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明治安田生命J2リーグ 2018 第10節 町田vs山口 戦

こんばんは、Bリーグ2シーズン目(2017/2018)もレギュラーシーズン終盤ですが、初年度は千葉と栃木だけが年間観客動員10万人越えでしたが、今シーズンは千葉が15万人越えペース、栃木のほかに北海道も10万人越えペース、琉球も無茶すれば10万人いくかもしれないペース、低動員だった京都も急成長ということで、Bリーグは2年目も順調に成長しているなあと思った、チャリ通です。B1リーグチームはJ2リーグチームの半分程度の保有選手数で済む上で「B1リーグとJ2リーグの売上規模が同じ」ということで、あなどれません。またレバンガ北海道以外は「地元Jリーグクラブが低迷しているところほど、地元Bリーグチームが露骨に観客増」という傾向が顕著で、栃木や千葉では「Jリーグは地元スポーツの3番手(NPB・高校野球、Bリーグ、時間が余ればJリーグ)」扱いです。

次の一手は激弱で世界的に有名だったバスケットボール日本代表がワールドカップや東京オリンピックで「格好の付く成績」を挙げることが求められるでしょう。

千葉ジェッツふなばしが常にチケット完売で「コンコースで立ち見」を大量に出していることはその部分だけみれば満足度を落としているのでしょうが、立ち見を避けるために指定席の価格設定にチームが主導権を持てたり、立ち見を避けるために観客が試合開始2時間前にはだいたい客が来ていることを生かしてピーク営業時間4時間もあることで食事の売り上げを増やしたり、待っている間にグッズが売れるからグッズの種類が川崎ブレイブサンダースや横浜ビーコルセアーズの倍くらいあったり、見てもらえる人が多いから演出や呼べるゲストがジェフユナイテッド千葉より豪華だったりして、「ああ、滞在時間を増やすって、これだけ営業的にいいことずくめなんだね」と、実感します

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4月22日(日)は町田市立陸上競技場で15時キックオフの、明治安田生命J2リーグ第10節のFC町田ゼルビア 対 レノファ山口FC 戦に、付き合いで行きました。「FC」を付け忘れるとFC町田ゼルビア警察が口撃をしてくるのですが、レノファ山口FCに対しては皆がFCをつけないし、そもそも自分たちの応援が「町田ゼルビア」って叫んでいるという、ゼルビア警察伝統のダブルスタンダードぶりでした。

町田の元湘南は、中村祐也選手、吉濱遼平選手がいます。山口の元湘南は、霜田正浩監督(ベルマーレではなくフジタ)、名塚善寛コーチ(監督と同じ年にフジタに入団したらしい)、坪井慶介選手がいます。この日は吉濱遼平選手が先発、坪井慶介選手がベンチスタート、中村祐也選手がベンチ外でした。町田のロメロフランク選手はShonan BMW スタジアム平塚最寄り中学校の平塚市立江陽中学校卒です。

2017年の町田のホーム最終戦でこの山口戦があり、山口が勝った後の町田のセレモニーで町田の社長が「勝ってくれてありがとう」と挨拶をしてもめたそうで、それ以来の町田対山口戦だそうです。

なんだかんだで毎年1試合以上町田戦を観ていますが、町田の観客動員自体は増えたり減ったりしているものの、スタジアムに来ているゼルビアサポーターは2012年をピークに毎年減っているように見え、ビジターサポーターが多いクラブによってゼルビアの経営は支えられております。このせいか、山口のゴール裏サポーター(NPBのような女声の合いの手が特徴的)のほうが町田ゴール裏声出しサポーターより多かったです。山口がすごいのではなく町田が少なすぎで、J2最安値のチケット料金設定で、日曜日の日中で快晴の試合、リーグ上位同士の対戦なのに、3,535人しか集客がありませんでした。年間でゼルビア越えが見込まれる川崎ブレイブサンダースに1試合単位(4月21日は4,577人)でさえ負けており、いくらなんでもこの集客はひどいです。ただ過去の傾向から野津田公園は5,000人以上来客があると自家用車もバスも大混雑をするためなかなかしんどいので、そういう意味では3,535人で助かりました。

それでも石阪丈一市長と星大輔市議が当選したので総額で吹田スタジアムと同規模の予算をかけて町田市立陸上競技場は1万5千人収容のスタジアムになる見込み(毎試合ハーフタイムで「来賓紹介」として市役所関係者を紹介し続けた成果が出ました。こんなことをするのは全国でゼルビアくらいで、そりゃあ市議会与党はいいけど野党は激怒だはなあ・・・。)で、別途練習場も市役所が建設をすると思われ、「数字は挙げなくても何でも市役所が用意してくれるFC町田ゼルビア」はどこよりも恵まれているなあと思いました。

徹底してJリーグと同じ日時にしないベルマーレフットサルクラブと逆で、ゼルビア(イーグル建創社長がゼルビアの社長で社屋がイーグル建創の支社内にある)とペスカドーラ(イーグル建創本社内に同居している)が年に何度も相互に集客を妨害をしているのも、意味がよくわかりません。

そしてキックオフですが、どちらもカウンター狙いのサッカーでした。町田は相馬監督再任以来続けている「FWが下がり、DFがあがることで、ひとつの密集地帯を作って守る。昨年から左右も密集させて守る」で、山口は「左サイドMFの瀬川和樹選手がセンターライン左サイドに残って残りは引きこもり。ボールを奪うと瀬川選手へボールを渡し(左サイドなので相手も守っていない)、そこから瀬川選手がゴール前にクロスを上げるのでオナイウ阿道選手など前方の4人くらいが全力で走って合わせに行く」が基本サッカーでした。一方的に町田が押しているように見えるものの引きこもりが山口の基本戦術なので町田は攻めさせられていた試合運びでした。

山口は25歳未満なのに前所属クラブで冷遇されていたオナイウ阿道(浦和)・ 高木大輔(ヴェルディ)・ 小野瀬康介(横浜FC)・前貴之(札幌)・髙橋壱晟(千葉)選手を完全や期限付きで移籍させ、それまでの主力を押しのけて堂々主力として起用しており、これが当たっております。三浦知良・大久保哲哉選手などによる横浜FC伝統の「できるだけ走らない・なるべく競らないサッカー」にあわせることでどんどん下手になっていた小野瀬康介選手(この日が誕生日)も元に戻りつつあります。山口は単純な戦術で若手ががんばっているサッカーなので、面白いと思います。霜田正浩監督が日本代表の強化担当だったので、その職務経験から彼らは生かせるという確信があったのでしょう。正直全員山口にとどまったほうが良いのでは?と思いますが、2018年末に前所属クラブではない格上クラブが彼らを引き抜くと思います。

ちなみに高木大輔選手の応援歌は横浜大洋ホエールズの高木豊内野手(山口市出身・高木大輔選手や兄たちの実父)の曲を歌詞だけ変えたものなので、40代以上は大ウケだと思います。

前半に山口は上記の基本攻撃からMF高木大輔選手が先制点を挙げますが、後半に名古屋から町田に期限付き移籍をしている杉森考起選手が同点ゴールを挙げます。4年前はFIFAワールドカップ日本代表に帯同して、昨年は開幕当初J2名古屋で主力選手として起用されていた杉森考起選手ですが、FIFA U-20ワールドカップ韓国大会に落選、名古屋も勝てなかったので杉森考起選手をガブリエル シャビエル選手に差し替えたところとたんに勝ちだして昇格までいったので、今年の杉森選手は町田に期限付き移籍となりました。町田のエースになるくらいでないと名古屋はいらないでしょうから、動向が気になります(4年前に一緒にワールドカップに行った坂井大将選手が全く活躍していないのに新潟で主力なのとは対象的)。

後半も町田は攻めさせられていた試合運びのなか、飛び出した池上丈二選手が町田のDFに倒されてPKを得て、誕生日の小野瀬康介選手がそれを決めて山口が勝ち越しました

その後山口のエースキラーであるDFヘナン選手が倒されて交代となってしまい、代役に坪井慶介選手が出場したのはうれしかったです。山口のセンターバックは2枠で、ひとつはヘナン選手で確定で、残る1枠を渡辺広大選手と坪井慶介選手(多摩市出身・町田の少年サッカーチームに所属歴あり)が争っているようです。そのまま試合終了して山口が勝ち、「ヤマグチ一番」やってました

町田 1-2 山口

町田市立陸上競技場に新たに大型ヴィジョンが設置された今シーズンですが、町田は京都戦・大宮戦・松本戦に勝ち、甲府戦に引き分けからスタートしたことで「今年は強い!」と息巻いていたと思います。しかし開幕からしばらくすると京都・大宮・甲府・千葉がJ3リーグ降格の危機にあってどのクラブでも勝てる相手であり、松本は長期間ホームゲームができなくて本来の力が出せていなかった時期だったことがわかってきたので、町田のこの春の戦績は全く当てにならないことが露呈してしまいました

山口は上にも書きましたとおり「単純な戦術で若手ががんばっているサッカー」なので、人気が出るべきサッカーをしております。研究もされるので続けることは難しいと思いますが、J1昇格まで勝ち続けられれば面白いと思います。

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