはその時代ごとに異なると思いますが、そうはいってもねえと最近の子供の名前には思う場合もあります。

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