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明治安田生命J3リーグ 2017 第34節 沼津vs栃木 戦

こんばんは、アビスパ福岡はどうしてここ数年湘南ベルマーレに勝っているのだろうか?と考え、元々「中央防犯FC藤枝ブルックス→福岡ブルックス」だったのを2018年が創業200周年のブルックスブラザーズが先に商標を取得していたせいで改名させられたのに、湘南ベルマーレが数年前からブルックスブラザーズを着て福岡空港を出入りしてあちらの神経を逆撫でをしたものだから「ムキーッ!」と思われたという結論に至った、チャリ通です。いつになるかわかりませんが、次に対戦するときはブルックスブラザーズのためにアビスパ福岡に勝ちましょう

まあ神奈川県的には、前日に大逆転J1優勝をした川崎フロンターレや、「K1リーグ組1・2年生と連れてきた李国秀監督 対 カップ戦組3年生」の壮絶な内紛のさなかに桐蔭学園高校カップ戦組が全国高校サッカー選手権にマンガのように出場を決めたほうが注目だったのでしょうが、12月3日(日)は愛鷹広域公園多目的競技場で13時キックオフの、明治安田生命J3リーグ第34節のアスルクラロ沼津 対 栃木SC 戦に行きました10月に開催された沼津対YSCC横浜戦でバスで行くともらえた1人1枚のA席チケットを最終節に行使しました。あまり招待券は行使しないのですが、申し訳ありません。天気はとても良かったです。

前節である第33節終了時点で、

1位 栃木 勝ち点59 アウェイ沼津戦(引き分け以上でJ2昇格)
2位 沼津 勝ち点58 ホーム栃木戦
3位 秋田 勝ち点58 アウェイ鳥取戦

3クラブのどこが優勝してもおかしくない展開で最終節でこの試合が1位と2位の直接対決となりました。栃木はJ1ライセンスがあって選手も全員プロ契約ですが、沼津と秋田はJ2ライセンスがなく、特に沼津は数名の選手を除いて、スルガ銀行CMタレント契約がある中山雅史選手を含めて多くの選手がアマチュア契約です。沼津がJ3参入初年度でここまでがんばるとは思ってもみませんでした。「鳥取のホーム最終戦は例年昇格試合ばかり」というジンクスがある(しかも鳥取は今シーズン最下位)ので、3クラブの中ではブラウブリッツ秋田が絶対有利です。

愛鷹広域公園入りすると、壮絶なまでの来場者にあふれており、このクラブ最高の8,649人の来場者がいました。これで沼津はリーグ戦平均来場者3,000人越えとJ3としてはまずまずの成績を初年度で挙げました。この動員に慣れていない沼津なので、スタジアム前の屋台エリアで身動きがとれません・・・。栃木サポーターが50%、沼津サポーターが30%、一見さんとどちらのサポーターでもない人が20%くらいだったと思います。

なんといっても栃木は2016年シーズンはずっとJ3首位だったのに、最後に勝てなくなって大分に抜かれ、さらに金沢とのJ2J3入れ替え戦にも敗れて、栃木はJ2昇格を逃しております。その記憶があるため、まったく安心ができません。

栃木の元湘南は横山雄次監督、広瀬健太・福岡将太・宮崎泰右選手がいます。沼津の元湘南はいませんが、青木翔大選手が厚木市出身(玉川中・元横浜FC)です。この試合では広瀬健太選手と青木翔大選手が先発、福岡将太・宮崎泰右選手がベンチ外でした。

愛鷹広域公園多目的競技場は栃木ゴール裏席側から沼津ゴール裏席側に向かって日光がさす構造になっているので、コイントスで沼津がさっくりコートチェンジを希望し、栃木が西日になれない前半7分に、さくっと沼津FW薗田卓馬選手が先制ゴールを決めるという、あまりにも予定通りすぎる展開で沼津が先制点を挙げます。エースストライカーの薗田卓馬選手はJ2下位からJ3上位の間で今オフの争奪戦があると思うので、動向が気になります。

横山監督が率いる栃木SCですが、大駒のFWネイツペチュニク選手にボールを集めるだけ(アビスパ福岡の「戦術=ウェリントン選手」に似ている)という、相手からすると対策の立てやすい戦術で、あまり意図がわからない戦い方をしていて栃木サポーターにとっては不安な戦術だろうなあと思いました。守備もGKジョニーレオーニ選手とDFメンデス選手が個人で目立ちすぎていて、実はネイツペチュニク選手に押し出された元主力の宮崎泰右選手、メンデス選手に押し出された元主力の福岡将太選手であって、ネイツペチュニク・メンデス選手なしの戦術は考えられないという今の栃木なので、湘南的には残念です。

2009年の水戸対湘南戦のようになればいいのですが・・・。

後半も沼津リードのまま進行するのですが、77分に栃木FWネイツペチュニク選手が同点ゴールを決めます。それまでは「栃木県グリーンスタジアムもこんなに罵声ばかりじゃお客さん減るでしょう」というくらい、今シーズン観戦試合ワーストのひどい罵声まみれだったのですが、鳥取会場の結果に関わらず引き分け以上で栃木J2昇格ということが事前にわかっていたので、一気に会場の雰囲気が良くなりました。そのまま試合が終了。

沼津 1-1 栃木

栃木SCは2位でJ2昇格を決めました。おめでとうございます。まあ栃木SCは全国社会人サッカー選手権大会・全国地域サッカーリーグ決勝大会・JFL・J3・J2・天皇杯のいずれも優勝したことがないため、全国レベルの大会優勝経験のない栃木SCが、「明治安田生命J3リーグ」で初めての全国タイトルを獲得してほしかったのですが、J2昇格は確保出来てよかったです。ちなみに出口でTシャツなどの優勝記念グッズ販売のチラシが配布されたのですが、どれもいちいち「昇格ver.」と書いてあって、幻の「優勝ver.」が別途あったのだろうなあと思いました。1年を通してセンターバックで試合に出続けたDF広瀬健太選手は、湘南からは期限付き移籍なので、帰還が期待されます。おめでとうございます。

J3リーグは鳥取に3点差勝利をしたブラウブリッツ秋田が優勝しました。おめでとうございます。沼津は栃木に引き分けたことで、沼津のジュニアユース出身の松本拓也選手が優勝メンバーになることをアシストしました(本物の皿は沼津にあったから紙を掲げているのでしょうね・・・)。

試合終了後にアスルクラロ沼津最終戦セレモニーがあったのですが、J2ライセンスがないことに悔しさをにじませる監督や選手の挨拶が印象的でした。J2ライセンスがないくらいなので収入も他のJ3クラブと比べてかなり低いと思われる沼津なので、おそらく今オフは大量の離脱者が出るでしょう。その上で2018年に好成績を挙げれば今度こそ本物だと思いますので、がんばってください。

沼津の最終戦セレモニーを待たせてしまいました(まあしょうがない)し、そして今回もやっぱりメインスタンドの観客に促されて栃木SCゴール裏が遅れて沼津のエール交換をするという、栃木の応援マナーの成長のしなさはJ3に落ちている間に改善しなかったので、残念です。よそで栃木SCの悪評を間接的に聞くのは、一瞬だけ佐野市民としてつらいです。

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