« 今週末の湘南ベルマーレは名古屋戦などいろいろある | トップページ | 明治安田生命J1リーグ 2018 第3節 湘南vs名古屋 戦 »

風雲児たち 幕末編 30巻 読了

こんばんは、2018年1月1日(月祝)NHK正月時代劇「風雲児たち~蘭学革命篇~」(NHKオンデマンドで配信中のほか、2018年5月にブルーレイ販売予定)を放送したので録画で観た、チャリ通です。オイラはテレビの映画やドラマのような収録モノは基本的に録画で観ていますので、ビデオリサーチの視聴率測定器があったら「放送局を潰したいのか」という数字になると思います。この時間はテレビも観ていて朝日放送の「芸能人格付けチェック(風雲児たちの主演の嫁が同じ時間帯で出ていた)」を一緒に観ていました。

そういえばよく「テレビや試合をみながらリアルタイムでツイート」とかありますが、あれって「ひとりでテレビや試合を観ている」ということなのでしょうか?。横に人がいるのにそっちのけでツイートのような、ふたつもみっつもよっつも何かをしながらとか、オイラには出来ません。いわゆる実況ツイートをみると「ぼっち感」がにじみ出ているものもお見受けしますので・・・。

正月時代劇に話を戻して、あのマンガが一部分とはいえ90分番組でまとまるのか?と思いましたが、有名な原作ファンの三谷幸喜さんらしい内容で、思っていたより良かったです。解体新書関係(三谷さんの作風的に書きやすいストーリーでもある)以外にも風雲児たちには取り上げてほしい人がいっぱいいますし、大河ドラマは政治家と軍人ばかりなので、「風雲児たち」から政治家と軍人以外をスピンアウトさせて定期的にドラマ化してもらえないかなあと思います。個人的第一希望は「西部劇時代のゴールドラッシュまでも舞台になってしまう、ジョン万次郎」で、第二希望は「ロシアを大冒険した、大黒屋光太夫」、第三希望は「貧農→学者→商人→受刑者→武士になった北方探検者、最上徳内」あたりは絶対に面白いと思いますが、制作費がべらぼうにかかりそうです。また三谷さんに依頼するとなると本人も演者もスケジュール調整も難しそうです・・・。

****************

先月末に、半年ごとのマンガ購入である「風雲児たち 幕末編 30巻」が発売されました。今回の帯コメントは片岡愛之助さん(「NHK正月時代劇 風雲児たち~蘭学革命篇~」で主演)でした。そりゃあ原作の世界観を把握するためにひととおり読まないといけないので、この巻には最適者ですよね。とうとう幕末編だけで30巻になりましたが、最低でもあと20巻(10年かかる)ぐらいないと五稜郭陥落まで行きません

オイラは学会員ではないですが、20世紀に極めて特殊な「風雲児たち」を、学会に影響するようなことがまったく描かれていないのに20年以上続けさせていた前出版社の潮出版社には感謝いたします(現在は移籍したリイド社がで10年以上出版)。「売り上げを気にせずにオタク的にやらせてあげて、気がついたら誰も模倣できない大作化」という週刊少年ジャンプとは真逆の取り組みは、ネットに駆逐されがちなテレビやラジオの既存メディアにヒントになるのでは?と思います

30巻では「島津久光の上京の続き」「関鉄之介などの最期」「高杉晋作の上海訪問」「吉田東洋暗殺」「文久遣欧使節」と目白押しです

今年のNHK大河ドラマは西郷どんですが今回も夏前には風雲児たちを追い越しそうです(幕末大河ドラマ恒例)。

桜田門外の変で散った水戸浪士は大人気で、生き残った水戸浪士は不人気というのは、いかにも日本らしいです。「人間死に際を間違えてはイケマセン」とか言ってますが、野球の打率や競泳のタイムのような指標がないことをいいことに、サッカー界には横浜方面などにそういう人を何人かお見受けいたしますけど・・・。現在の実力にあったリーグでプレイするなら問題なしなのに・・・。

幕末の「江戸に行く」は今の時代の「ニューヨークやロンドンに行く」に相当し、幕末の「海外に行く」は今の時代の「宇宙人に会いに行く」に相当すると思います。「高杉晋作の上海訪問(五代友厚にも会う)」「福沢諭吉らの文久遣欧使節」のエピソードは、オイラは風雲児たちではいつも政治家や軍人の話ではなく「西洋文化に出会った日本人の奮闘」の歴史のほうが楽しみなので、大変興味深かったです。あまりにも異次元過ぎていて大変だっただろうなあと思います。文久遣欧使節はもっと知られてもいい歴史ですね。慶應義塾OBが150年にわたり福沢諭吉先生の凄さを自慢しまくっているのでここで内容を説明する必要はありませんが、のちに実績ブッチギリな知識人として言いたい放題になった福沢諭吉を「(出来杉君+張本勲さん+林修さん)×3=福沢諭吉」くらいのキャラでこのマンガは描かれているのですが、これはこれで彼の良さが出ていると思います。ちなみに映像化するならベルマーレOBの反町康治さん(慶應義塾大学法学部卒)がキャラ的に近いのでおすすめします。

土佐勤皇党が攘夷のもとに吉田東洋を暗殺していますが、彼らも海外に行っていたらこんなことはしなかったと思われ、「無知は罪」だなあと思いました。どうなんでしょう・・・、サッカーだと2017年の千葉や2018年のマリノスがハイラインサッカーをして日本のサッカーファンに笑われていますが、あのハイラインサッカーはUEFA圏では「強者こそがやるサッカー」として現在流行っている「ごく普通の戦術のひとつ」なので、「ハイラインサッカーを笑う=現代の土佐勤皇党」なのかもしれないなあと思いました(千葉やマリノスが強者なのか?ということは置いておきます)。

このマンガを読むメリットは、歴史を箇条書きではなく体系的に説明し、しかも大河ドラマのような一代記ではなく百年単位で世代をつなげて説明するのが、素晴らしいと思いますおなじリイド社より「風雲児たちガイドブック 解体新書」という解説本も別途発売されました。第1話が機動戦士ガンダム(「まんがはじめて物語」に視聴率で敗れて打ち切り)・テレビ朝日版ドラえもん・3年B組金八先生第1シリーズと同期の昭和54年(1979年/ガッチャマン・宇宙戦艦ヤマト・銀河鉄道999・ルパン三世第2シリーズが現役で放送中で、1月までヤッターマンもやっていたというなかなかレジェンドな年)で、オイラも途中参戦(読者の中では若手)ですからねえ・・・。作者は70歳になりました・・・

明治政府成立に近づくほど、複数のストーリーが同時進行で進むのに、物語としてはひとつずつ説明しなければいけないため、「最新巻を読むために、以前の巻を復習用に手元に置いておかなければいけない」ところが厳しいのですが、こればかりはしょうがないです。歴史も結局ひとりひとりのドラマをつなげたもの(このマンガはチャカしていて、中には名誉毀損気味な描かれ方のひともいるけど・・・)ですから、センター試験の日本史のような箇条書き的なものではなく、面白いものだと思います。

|

« 今週末の湘南ベルマーレは名古屋戦などいろいろある | トップページ | 明治安田生命J1リーグ 2018 第3節 湘南vs名古屋 戦 »

風雲児たち」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 風雲児たち 幕末編 30巻 読了:

« 今週末の湘南ベルマーレは名古屋戦などいろいろある | トップページ | 明治安田生命J1リーグ 2018 第3節 湘南vs名古屋 戦 »