よねの湯
こんばんは、近年国内アートに特化して毎年年間動員10万人越えを達成している平塚市美術館(ヴェルディ、横浜FC、町田、Bリーグの川崎あたりなどより平塚市美術館の方が毎年動員が多く、昨年夏の金魚展だけに限れば期間中マリノス・神戸・FC東京などと対戦したJ1ベルマーレ戦も平塚市美術館に完敗だった)が美人アーティストとして有名な土田泰子さんを2019年第一四半期に起用しましたが、本人来館日が湘南ベルマーレホームゲームに軒並み被らなかったのは果たして良かったのか悪かったのか?と思う、チャリ通です。次回の本人来館日はJ1の試合のない2019年3月23日(土)です。ベルマーレもおじいちゃんではなくマーメイド(人魚)やセイレーン(サイレンの語源、およびスターバックスのマークのモデル)が欲しいところです。
仙台戦の後、銭湯の「よねの湯」(よねのゆ)に行きました。公式ホームページは特にございませんので、神奈川県銭湯組合からの紹介を参照してください。
今は「銭湯」と「スーパー銭湯」がありますが、
銭湯:個人経営、県ごとに組合が形成され均一料金、お風呂だけ、ケロリン風呂桶、基本的にタオル石鹸は持参
スーパー銭湯:不動産やレジャーの法人の子会社が多い、基本的にタオル石鹸は用意されている、食事・漫画喫茶・マッサージ・歌謡ショー・仮眠室などがセットで料金にそれらも反映
という違いがあります。江戸時代から昭和30年代ごろまで銭湯が公衆衛生の増進に寄与していたために、平成が終わるころになっても料金が自治体から間接的に統制されていて、神奈川県は470円(日本一高い)です。川崎フロンターレや京都サンガFCなどは地元の銭湯組合と共同プロモーションを行なっており、川崎がJリーグのトロフィーの隣で風呂桶を掲げるのはこのためです。
曺貴裁監督が就任した2011年末に26万0千人だった人口が2019年3月には25万7千人まで減っている(しかも途中で三井不動産による開発で5千人増があったのに最終的にはマイナスなので、のべ人数減は総務省に過疎認定されている真鶴町より平塚市は減っていると思われる)、平成元年をピークにベルマーレや平塚市美術館を持ってしても衰退し続ける平塚市ですが、オイラが生まれる前の昭和30年代は「藤沢・横須賀・相模原より栄えていた県中西部の中心都市」と、オイラも繰り返し年配の平塚市民に説明を受けておりました(その昭和30年代生まれは今は還暦前後なのに・・・)。そう、ということは「その名残で銭湯がたくさんあるのでは?」と思ったのですが、平塚市内の銭湯はこの「よねの湯」の他は「富士の湯」しか残っていないそうで、予想と違い他地域よりスーパー銭湯に対してむしろ苦戦を強いられているようです(我が家は某市の銭湯組合のスタンプラリーに2シーズン連続参加しているので副賞のケロリン風呂桶がたくさんあるのですが、昨シーズンは市内にある8軒全部、今シーズンは7軒で6個スタンプが必要だった)。
平塚郵便局の交差点から西(大磯方面)に向かって歩き、「大雄建設」や「からあげ専門店(これが店名)」の角を南へ進むとすぐ、平塚市在宅福祉センターのそばによねの湯があります。駐車場はありません。<追記>駐車場はあるらしいです。銭湯としてはShonan BMW スタジアム平塚から最も近いものとなり、平塚駅からの距離はShonan BMW スタジアム平塚よりちょっぴり近いです。
たまにドラマや映画で昭和50年代のシーンがあると当時はオイラは幼児だったとはいえ平成のシーンと比べて「なんか違う感(少なくとも超合金のようなギア変速機のついた自転車に乗るうじゃうじゃいた小学生が背景にいないだけでも昭和50年代感がない)」があり、石原プロ刑事ドラマ・北の国から・山田洋次監督作品など「撮影も昭和50年代に行われていた作品」を観て「リアル昭和」と再認識できる時があります(昭和50年代に新社会人だった人々はちょうど定年退職しているので彼らがアドバイスできないためと思われます)。よねの湯・・・、建て替えていないリアル昭和です。平成の先にも昭和を残すという意味で貴重だと思います。この立地だと「平塚駅北口住人」と「横浜ゴム・パイロット・古河電工・高砂香料・三共製薬・日産車体の工員」の両方が見込み客だったのでしょう。
建物は昭和時代のものを使い続けており規模としては標準サイズ、西洋の城と湖のタイル画が風呂に掲げられていて、今は廃止しているところも多い番台方式です。サウナはありません。桶はケロリン風呂桶で、瓶牛乳・トマトジュース・缶ビールも冷蔵庫で販売されています。タウンニュースがよねの湯について記事を書いたことがあってそれがとても詳細ですので、ぜひお読みください。
その記事にもありますが、夏に配るベルマーレのうちわやグッズがあって、店主さんは湘南ベルマーレに関心が高いようです。しかしShonan BMW スタジアム平塚から徒歩1分のところにスーパー銭湯の湯乃蔵ガーデンというベルマーレのスポンサーがいるので、ベルマーレとしてはアピールが出来ないところが辛いところです。
お風呂は「バブルの風呂」「バスフレンド ジャスミンの風呂」「電気風呂」がありました。バブルの風呂だけなぜか46度と熱かったです。電気風呂は横から静電気のようなものが出ていて面白かったです。
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