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2019年4月

風雲児たち 幕末編 31巻 読了

こんばんは、2018年はNHK正月時代劇で三谷幸喜さん脚本で「風雲児たち」をやるという、昔のことを考えると「とんでもない大出世をされたものだ」と思ったのですが、2019年は歌舞伎座6月夜の部にて三谷かぶき「月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)」風雲児たちを公演するということで、2年連続の快挙に驚いている、チャリ通です。みなもと太郎さんのマンガであるこの作品のファンであることを、数十年前から三谷幸喜さんが公言していたので何の異論もないのですが、「やりたい!」って言うと何でもとおってしまう三谷幸喜さんの超大物ぶりが際立ちます

今回は大黒屋光太夫の話を歌舞伎化するそうで、昨年襲名した松本幸四郎さんが大黒屋光太夫役(松本白鸚さんが三谷ファミリーだからと思われる)、NHK正月時代劇では主演だった片岡愛之助さん(ロシアに留まることになる新蔵役なので超重要な役)も出演し、歌舞伎ですが八嶋智人さん(帰国を手助けするラックスマン役)の名前もあります。30巻の記事でも書いておりますが、大黒屋光太夫のお話はNHK大河ドラマでやれば絶対にヒットすると思われる長編冒険ドラマですが、NHK大河ドラマの予算では実現不可能と思えるくらい大変すぎるストーリーでもあるので、歌舞伎でやってしまうのは良いと思います。いやいや、これは楽しみです

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2018年11月末日に半年ごとのマンガ購入である「風雲児たち 幕末編 31巻」が発売されました。すぐに購入して2018年のうちに読んだのですが、昨年から頻繁に記事化出来ていないため、平成最後の日まで記事化が遅れました(夏には32巻が出ちゃうでしょうし・・・)。

今回の帯コメントは「NHK正月時代劇 風雲児たち~蘭学革命篇~」の演出をされた吉川邦夫さんです。巻末にはみなもと太郎さんとの対談が入っております。

31巻でも「文久遣欧使節(日露国境線交渉) 」 「安政の大獄の大赦令」「政事総裁職 松平春嶽」「参勤交代の廃止」「生麦事件発生直前」などと目白押しです

そう言えばこの漫画で描かれているような外交交渉を、今現在湘南ベルマーレサポーターが最前線で行っております。この漫画の「ギャグで描いた激熱交渉」のノリで外交やっていないとは言い切れない「湘南圧勝」大臣・・・。

幕末ドラマにしても受験の日本史にしても、名前はよく出てくるけどそれだけの人「松平春嶽(福井藩主)」ですが、この巻で「橋本左内など超優秀な人がお膳立てをしたから名前が出ただけであって、彼らを排除されてしまうと何もできない人」という主旨でハッキリ説明されてしまい、とても腑に落ちました。みなもと太郎さんは島津久光についても田舎者(大名になったこともないし、側室の子なので江戸住まい経験もないので、ほとんどが江戸育ちの他大名と話が合うわけがないが、明仁上皇様以降は島津久光の子孫なので昭和20年までは良い評価だった)で無能ということを鮮明にしていてまるで池上彰さんみたいですが、理由を説明してくれないとわからないのですから、「無難な千文字より効果的な1コマ」だと思います

安政の大獄の恩赦をなぜ行ったかは説明したものの、一橋慶喜がなぜ難色を示し、安島帯刀は絶対に許してはいけないと主張した理由はあやふやにしましたが、後のページで「安政の大獄での処罰は間違い」を公式に認めることで「安政の大獄での処罰された者たちのやっていたこと(尊王)は正しい」と公式に認めたことになって、とても腑に落ちました

幕府側の対応に大久保一蔵が対策を返すさまも見ごたえがありましたが、関係ないところから生麦事件が発生してしまうというところでこの巻は終わります。

学力テストのための日本史だと項目だけ覚える作業になってしまいますが、この作品だと理由や経緯がわかります。このマンガを読むメリットは、歴史を箇条書きではなく体系的に説明し、しかも大河ドラマのような一代記ではなく百年単位で世代をつなげて説明するのが、素晴らしいと思いますおなじリイド社より「風雲児たちガイドブック 解体新書」という解説本も別途発売されました。第1話が機動戦士ガンダム(「まんがはじめて物語」に視聴率で敗れて打ち切り)・テレビ朝日版ドラえもん・3年B組金八先生第1シリーズと同期の昭和54年(1979年/ガッチャマン・宇宙戦艦ヤマト・銀河鉄道999・ルパン三世第2シリーズ・ベルサイユのばらが現役で放送中で、1月までヤッターマンもやっていたというなかなかレジェンドな年)で、オイラも途中参戦(読者の中では若手)ですからねえ・・・。作者は70歳になりました・・・

明治政府成立に近づくほど、複数のストーリーが同時進行で進むのに、物語としてはひとつずつ説明しなければいけないため、「最新巻を読むために、以前の巻を復習用に手元に置いておかなければいけない」ところが厳しいのですが、こればかりはしょうがないです。歴史も結局ひとりひとりのドラマをつなげたもの(このマンガはチャカしていて、中には名誉毀損気味な描かれ方のひともいるけど・・・)ですから、センター試験の日本史のような箇条書き的なものではなく、面白いものだと思います。

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もうすぐ平成も終わり

こんばんは、先日よねの湯の記事にて「平塚市内の銭湯はこの「よねの湯」の他は「富士の湯」しか残っていないそう」と書きましたが、既にこの時点で富士の湯は不定期営業に移行していて、そして現在は実質閉店のようで、「平塚市内の銭湯はこの「よねの湯」しか平成を越えられない」に訂正ということを残念に思う、チャリ通です。

何回か富士の湯跡地には行っていて、記事が書きやすそうだったという意味でも残念でした。JR平塚駅北口地域は明治時代に鉄道が出来て以降の街で、その商店街を出たあとの「平塚市見附町」と「平塚市平塚」が東海道平塚宿に該当します。赤坂見附とはサイズが違いますが同様に前後を見附(見張り台)で挟まれた場所が東海道平塚宿で、地名の由来となる「平塚の塚」も平塚市平塚にあります(公園の充実ぶりだけはどこにも負けない平塚市なのでここも公園化されている)。見附を過ぎたあたりを大磯方面に直進すると歌川広重の有名な平塚宿の浮世絵はここの風景だということが認識できます。

富士の湯のあった平塚二丁目は遊郭があったところなのですが、売春防止法ができたのが昭和20年代と既に70年経っていることもあり、現在の平塚二丁目は完全にただの住宅街です。あっ、遊郭についてですが、明治時代ごろまである程度の規模の宿場町と温泉宿には必ずあったものであることを理解しないと落語・講談・歌舞伎は成り立ちません(横浜の真金町の桂歌丸の親もこの業界)。遊郭は平塚宿よりも藤沢宿の方が有名(江戸時代の時点で江ノ島・鎌倉観光の「ついで需要」があった)でしたし、厚木市ですと寿町一丁目にありました(地名の由来は「集め木(厚木)の渡し舟の両岸」だったので、川向こう海老名市に「厚木駅」「アツギ株式会社」があるのは歴史的には間違いではないのですが、「厚木基地」「海自厚木マーカス」の由来は遠くて歴史で説明できない)。遊郭のイメージを払拭するために大正時代に阪急が考案したものが宝塚温泉の少女歌劇でもあります。現在NHKBSプレミアムでまた再放送されている「おしん」では、ちょうど本日の放送で母(当時36歳の泉ピン子さん)がブラジル移民になる代わりに銀山温泉の酌婦もやるのですが、これは「似たような仕事」であることを視聴者が察してあげないといけないのです(直接的に説明するとNHKに世界の視聴者からクレーム殺到でしょうし、実際このあと悪く書かれた佐賀県から当時クレーム殺到だったらしい)。それくらいまだ半分江戸時代だった明治40年代の小作農は貧乏でこの仕事は常識的な仕事だったようです。馬入川を渡る準備で大きな宿場町だったという歴史は、当時は遊郭すらない田畑だった茅ヶ崎や海老名にはないので平塚は生かすべきなのですが、今ではこちらに遠慮して平塚と名乗ることを断念した過去のある駅に圧倒的完敗(そっちの平塚に移住の場合はベルマーレOBの原竜太専務に相談しましょう)である平塚駅北口の歴史に配慮されて、平塚では生かせておりません(富士の湯の予定稿書いちゃった)。

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さて、いよいよ10連休ゴールデンウイークになりました。毎年ゴールデンウイーク中にはJリーグやNPBに限らず、さまざまなオリンピック競技やラグビーの大きめの試合が開催されます。令和になればいよいよラグビーワールドカップと東京オリンピック出場権争いが本格化するので、いろいろ注目です。大相撲は毎年国技館で無料公開される稽古総見を今年は即位関連イベントに配慮して秋場所前に延期しましたが、Jリーグも同様にミッドウイーク開催をJ1からJ3まで今年はやりません

本日平塚では横浜ビーコルセアーズが毎年レギュラー出場しているB1残留プレーオフが、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で開催されていたのですが、今シーズンは敗退してしまい、非常に条件説明が大変なので説明できないB2側の結果で「残留・入れ替え戦・降格」のどれかになるそうです(理由はB1ライセンスをとれないチームが当落線上に複数あるため/経営的に湘南ベルマーレ越えが確実な千葉ジェッツふなばしや、栃木SCサポーターをすべて奪いつくして「県内ではSNSの中でしか存在感がない栃木SC」の買収を提案しても不思議ではない勢いの栃木ブレックスがある一方で、Bリーグは来シーズン消えていても不思議ではないチームも多く、特に群馬と福岡はバスケットボールもザスパやアビスパ並みにグダグダ)。

それにしても「横浜」を名乗っているのに大事な試合を平塚でやりがちなビーコルセアーズ ですが、 救済してもらったDeNAと産業能率大学のうちDeNAに見限られて川崎に行かれたからとはいえ、「満席でようやくB1平均動員」のトッケイセキュリティ平塚総合体育館で大事な試合というのは、いかがなものか?と思います。こういう試合こそ横浜でやるべきです。相手のレバンガ北海道は「折茂武彦選手48歳が試合に出られて当然のような残念な選手層」で「レバンガのユニフォームが湘南ベルマーレそっくりなのにあえて平塚開催」というツッコミどころ満載の対戦相手なのにホームでこの結果では、東芝時代から県内で伝統ある川崎ブレイブサンダースに横浜が対抗なんて無理です。

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湘南ベルマーレですが、

第8節 川崎戦(等々力):無理
カップ第4節 マリノス戦(ニッパツ):無理

どちらも平日開催なので無理です。よってコメントできません。強いて言えば、今春は「調子が悪そうな相手には勝つ可能性が高く、そうでない相手には確実に負ける」で、典型的すぎる弱いチームです。怪我人はどのクラブにもいるので理由にはなりません。

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4月28日(金)は駅前不動産スタジアムにて14時キックオフの、明治安田生命J1リーグ第9節のサガン鳥栖戦です。湘南の元鳥栖は山﨑凌吾・野田隆之介選手がいます。平成最後の湘南ベルマーレ公式戦です

この試合、我々よりホームのサガン鳥栖のほうが注目を集めております。サガン鳥栖はここまでの8試合で1得点しか挙げておりません。その1得点でジュビロ磐田に勝利した以外、リーグ戦で勝利がありません。FWに有名選手を集めてこれというのはまずく、鳥栖はこの試合を落とすと金明輝監督代行を立てることも考えられます。

とはいえ、上記のとおり典型的すぎる弱いチームである湘南ベルマーレが確実に勝てる相手ではありません。湘南は伝統的に山陰・山陽・四国・九州での試合会場を苦手にしているクラブですので、頑張らなければいけません。

株式会社アールエムエージェンシー代表取締役様のようなお仕事でしたら、アウェイに行ったブログやSNSを「湘南ベルマーレのスタジアムナビゲーターを充実させるための取材の成果物」として税務署に提出することで、納税額をオフィシャルクラブパートナーやアウェイ遠征交通宿泊費に振り替えることが正当な権利としてできますが、普通のサポーターにそれは出来ません今回の10連休ゴールデンウイークに伴う交通・宿泊料金設定に対して関東から九州に行ける皆様、家族や住宅のこともあるでしょうにすごいと思います。行けないサポーターの代わりに頑張ってください。

前半17戦でみると平成時代に調子の悪いクラブとの試合が多く、令和時代に調子のいいクラブとの試合が多いように思いますので、鳥栖戦には勝っておきたいです。また連休明けにはFIFA U-20ワールドカップポーランド2019の日本代表選手発表がありますので、齊藤未月選手は内定していると思われますが、鈴木冬一選手など可能性のある選手は頑張ってください。国外ではサッカーはオリンピックよりFIFA U-20ワールドカップのほうが価値が高いです。

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ココログがご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません。

こんばんは、2019年3月にココログがリニューアルされたのですが毎度のことながらボロボロで、またココログを辞める人が増えるのだろうなあと思った、チャリ通です。とりあえず富士通と違って動作テストをするという文化がこの会社にはなく昔から慶應SFCの学生ベンチャー企業より酷いです。不具合報告が増えるとまずサポートへのアクセスを迅速に難しくして受付を減らします。既に富士通子会社の時点で技術力の低さが露呈していたのですが、ノジマ(KDDIがNECより買収したBIGLOBEのビジネスモデル狙いと思われるので、ニフティの創業各事業にはそんなに興味がないと思われる)に売り抜けして悲惨な状態になっております。徐々に改善されてきておりますが、ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。詳しくはtwitterで2019年3月や4月のココログについて検索してください。

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天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会の日程が発表され、湘南ベルマーレは7月3日(水)Shonan BMW スタジアム平塚にて19時キックオフの2回戦、三重県代表対兵庫県代表の勝者からスタートとなります。順当に行けば3回戦はJ2のVファーレン長崎戦となりますが、YBCルヴァンカップグループリーグと天皇杯J1J2シードは前年度のリーグ戦順位に合わせて自動的に決まるものなので、相手が長崎(夏に「FW全とっかえ」が必須的な不振により、そのうち「亀川・大竹選手の元湘南ツートップ」とかやりそうなくらい長崎は得点不足で低迷中)については驚きはありません。勝ち進むことができれば2020年1月1日に新国立競技場のこけら落としとして開催される決勝戦に出場できます

2回戦で当たるかもしれない三重県サッカーについては以前書きましたが、「三重県央での新スタジアム建設計画に、四中工OB会とそれにひもづくジュニアサッカーがこのクラブを通して熱烈協力だけど、でもまだ東海リーグ:FC ISE-SHIMA」「アンチ四中工を鮮明にしてグランパスより名古屋に近い桑名にあるクラブなのに、敵地四日市で常時ホームゲームをしたいとか、わがまましか言わない:ヴィアティン三重」「3つの中で最古参で最も失敗を繰り返しましたがようやくJFL昇格で、スペイン人女性監督とお嬢様聖水で話題作り:鈴鹿アンリミテッド」という「うーん↓」なクラブが三つ巴の県なので、どこが勝ち上がってさらに兵庫県(ヴァンディオンセ加古川か関西学院大学が勝ち上がると思われる)に勝てるかは、「静観」ですね。まあビジターサポーターとしては正直「試合前後に松阪牛と焼き鳥、伊勢神宮、鳥羽、志摩観光ホテルに行ける」方が、「伊賀に近いサーキットの鈴鹿」や「川崎・磯子・蘇我のミニチュアである四日市」より魅力的ですが・・・。

なお4月21日(日)には、天皇杯の神奈川県予選である第24回神奈川県サッカー選手権大会準決勝「SC相模原 対 桐蔭横浜大学二軍 戦(11時)」「YSCC横浜 対 桐蔭横浜大学一軍 戦(14時)」の2試合がShonan BMW スタジアム平塚で開催されます。今まで見た感じですと「インカレ(J1特別指定選手も出場)>JFL(流通経済大学二軍も参戦)=J3(3つのU-23チームは高校3年生前後の選手が出場なので正確にはU-23 ではなく「大部分はU-20 & それ以外数名」)」くらいなので、実は優勝候補は相模原やYSCCではなく桐蔭横浜大学一軍なのですが、どうなることでしょうか?。

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令和になってすぐの5月25日に「Fリーグ2019/2020(いつも開幕前に最終順位がだいたい決まるため全く盛り上がらないもんだから、また冠スポンサーに逃げられた)」が開幕し、やっとサッカーと同じエンブレムに戻る湘南ベルマーレフットサルクラブもF1リーグで開幕します(ラグビーセブンスまでサッカーと同じエンブレムはまずいのでは?)。とりあえず6月8日(土)に藤沢の秋葉台文化体育館7月20日(土)にトッケイセキュリティ平塚総合体育館(J1ベルマーレはアウェイの日)、11月17日(日)に南足柄市体育センターでホームタウン内地方開催があるので、ご確認ください。なお浜松に変わって、YSCCではなく長野がF1リーグに昇格しています。

今年は2020年東京オリンピックに選手を派遣を念頭に、特にビーチバレーには頑張って欲しいです。Jリーグクラブ傘下のスポーツチームも増えましたが、その中で現実的にオリンピックを目指せるチームは、まだ湘南ベルマーレビーチバレーチームと男子カーリングの北海道コンサドーレ札幌(冬季競技)くらいしかないので、牽引して欲しいです。

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J1湘南ベルマーレですが、

第6節 磐田戦(BMWス):行った
カップ第3節 札幌戦(札幌ドーム):無理
第7節 松本戦(BMWス):行った

明治安田生命J1リーグ2019 第6節 湘南 0-2 磐田

絶不調の磐田と絶好調だった湘南との試合、かつホームゲームでした。平塚市総合公園の桜はギリギリアウトかもしれないなあと思っていたのですが、絶妙な天候のおかげで「ピークをほんのわずか過ぎた程度」という素晴らしい桜でした

試合の方は怪我人が何人かいたために開幕時には考えられないような先発11人でした。清水戦はこれに近いメンバーで勝てたから不問でしたが、この試合はこれが裏目に出ました

そもそも新潟・千葉でアンチ湘南スタイル的なFWだった指宿洋史選手を今年獲得して驚きだったので、それは何か秘策があるのだろうと思っていたのですが、秘策など何もないことがこの試合でわかりました。そこにいるのは指宿洋史選手なのになぜかひたすら山﨑凌吾選手のプレイを彼に求める攻撃を工場の機械のごとく繰り返し、これで相手は関係なくほぼ完封決定でした。また松田天馬選手の守備に難があり、1列後ろで3階級特進のためか小野田将人選手にミスが多い、というところも思いっきり突かれました。開始20分くらいで梅崎司選手を交代させてくれと思うくらい出来が悪く、結果としては小野田選手の不運なオウンゴールと、GKがセットプレイに参加していたためにガラ空きだったゴールにロングシュートを決められて負けましたが、この日の湘南なら磐田ではなくJ2クラブでも勝てたと思います

 

明治安田生命J1リーグ2019 第7節 湘南 1-1 松本

オイラの勤務先も含めて最近はTOEICのスコアを持っていないと入社できない会社が結構あるので大学生の受験率が高いTOEICの、この日は試験日でした。17時キックオフなら県内の受験会場からギリギリ間に合うという設定だったと思います。しかしTOEICは年に10回もあるので毎回受けるものではなく、Jリーグ、NPB、Bリーグあたりの興行に相関はなさそうな気がします。またこの日はBリーグのレギュラーシーズン最終戦でもありましたが、一番近いところでも「過去に今のライジングゼファーと同じようなことをして産業能率大学に救済してもらった不人気の横浜」ということもあり、こちらも湘南の集客にそれほど影響は与えないと思います。そしてこの後10連休が控えていることを考えて、「レジャーは後で」という思考が働いたことも事実だと思います。

そんな状況でこの日の集客は10,417人で、松本山雅FCサポーターが来てくれなかったら7千人くらいと思われ、ここ数年平均動員18,000人越えのJ1リーグでは失格級の動員の少なさだったと思います。結局降らなかったものの「雨予報(客席に屋根はない)」と「日曜19時終了予定(翌日は仕事や学校)」というところをクラブが甘くみていたのではないでしょうか?。今年はサンフレッチェ広島がAFCチャンピオンズリーグ出場の影響で金曜開催が多いため彼らだけが湘南に付き合ってくれていますが、おそらく湘南は年間動員が良くて17位、普通以下なら最下位だと思われます。クラブは顧客満足度をとかおっしゃっておりますが、湘南は「J1最低レベルの施設を利用」かつチケット代も安くないので、その分野もマイナスからのスタートであることを忘れてはいけません。この日の集客はちょっと考えさせられるものでした。

ベースボールシャツ、御朱印帳GKユニフォームの販売がありました。既にJ1・J2のいくつかのクラブがクラブオリジナル御朱印帳を販売しておりますが、ベルマーレとしては御朱印帳は初めてです(ファンの人数がグッズの種類数に大きく影響をするので、動員の少ない湘南は新グッズが出しにくい)。Jリーグは特定政党や宗教に依存していないことになっている(ただし読売ヴェルディどころかAS横浜フリューゲルスという呼称までAna Satoだからと糾弾すると同時にJr East Furukawa UNITED 市原という企業名のクラブだけは認め、フジテレビ系列テレビ静岡が無から作ったクラブをいきなりJリーグにスーパーシードして説明できなくなるからヤマハ発動機を落選させさらになぜか当時市民クラブと呼ばれた清水エスパルス(唯一のJリーグ以外のリーグに参加した過去がないクラブ)の件と同様に、いつものとおり宗教にも例外が用意されていて、アルビレックス新潟の親会社の学校法人のそのまた親会社は古町愛宕神社という宗教法人なので、将来この形式を真似た新興宗教JリーグおよびBリーグクラブが地方で登場する可能性は高いと思う)のですが、御朱印帳程度なら問題ないと思います。コレクターに女性が多い(年齢は幅広い)ことと、「北海道から沖縄まで、ある程度人口があるところに御朱印を発行できる寺社あり」ということで地方遠征にも旺盛ですし、ついでに必勝祈願にもなりますし、御朱印はJリーグと関連付けたいなあと思いますので、良いと思います。鎌倉市内だけで御朱印を全部埋められそうですが、ベルマーレホームタウン内に他にもいっぱいあるのでぜひどうぞ。


でも他クラブを真似するなら、大人以上が対象の御朱印帳よりも、いろいろなクラブや平塚競輪が用意している「スタジアム無料Wi-Fi」の方を先にして欲しかったです。平塚市が周辺市と比べて高齢者の意向で官民とも物事が進むことが多すぎるということもあり、こういう働き盛り世代以下の常識が平塚市では非常識(だから進学で子供が平塚市を出て行って戻ってこず、就職や結婚による補充が平塚市は乏しい)というのは、本当になんとかして欲しいのですが、当選する市長・市議の公約が毎度忠実に実行されてこうなっていることもまた平塚市の特徴なので、どうしようもありません。

試合の方は怪我から復帰した大野和成・山﨑凌吾選手 が代理出場していた選手との圧倒的な違いを見せつけて、余裕の展開で進むのですが、肝心の得点がありません。これがこの後響きました。

後半早々に波状攻撃から武富孝介選手が先制点を挙げるのですが、60分(後半15分)過ぎから湘南の選手の運動量が落ち、83分に松本のレアンドロペレイラ選手のスーパーゴールで同点に追いつかれました。復帰した大野和成・山﨑凌吾選手だけでなく齊藤未月・菊地俊介選手も怪我で少し離脱していた時期があったくらいなので、スタミナに難があるのでしょうか。後半のさらに後半でパフォーマンスが落ちる問題は今後対応が必要です。平成最後のホームゲームは課題の残るものでした。

試合後に元湘南の高橋諒・村山智彦・安東輝選手が挨拶に訪れました(パウリーニョ選手はこなかった、岩上祐三選手は怪我でメンバー外)。松本山雅FCは反町監督をはじめ元湘南の選手が多いので、大分・徳島・福島あたりと同様頑張っていただき(選手の再就職先を確保いただき)たいと思います。

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4月19日(金)は等々力陸上競技場にて19時キックオフの、明治安田生命J1リーグ第8節の川崎フロンターレ戦です。川崎の元湘南は安藤駿介・下田北斗選手で、湘南の元川崎は曺貴裁監督がいます。

インターネット配信を担当するDAZNの要望で、NFLでは伝統のある「土日の試合は1試合だけピックアップされて平日開催」となりますが、今回はそれよりも川崎はAFCチャンピオンズリーグの試合が数日後にあるのでそちらの影響で金曜開催を受け入れているようです。川崎が強豪ゆえに平日開催が多いのですが、神奈川ダービー扱いなのに平日に割り当てられるのは残念です(しかも2年連続)。昨年のホームゲーム川崎戦は雨天順延でこちらも平日開催でしたし、天皇杯も平日開催でしたし、前回の休日川崎戦は会場を問わず2016年まで遡ってしまいます

ビジターゲートから入場の場合はクリアファイル&トレカ(早稲田アカデミー提供)はもらえません。東京都内・川崎横浜市内在勤の方は、品川から57kmの平塚(上野から牛久大仏と同じ距離)より近いので、ぜひどうぞ。現在湘南と川崎は勝点10で並んでいるくらい川崎は不調ですので、何とか勝ちたいところです。大量のJリーグ入団選手を出すものの「日本代表選手にはなれないし、指導者としても大成しない」が千葉県内で有名な市立船橋高校(元日本代表コーチ小野剛さんは県立船橋)だったのですが、鬼木達監督が川崎で覆したことが県内で話題になっております。代表選手の方を覆しそうな杉岡大暉選手を誘わないように鬼木監督にはお願いしたいところです。

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2019年3月

こんばんは、4月まで平成で5月から令和だそうで、「天皇陛下存命のうちに交代」っていうのは明るいんだなあと思った、チャリ通です。前回の新元号発表は昭和天皇が亡くなられたということを意識せざるを得なかったので明るくなかったです。この後は実子ではなく弟ということを考えると、令和の次も早めに生前交代と思われますね(用意していたのに即位前に弟が先に亡くなられたらかわいそうですから、そのために父の明仁天皇が自ら前例を作ったと思われます)。

 

皇太子徳仁親王(1960年生まれ:明仁天皇即位時より年上の59歳)、秋篠宮文仁親王(1965年生まれ:53歳)、悠仁親王(2006年生まれ:12歳)ということを考えると、キングカズ選手(1967年生まれ:52歳)は昭和・平成・令和・文仁天皇の元号・悠仁天皇の元号まで、「5代に渡る現役プロサッカー選手」は決定的でしょうから、小野寺会長存命中は横浜FC、それ以降はキヨショー相模原支店ことSC相模原(2013年以降の背番号11は彼に与えているから空いているとオーナーが明言している)で、あと30年くらい二足歩行(さすがに介助や器具が必要になったら引退でしょうし)をして頑張っていただきたいなあと思います。

 

三村ロンドさんがご結婚された2019年も、湘南ベルマーレのシーズンが開幕しました(ロンドさんおめでとうございます)。新婚のロンドさんより行っている試合数は少ないですが、たまたま平塚から100km以内ばかりだったこともあり、オイラも湘南ベルマーレ戦に行っております。CSフジテレビのJリーグYBCルヴァンカップ中継のオープニングって、前回優勝クラブがセンターポジションなので、杉岡大暉選手がセンターポジションで20クラブが並ぶのですね!

 

第1節 札幌戦(BMWス):行った
第2節 FC東京戦(BMWス):行った
カップ第1節 長崎戦(トラスタ):無理
第3節 鹿島戦(カシマ):行った
カップ第2節 マリノス戦(BMWス):CSフジテレビTWOで観た
第4節 仙台戦(BMWス):行った
第5節 清水戦(アイスタ):行った

 

2019年3月は試合ごとに記事化出来ませんでしたが、この記事で出来るだけ書きます。

 

明治安田生命J1リーグ2019 第1節 湘南 2-0 札幌
ホームタウン全市町から代表者が来ておりましたが、この日は市長選挙期間中であった厚木市からはさすがに市長は行きませんでした。
2019年の1stユニフォームは流行を押さえた上でかっこよかったです。ちなみに早速小田急のOPクレジットの新カードデザインに色違いでパクられております。
北海道・東北・北信越のJ2以上のクラブは、どのクラブも第1節の先までキャンプを行ってホーム開幕戦でようやく帰ってくるので、「長期キャンプ終盤にあたるリーグ第1節の北海道・東北・北信越のクラブは、気疲れでもれなく弱い」が定番になっております。年初に「開幕戦がホームで札幌」と発表されて、正直ラッキーと思いましたし、実際そのとおりの結果に終わりました。くじ運勝ちです。

 

明治安田生命J1リーグ2019 第2節 湘南 2-3 FC東京
とりあえずFC東京は選手の質が高いなあと思いました。久保建英選手は高校生ということを考えると驚異的にデキる選手であることは間違いないのですが、この日のFC東京で一番注意しなければいけない選手ではなかったです。「永井謙佑選手は初速が速い」ってことは秋元陽太選手を筆頭にみんな知っているはずなのに、湘南の選手との10m競走で出し抜かれまくりでした
試合中に坂圭祐選手が負傷しました。
いい勝負でしたので次に期待です。しかし次のFC東京戦はラグビーワールドカップによる長期アウェイ期間明け最初のホームゲームであるFC東京対湘南戦になるので、湘南は非常にやりづらそうです。


もはや「ビアガーデンに行ったらなぜか余興がサッカーだった」なFC東京サポーターは、アホだろう(褒め言葉)としか言いようがありません・・・。 

FC東京のスポンサーである「XFLAG」はミクシィのゲーム部門なのですが、東京ヤクルトスワローズのユニフォームスポンサーにもなりましたし、千葉ジェッツふなばしでは3番手スポンサー扱いだけど支払金額はダントツ1番(まあベルマーレにおけるライザップのようなもの)だそうで、めちゃくちゃ羽振りがいいなあ〜。

 

明治安田生命J1リーグ2019 第3節 鹿島 1-0 湘南
湘南にラフプレーが多かったです。Jリーグはイングランドと比べると球際の激しさが今でも乏しいのを改善しないと、日本代表戦や個人の欧州移籍で苦労すると思うのですが、球際の激しさとラフプレーは違います。弁解の余地がない岡本拓也選手の退場で勝負ありでした。

 

明治安田生命J1リーグ2019 第4節 湘南 2-1 仙台
確かに2018年前半に仙台を上位に押し上げたレンタルなどの選手が今はいないのですが、スコア以上にベガルタ仙台が弱かったです。多分J2の上位の方がこの試合の仙台より強いです。厚木中のジャーメイン良選手はメンバー外でした(GKやDFならともかく、FWで24歳のシーズンなので、現状の起用法のままなら仙台から移籍してほしい・・・)。
3月上旬のうちに湘南の選手に怪我人が続出したため、この試合では「昨年のJFLから3階級特進の小野田将人選手」と「3月までは高校生の鈴木冬一選手」が先発ではリーグ初出場となりました。ここで小野田将人選手が得点し、鈴木冬一選手が出場停止の岡本拓也選手からポジションを奪いそうなプレーを、明らかに弱い仙台相手だから出来たことが大きいと思いました。今年「も」湘南は主力選手と控え選手の差が小さく、カップ戦のほうで優位です。

 

明治安田生命J1リーグ2019 第5節 清水 1-3 湘南
富士山は冬に雪を蓄えて夏に雪が消滅するので、春の富士山がもっとも「いかにも富士山」という見栄えなのですが、この日の日本平から観る富士山は素晴らしかったです。桜は関東より開花が遅かったです。
前節の仙台ほどではなかったですが、この日の清水も「いったいどうしたの?」というレベルでチームの出来が悪かったです(小野田・鈴木・松田選手といったポジション奪取組が慣れた分だけ仙台戦より出来が良かった)。仙台戦同様、この試合では湘南が強いとは言えません。
試合後にスタジアムから桜橋駅(「SC相模原本店」こと「静岡市立清水桜が丘高校(旧キヨショー)」の最寄駅)まで歩くことになったのですが、4kmを苦もなく歩けました(というか地元在住のかたも同じように歩いている)。途中にあった龍華寺で拝観料をとられたのはがっかりだったのですが、お庭はかなり立派で富士山ビューも良かったです(ただしアイスタと眺望が似ています)。湘南だとこのレベルの眺望があるところは吉田さんとか、大隈さんとか、なぜか政治家の物件を取得できるプリンスホテルに先に別荘を建てられてしまっていたので、このレベルの眺望がある寺社は湘南にはあまりありません。

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4ٖ月6日(土)はShonan BMW スタジアム平塚にて16時キックオフの、明治安田生命J1リーグ第6節のジュビロ磐田戦です金子産業創業100周年スペシャルデーです。磐田の元湘南は大井健太郎選手がいます。

 

日本代表で背番号10番を着用した選手は揃いも揃って監督として無能という定説どおり、名波浩監督は仙台や清水と同様に今シーズンまだリーグ戦で勝てていません。2018年にどうしてもJ1に残留したかったジュビロ磐田は台風による延期試合「磐田対湘南戦」をJリーグYBCルヴァンカップ決勝戦3日後に組む(他の延期試合は別の週で、さらにその3日後に湘南は金J清水戦だった)ということをしたため、湘南ベルマーレはJリーグYBCルヴァンカップの優勝パーティなどのイベントをキャンセルしています。さらにその磐田対湘南戦後に名波監督がテレビで目論見どおり勝ち点を獲得したと発言しました。もうこの試合8対0ぐらいで勝たないと湘南側は誰も納得しないと思います。別にいつでも良かった「YBCルヴァンカップ優勝記念碑除幕式」を磐田戦にあわせたのは意趣返しだと思います。毎年恒例の開幕前の磐田との練習試合、坂本紘司さんに磐田所属歴があるにも関わらず今年はやりませんでした。

 

名波浩監督と無関係にジュビロ磐田がJリーグを代表する若手の育成が下手なクラブのひとつであるため、磐田はベテラン選手ばかりです。湘南は前年の主力が新卒にとって代わられるクラブであるため磐田とは真逆のアプローチになり、そのあたりが見所になります。

 

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