明治安田生命J1リーグ 2018 第17節 神戸vs湘南 戦
こんばんは、元湘南で浦和のDF遠藤航選手がベルギー1部リーグのシントトロイデンに移籍するということで、がんばってきてほしいなあと思う、チャリ通です。
UEFA圏外選手がUEFAの有力リーグに参加するには、あちらがユース扱いをしてくれる23歳11ヶ月までにUEFAのどこかのクラブに所属できないととても厳しい(アンドレバイア選手のフェイエノールト入りも、梅崎司選手のグルノーブル入りもどちらも20歳のときだった)のですが、フィギュアスケートファンが「羽生結弦世代」を定着させようとうんざりするほど躍起になっている「1994年生まれ(他に大谷翔平・鈴木誠也・高木美帆・萩野公介・植田直通選手など今年24歳)」に国内スポーツ界・芸能界が差し替えを進めている世代より年上である25歳と、正直年齢のいっている遠藤航選手がUEFAのクラブに入団できたのも、シントトロイデンの親会社が日本企業のDMMだったことが大きいでしょう。コネであろうと活躍すれば問題ありません。欧州でプレイできるチャンスを生かしてほしいなあと思います。これで湘南ベルマーレも請求すれば連帯貢献金がもらえるのでしょうか?。
湘南ベルマーレもユース出身者としては初のUEFAプロ契約選手ですので、喜ばしい限りです。これだけ世界中の優秀な選手が欧州でプレイしている以上、一度は欧州でプレイしないと日本代表選手としては厳しいでしょうし、2018年ロシア大会でさえ現役・元欧州組ばかりが日本代表として試合に出ていたのですから、がんばってほしいなあと思います。
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先日の西日本豪雨で広島・岡山・愛媛を中心に200人以上の方がお亡くなりになり、復旧作業も残っている状態(熊本地震や中越地震より被害がはるかに大きい)で、お見舞い申し上げたいです。
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7月22日(日)はノエビアスタジアム神戸にて18時キックオフの、明治安田生命J1リーグ第17節のヴィッセル神戸戦でした。日曜ナイトゲームなのでまあいくのは難しいと思っていたのですが、6月下旬に兵庫県出張がこの時期に入る可能性が高まり、7月上旬に実際に行くことになったので、宿泊先を規定の上限いっぱいであるホテル竹園芦屋に前泊として24時間ほど早く移動して、まさかの神戸戦に、あまり費用がかからず行けることになりました。
7月22日の朝に兵庫県入りし、甲子園歴史館、西宮神社、打出天神社(ここまで阪神電車)、JR芦屋駅まで歩いてホテルチェックイン、湊川神社を経て、ノエビアスタジアム神戸に行きました。南関東より兵庫県のほうが暑いです。
阪神甲子園球場外野スタンド裏にある甲子園歴史館は、以前行ったことがあるのですが、そのあとリニューアルしてバックスクリーンに入れるようになったということで、今年は100回記念大会ということで久しぶりに行きました。半分は高校野球の殿堂、もう半分は阪神タイガースの殿堂となっています。新しい展示物を追加したものの、展示物はそんなに変わっていませんでした。昭和60年の阪神タイガースが11番目、昭和59年の広島カープが12番目に日本一から遠ざかっているので、それだけタイガースは活躍していないため増えようがありません(11球団が平成のOBが活躍するなか、バースさん・掛布さん・川藤さんと阪神だけがいまだに昭和のOB推しだし・・・)。高校野球もタイガースも展示内容は興味深いので、一度は訪れるべきでしょう。
この週末はウェスタンリーグの阪神対中日戦があったので、土曜日にウル虎ユニフォーム付きチケットでウェスタンリーグを観て、日曜日にノエビアスタジアム神戸にいったベルマーレサポーターもいらっしゃったのではないでしょうか?。阪神甲子園球場改修の際に一度ツタが取り払われたのですが、オリジナルのつたを高校野球の各校に植えて、それを改修工事後に球場に戻したそうで、協力校の中にはベルマーレホームタウン内の平塚学園高と相洋高がありました。
西宮神社は毎年1月10日の福男選びが有名で、西宮市の語源の神社です。走っているニュース映像からもっと広いのかなあ?と思っていましたが、そうでもなかったです。立派なえびす神社でした。
打出天神社は阪神打出駅そばの天神さんで、それほど規模は大きくないですが、御朱印はもらえます。近くに阿保親王塚(「あほしんのう」ではなく「あぼしんのう」で在原業平の父)があります。
ホテル竹園芦屋は読売ジャイアンツが50年以上、中日ドラゴンズが30年以上、現在も阪神タイガース戦の際に宿泊しているホテルです。もともとは牛肉屋の副業であった旅館で、川上哲治監督が以前からここの牛肉のファンだったために巨人の宿泊先になり、川上哲治監督にあやかりたかった星野仙一監督(背番号77もそう)が中日の宿泊先にしたらしいです。巨人3連戦・中日3連戦中の入り待ち・出待ちは有名です。
ホテルの客室としては他のNPBやJ1が定宿としているホテルとしては「普通」かなあと思いました(ベイスターズのほうがいいホテルに泊まっているのでは?)。有名な牛肉は3階の鉄板焼きレストランで食事をすると1人あたり東京-新大阪の新幹線往復代くらいが飛んでしまうので、オイラには絶対無理です。
巨人宿泊時は貸切になる9階の、カフェバーはオイラでも何とかなりました。宿泊したので大浴場にも入りました。野球選手にも提供している9階カフェバーのカレーライスは、宿泊しなくても昼食・夕食としていただくこともできます。ココイチのビーフカレーの牛肉を大きくしてやわらかくした感じでした。宿泊でもらった引換券で、1階の肉屋で揚げたてコロッケを食べ、揚げたてはおいしかったです。
湊川神社は楠木正成が足利尊氏・直義軍に敗れて自害をした場所にあり、後年楠木正成に感銘を受けた徳川光圀が佐々木助三郎を派遣して楠木正成の墓を建立させ、さらに後年に吉田松陰がこの墓を聖地認定したために幕末の志士の多くがここを訪れて、明治時代に大きな神社が新設されたという、「天皇陛下に尽くした忠臣」として高山彦九郎・広瀬武夫などとともに楠木正成が神格化されている「修身」があった時代はとてつもなく存在感のあった神社です。今年は明治維新150周年イヤーなので、恩恵があるのでしょうか?。かつての聖地である「助さん建立の楠木正成の墓」を見れたのはよかったです。
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ということでキックオフ直前にノエビアスタジアム神戸に入りました。個人的に関西のスタジアムに2回以上来場したのはノエビアスタジアム神戸だけ(ガンバとセレッソには違うスタジアムを1回ずつ行っている)ということもあり、ここは何度も来ているので別にいいのです。
神戸の三木谷オーナーだけでなく小柳ルミ子さんもいらっしゃっており、ほぼ満員の26,146人の来場者がありました。ここは最寄り駅が4両編成複線の神戸市営地下鉄海岸線(事実上は横山光輝線)「御影公園駅」しかないので帰りの動線に難があり、2万人を超えると嫌な予感しかしません。そう考えると湘南ベルマーレの新スタジアム計画で、JR相模線の各駅前は、J1ですと全試合が町田市立陸上競技場化(5,000人を超えると帰りの交通がマヒするから町田市民が懲りて敬遠するのに15,000人化する)してしまい厳しいですね・・・。
とりあえず7月下旬でただでさえ暑いのに、密閉性が高いスタジアムで満員なので、とても暑かったです。他のスタジアムと比べて団扇や配布の紙で扇いでいる人の数はダントツに神戸が一番でした。これを利用して「客席全員で扇ぐことが相手への威圧になる」ような応援スタイルを神戸が確立すれば、映えていいのではないかなあと思いました。サイリウム入りの団扇とか・・・、ダメか・・・。
2018年はJ1第17節が移籍ウインドウ解禁日なので、湘南の山﨑凌吾・小川慶治朗選手(小川選手は契約上出場不可)、神戸のイニエスタ選手など、夏の移籍で入団した選手が起用可能になりました。今月はじめまでスペイン代表としてFIFAワールドカップに出場していたイニエスタ選手が、東北楽天ゴールデンイーグルス全選手の人件費以上の年俸でヴィッセル神戸入りとか、湘南ベルマーレにとっては異次元過ぎる補強なのですが、リーグの格は上がりますので「ベルマーレができないことを対戦相手が代行してくれる」ということで歓迎ではあります。イニエスタ選手目当ての関西在住者の来場も多かったことでしょう。
そんな中、4-4-2でスタートの神戸で元湘南の大槻周平選手が右MF、ウェリントン選手がFWとして、先発フル出場しました。2人とも神戸の主力選手であり、活躍していることはうれしい限りです。イニエスタ選手はベンチスタートです。なんと「飲水タイム」がありました、暑すぎです。
試合は互角に進むものの、要所要所ではヴィッセル神戸元選手の曺貴裁監督が率いる湘南ベルマーレが確実に神戸を圧倒するという、曺貴裁監督の思惑通りっぽい展開で進み、前半キックオフ早々にショートコーナーからDF坂圭祐選手(23歳)が頭で先制ゴールをあげます。ちゃんと湘南を研究していれば「坂圭祐選手は小さいけど得意技がヘディングだからレギュラーセンターバックをやっている」ということは頭に入っているはずであり、神戸のミスだと思います。前節の鳥栖戦でオウンゴールをしてしまった坂圭祐選手は目立つ試合で名誉挽回できました。
後半もキックオフ早々に加入したばかりのFW山﨑凌吾選手のアシストで齊藤未月選手(19歳)が追加点を挙げて、「湘南勝利・神戸敗退」のムードが高まりました。
ここでようやく神戸がイニエスタ選手をFWとして途中出場させて会場が盛り上がりました。イニエスタ選手の定位置「3トップの左」を作るためにウェリントン選手の「1トップ」に大槻周平選手が「3トップの右」に移り、湘南的にはウェリントン・大槻周平選手の出世っぷりのほうがどよめきです(ポドルスキ選手復帰の場合は「イニエスタ・大槻・ポドルスキ」という並び順でウェリントン選手が途中出場にまわると思われ・・・)。神戸はイニエスタ選手にあわせるようですね。出てきただけで大歓声、ボールを保持して大歓声と、異様な雰囲気になりました。
とはいえイニエスタ選手は神戸の全体練習に1回しか参加できておらず、イニエスタ選手とヴィッセルとの連携はまったくとれておりませんでした。イニエスタ選手はフィジカルは若いときからない選手で「判断力の速さでアシストを量産」というタイプの選手でしたので連携がとれていないことは致命的でした。欧州と日中韓とでは夏の暑さの厳しさがまったく違うため、日本の暑さにもまだ対応できていないでしょう。この日のイニエスタ選手の出来は、まあ想定どおりのベストには程遠いものだと思いました。
最後に菊地俊介選手もダメ押しゴールを決めて、湘南が圧勝しました。このゴールで帰りの混雑を危惧した神戸サポーターが帰宅しだしまして、実際試合終了後に帰りの客が立ち往生になってしまいました。
相手にイニエスタ選手がいたために、いつもより多めに湘南ベルマーレが各種メディアに登場できたと思います。これを生かして湘南ベルマーレが発展できればいいなあと思います。湘南ベルマーレは短期的な目標として「8月のアジア競技大会(ジャカルタ)のU-21日本代表に湘南ベルマーレの選手を派遣」「9月のキリンチャレンジカップの日本代表に湘南ベルマーレの選手をYBCルヴァンカップを辞退させて派遣」「10月のAFC U-19選手権(インドネシア)のU-19日本代表に湘南ベルマーレの選手を派遣」があると思われます。イニエスタ選手などからテクニックを吸収をして湘南ベルマーレから代表選手を出したいところです。
試合終了でヴィッセル神戸の選手が各スタンドに挨拶をしたあと、直ちに大槻周平選手とウェリントン選手がベルマーレ側スタンドに挨拶に出向き、先にその場にいた曺貴裁監督に挨拶の後、ベルマーレ側スタンドに挨拶に来ました。ベルマーレ戦以外はがんばってください。
8月には平塚でヴィッセル神戸戦があり、その頃にはイニエスタ選手もチームにフィットしている可能性があります。そこで神戸に逆襲されないようにがんばりましょう。この日は「昼はイースタンリーグ楽天戦、夜はJ1神戸戦」となります。
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7月28日(土)はShonan BMW スタジアム平塚にて19時キックオフの、明治安田生命J1リーグ第18節の川崎フロンターレ戦です。チケットが安くなる小田原・足柄下郡ホームタウンデーで、新興和製薬スペシャルデーです。川崎の元湘南は安藤駿介・下田北斗選手で、湘南の元川崎は曺貴裁監督、ユースのみの髙山薫選手がいます。七夕ユニフォーム着用と思われます。
第18節川崎戦が、今シーズン最もチケットが売れる試合になる可能性が高いです。とにかくまずはチケットを買い、早めに入場しましょう。
近所の平塚市美術館では、子供ウケ間違いナシな「金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋」を誘致しており、こちらとの相乗効果があればいいですね(深堀隆介さんは浴衣や扇子を売りたいそごう西武のお抱え画家でもあるので、この夏はそちらとも掛け持ちらしい)。
今にも動きだしそうな立体的に描かれた金魚の作品展が、神奈川県平塚市の平塚市美術館で9月2日まで開かれている。横浜市在住の金魚絵師、深堀隆介さんの作品で、升や陶器、番傘などに透明な樹脂を流し入れ、絵の具を塗り重ねて金魚を立体的に描き出している。 https://t.co/g3OzKHbFxK
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) 2018年7月10日
先の話になりますが、J1清水戦(11月2日)F1町田戦(11月4日)が平塚で開催される10月30日(火)から11月4日(日)に平塚市美術館アートギャラリーにて「湘南ベルマーレ創立50周年企画展(仮)」が確保されております。トロフィーや写真が展示されるそうです。こんな近くに国内美術業界で評価が高い施設があるわけですから、利用しない手はないです。
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8月1日(水)は三協フロンテア柏スタジアムにて19時30分キックオフの、明治安田生命J1リーグ第19節の柏レイソル戦です。三協フロンテア柏スタジアムとは日立柏サッカー場のことなので例年と同じ会場です。柏の元湘南は亀川諒史・中川寛斗選手、加藤望監督で、湘南の元柏は小林祐介・秋野央樹選手、U-15のみ山口和樹選手、曺貴裁監督がいます。期限付き移籍の小林祐介・秋野央樹選手はこの試合に出場できません。
なぜかいつも平日に割り当てられる湘南対柏戦は今シーズンも平日開催に割り当てられました。
柏は成績不振に伴って下平監督が解任されて元湘南の加藤望監督が就任しましたが、まったく改善の様子が見えず、もし秋野央樹選手抜きの湘南にもホームで敗退しますと、加藤望監督にも解任騒動が起きる可能性があります。
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