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明治安田生命J3リーグ 2017 第25節 沼津vsY.S.C.C.横浜 戦

こんばんは、日曜日は沼津に行くことになっていたので「のっぽ」というパンを買ってくることを頼まれていたのですが、ラブライブ!サンシャイン!!とのコラボレーションを沼津の街をあげて推していてのっぽパンも劇中に登場しているので大量に販売されていて驚いた、チャリ通です。「ラブライブ!」は全く知らないのですが、これだけ地域経済を動かせるのであれば大したものだと思います。官民ともシティセールスがかなり下手なので近年はベルマーレしか成功例がない平塚市には真似ができません。なお「細長いコッペパンにクリームを挟んだだけ」ののっぽパン(いちいちキリンのイラストが入ったのっぽ専用の黄色いビニール袋にいれてもらえる)は、申し訳ないですがまあ普通でした。

10月1日(日)は愛鷹広域公園多目的競技場で13時キックオフの、明治安田生命J3リーグ第25節のアスルクラロ沼津 対 YSCC横浜 戦に行きました。既存ホームタウン7市3町でもっとも衰退している平塚市にスタジアムと練習場を構えるというハンディキャップを背負っている湘南ベルマーレなので、近隣からの観戦を増やすことを考えると、清水より平塚のほうが近い熱海・伊東・御殿場あたりから平塚に来てほしいなあと思っていたのですが、アスルクラロ沼津のJ3昇格でそれが厳しくなりました。隣の情勢を偵察です。

東海道線・国道1号のある「海沿いで背後に山」、沼津御用邸もあったので大正時代は湘南地区同様に元老クラスの別荘が建っていたということで、なんとなく平塚市に似ている沼津市。沼津駅からバスで愛鷹広域公園に向かうのですが、臨時便を含めて本数が少ないです。

やってきたバスはイベント会場向けには見かけない「狭隘道路向けの中型バス」なので、えーっ?と思ったのですが、途中のお寺のところで対向車との行き違いさえできない狭い道があるので中型バスが限界なのを確認できましたので、しょうがないようです。車内は混んでいるのですが、野津田公園行きと異なり渋滞はあまりなさそうです。

この試合でアスルクラロ沼津が限定キャンペーンを実施していて「沼津駅」または「富士通沼津工場駐車場」からのバスで愛鷹広域公園に行くと2017年シーズンの残り全試合のいずれかで使用できるA席チケットが1人1枚もらえました栃木SCのJ2昇格の可否は沼津での12月3日(日)の最終節までもつれ込む可能性が高いので、なかなかそそられる特典です(J1昇格プレーオフ決勝の裏開催なので、現時点では行けるかどうかは不明)。

かつてJFLジヤトコサッカー部(廃部)がホームとしていた愛鷹広域公園多目的競技場(野球場もある)ですが、平塚で例えれば「湘南平のてっぺんに陸上競技場造っちゃいました」という距離感と標高で、愛鷹広域公園多目的競技場メインスタンドを登ってそこから外を観ると「沼津の街」「駿河湾」「伊豆半島西岸」「水平線」という素晴らしい眺望が楽しめ、ナイトゲームキックオフ前に早めに入場して「昼の沼津」と試合終了後の「夜の沼津」の展望台としてもメインスタンドが機能しそうに思えました

この試合は「沼津マッチ」として沼津市がスポンサーになっており、沼津市民は無料招待の試合でした。さらに有料でチケットを購入された人全員に「S席はTシャツ」「A席はタオルマフラー」がプレゼントされます。Jリーグ初年度ということもありまずはクラブの存在を知ってもらう必要があるため、えらい太っ腹です。屋台もたくさん出ていて、富士スピードウェイがレースの宣伝にフォーミュラカーとお姉さんを派遣していました。

場外のステージ(全力ステージ)では「スキンヘッドの司会のおじさま(スタジアムDJの人)」「誰このユニフォームのおっさん?と思っていたら沼津市長様だった」「ベンチ外の中山雅史選手50歳0ヶ月」が、揃って他のスポーツイベントではなかなかお見かけしないレベルの話術の持ち主で、反則レベルでした(長崎と対戦していたら3人セットで高田社長にスカウトされたのでは?)。イベント終了直後には中山雅史選手のサインと記念撮影を求めて人が殺到(厳重な横浜FCではありえない!!)し、J3規模だからこそできるふれあいとはいえ、沼津に限っては場外ステージも立派なセールスポイントだなあと思いました。脇で伊東輝悦選手が屋台でコーヒーを買っておばさまと世間話していたり、いい意味でJ3らしいフリーダムさでした。J1では無理です。

このステージでは「BARの街、沼津」をアピールするためにアスルクラロ沼津をテーマにしたカクテルを創作するということでした(「BAR」の発音が大事らしい)。場内で試飲できたのですが、さっぱりしていてよかったと思います。

このクラブ、ベルマーレの「湘南スタイル」「たのしめてるか。」と同様に、やたらと「全力アスル」または「GO! ALL! GOAL!」のどちらかにフレーズをまとめていて、帰るころにはこのキャッチフレーズふたつを覚えて帰ることになります。いろいろ言っても聞き手は覚えきれないので、やたらとまとめることは必要です

集客力については沼津マッチということで割り引いて評価しなければいけないと思いましたが、静岡県民自体は清水・磐田のタイトル獲得と昇格降格から、ジヤトコの廃部、プロを蹴ってHonda FCに入団する選手の存在まで、サッカー観戦という娯楽に既に慣れていて、加えてサッカーに投資をしているスルガ銀行がバックについている安心感もあるので、「短い歴史の組織なのに、妙に出来上がっている運営者・客・スポンサー」という感じで、こりゃあ沼津は町田ゼルビアやSC相模原程度は簡単に追い越すなあと思いました(ただし現在は中山雅史選手をはじめアマチュア選手が多い)。我々の隣のクラブと考えるとむちゃくちゃ手ごわいです

そして試合なのですが、「サイドからFWへクロスの沼津」と「引きこもってカウンターのYSCC」でした。内容としては前日の湘南対金沢戦のほうがレベルが高いですが、上位の沼津と下位のYSCCの対戦とは思えないくらい、拮抗していました。沼津のエースストライカーのFW薗田卓馬選手と、三浦知良選手(当時48歳)とのポジション争いに敗れて沼津に移籍した長身FW青木翔大選手(玉川中)は能力が高そうなのですが、藤田征也・杉岡選手のクロスを見慣れてしまっているせいか沼津のサイドからのクロスが悪くて、ツートップを生かせておりません。

なお、沼津の応援には個人応援が聞かれませんで、チームの応援ばかりでした。マッチデープログラムに選手名がなく、電光掲示板は町田市立陸上競技場と同タイプで選手名を出さないので、「今のプレイが誰のプレイなのか確認しにくい」です。

YSCCの樋口監督といえば「いつも率いるクラブの予算相応の成績」というイメージで「オーソドックスなことしかやらない」イメージだったのですが、引きこもってカウンターもやればできるじゃんという試合でした。YSCC初のJ3最下位フィニッシュ脱出の可能性は濃厚です2月の相模原よりYSCCはだいぶ強いです)。

前半アディショナルタイムにYSCCが獲得したPKを決めて先制し、後半沼津がエースストライカーのFW薗田卓馬選手が1点を返して、引き分けに終わりました。第25節の結果、2位以上争いは栃木・沼津・秋田に絞られたように見え、そのうちひとつは栃木の可能性が高くなったと思います。ということはJ2は22位だけ降格ということでしょうか?

沼津はライセンスがないので昇格できないため、おそらくFW薗田卓馬選手など数名はJ2の12位から20位くらいのクラブからオファーがあると思います。その上で来年もまた同じレベルのチームを作れるかが、クラブとしての腕の見せどころでしょう。

沼津 1-1 YSCC

スタジアムについて署名を集めていたので、町田でも署名した手前、沼津でも署名しました。「愛鷹の芝生席を座席化してJ2対応」「市街地に新スタジアムを新設してJ1対応」をめざす二段構えだそうです(もしJR沼津貨物駅跡地だったら10年くらいはかかるでしょうし・・・)。そもそもベルマーレよりよっぽどお金をかけるべき案件を毎度市民の猛反対で断念し続けて自ら周辺各市に追い抜かれている平塚市が、ベルマーレのスタジアムを建てられるとは考えにくいので、以前書いたとおりで沼津のほうが湘南より先に夢を実現できるかもしれませんね。平塚市総合公園より平塚駅に近いJR相模貨物駅は平塚ではなく大磯町の飛び地内にあるので、仮にここがスタジアムになりそうになったら平塚市が何もしないのに全力で抵抗しそうです・・・。

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