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明治安田生命J2リーグ 2017 第21節 湘南vs名古屋 戦

こんばんは、以前にも書きましたが、千葉県から鉄道で湘南ベルマーレ戦に行く場合でも出来るだけ本厚木駅経由の、チャリ通です。品川駅から50km以上もある平塚駅までだけで970円もするのですが、新宿駅から本厚木駅まで小田急線回数券と、本厚木駅南口からのバス用の神奈川中央交通株主優待券をそれぞれ金券ショップで入手して活用すると、だいたい750円で新宿駅から古河電工前バス停まで行けるので、オイラの場合はスタートがJRであるにも関わらず、Suica運賃どころかJR東日本の週末お出かけパスと比べても本厚木駅経由のほうが安いのです・・・。

JRの運賃は山手線や新幹線などの黒字路線の利益で赤字路線を補填しているので高いのですが、そんな中でJR東日本の株主総会で「JR東日本がJR北海道を救済してほしい」という要望が出たそうで、そうなると平塚駅や、2017年で平塚駅の利用者数を追い越しそうな辻堂駅から上京するのに片道2,000円とかなって「千葉ニュータウン地獄(北総線で35km上京すると片道1,000円で足りない)」みたいになるだろうからやめてほしいなあと思います。一瞬だけ北海道民だったときに「どうしてここは初乗りに3,000円以上とらないのだろう?」と思ってしまう凍結・積雪・強風でとてつもない維持費かつ乗客がいない路線が北海道には多いことを知っているからこそ、安易に救済しろとは言えません。

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7月1日(土)はShonan BMW スタジアム平塚で19時キックオフの明治安田生命J2リーグ第21節名古屋グランパスエイト戦でした。2016年度は中日ドラゴンズが最下位、グランパスが初のJ2降格、浅田真央さんが引退、オーシャンズが優勝を逃すなど、名古屋の競技界は散々な年度でしたが、2017年度は最終的にデビュー戦から29連勝までいった藤井聡太四段(名古屋大学教育学部附属中学3年生)が大活躍で、巻き返しをしております。モンテディオ山形戦で駒を配布している天童市や、将棋愛好家で藤沢市在住のつるの剛士さんあたりも、藤井四段の恩恵を受けているのでは?と思います。

2月の日数が少ないので7月1日はちょうど2017年の半分という日なのですが、それに合わせたようにJ2もちょうど前半終了と相成りました。このため移籍ウインドウ関係の発表が相次ぎましたが、それは後日対応できればと思います。

心配された雨も降らず、この名古屋戦をチケット割引のベル12デーに割り当てたことで、11,070人の観客動員がありました。この試合は七夕ユニフォームでの試合となりましたが、青と七夕の関係は分かりません。

名古屋は199cmFWシモビッチ選手をワントップに配置し、その脇を元J1通算得点王のFW佐藤寿人選手や杉森考起選手などが固めるという陣容で、なんとなく前節の横浜FCに似ていました。そして湘南は出場停止の岡本拓也選手に変えて右サイドに奈良輪雄太選手を起用した以外は横浜FC戦と同じメンバーとなり、前節のFWイバ選手を今節のFWシモビッチ選手に置き換えることを念頭に置いたようでした。名古屋の風間監督の構想外になっている元湘南の古林将太選手も久々にベンチ入りしていました(出場機会なし)。

そしてキックオフですが、やはり名古屋はチームができておらず、名古屋のMFは守備をしないし、湘南FWが名古屋DFのボールを奪いに行くと簡単に奪えますしということで、湘南有利の展開で前半は試合が進みます。

既にJリーグ殿堂入り級の実績のある佐藤寿人選手ですが、日本代表で活躍できなかった原因として、「高さで勝負しないセンターFWしかできない」という融通の利かなさがあったところを、この試合では敢えて左FWとしてアシスト役に配置しましたが、やっぱりできなかった上に、ここ数年の傾向である「運動量は必ず途中交代するからいいとして、1年ごとにダッシュが衰えている」が今年も観られていて、これが湘南有利に働きました。

前半の終盤に秋野央樹選手のコーナーキックを、前節のイバ選手、今節のシモビッチ選手を抑えていた、横浜FC戦での負傷が治っていないDF島村毅選手が合わせて、湘南が先制します。 島村選手は1年を通して主力だったイメージが全くないのですが、2011年のレンタル先徳島での昇格争いを含めて、2009年から今年に至るまで、毎年年間総集編には必ず自分の見せ場をねじ込んでくる異常な目立ち方をしており、2017年もこの2試合で本領発揮といったところでした

後半も早々に奈良輪雄太選手のクロスを、毎度おなじみ「クロスをちょこっと合わせるシュート」という、これぞFWジネイ選手というようなゴール(今回は頭)で追加点を挙げました。風間八宏監督は川崎フロンターレのときもなかなかチームが成熟しない監督でしたので、現時点では守備が残念なのも想定内なのでしょう。

2点獲られてようやく名古屋がチームとして機能しだし、2014年のFIFAワールドカップに帯同したのに2017年のFIFA U-20ワールドカップには漏れたものの、落選後に活躍している杉森考起選手が見事なゴールを決めて1点差になりました。しかし、なぜ杉森選手が落選して今やJ3でさえ通用していないもう一人のほうがFIFA U-20ワールドカップに行けたのかが、謎です。

湘南 2-1 名古屋

半分終わったところで、湘南ベルマーレは13勝4分4敗で勝ち点43となり、同じ勝ち点のアビスパ福岡に次いで2位となりました。この件については後日時間があったら書くとして、まあ半分終わったところでは何ももらえませんので、おごらず頑張りましょうといったところです。

ヴェルディ、名古屋、水戸、横浜FCがこの日軒並み敗れたため、3位との勝ち点差が「7」となって、少し余裕が出ました。夏休みの7月下旬になると、いよいよ1クラブずつ「湘南が残り試合全敗して〇〇が全勝しても、〇〇はもう追い抜けない」と21回引導を渡し続ける作業になります。最終的にはアビスパ福岡も抜いて、ユニフォームに超絶恥ずかしい「4個目の星」を付けましょう

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7月8日(土)は大分銀行ドームで19時キックオフの明治安田生命J2リーグ第22節大分トリニータ戦です。湘南の元大分はいませんが安東輝選手が大分県出身です。大分の元湘南は山口貴弘・三平和司選手がいます。この試合から2巡目となります。ホームでの対戦は選手から「もう来なくていいですよ」と言われたようなやる気のない内容で大分に負けました。ベルマーレは伝統的に山陰・山陽・四国・九州会場を苦手にしておりますが、今季はそこそこその地域で勝っていますので、大分では勝たなければいけません。

まあ、第67回湘南ひらつか七夕まつりの裏での遠方アウェイなのですよ・・・。どう考えても大分まで行ける人はほとんどいないのですよ。でも頑張ってほしいです。

大分は無理でも首都圏ならという方がいらっしゃる場合は、7月8日・9日に浦安市総合体育館で開催されるDUARIG Fリーグの6クラブ共同開催もご検討いただければなあと思います。JFLより厳しい待遇で若手の引退をおじさんがカバーワールドカップに出られなかったこと、Bリーグのチケットに大幅に劣るFリーグチケットのコストパフォーマンスなどがあって、現在Fリーグ全体がえらいことになっており、潤沢なイーグル建創マネーで観客数百人なのに補強が派手なペスカドーラ町田と、プロの名古屋オーシャンズは例外として、正直何クラブかステラミーゴいわて花巻に続きそうな盛り上がり方です。しかし開幕スタートダッシュに成功した湘南ベルマーレは8日に浦安戦、9日に北海道戦があります。ちなみにほとんどのホームゲームを柏の葉公園競技場(浦安から柏に行くのは大変・・・)で行っているJFLブリオベッカ浦安は、やっぱりこの日も柏の葉公園でヴァンラーレ八戸戦なので、ついでには観られません。

7月12日(水)はShonan BMW スタジアム平塚で19時キックオフの天皇杯3回戦ジュビロ磐田(J1)戦です。湘南の元磐田はいません。磐田の元湘南は大井健太郎選手がいます。1994年にJリーグに同時昇格し、1999年のベルマーレの経営問題の時は磐田から人が派遣されました。現在も明らかにららぽーと磐田でのノウハウを生かしてららぽーと湘南平塚が開店されていて、平塚市も磐田市の弟っぽくなりつつあります。千葉県がまさにそうなのですが、大型ショッピングモールに頼り切ってしまうと街に誤差程度しか個性がなくなるので、「隣町の大型ショッピングモールに行ってもどうせ同じだから行かない」となるので、とってもつまらなくなります。

今大会から3回戦から準々決勝までは原則格下のホームで開催されることでShonan BMW スタジアム平塚開催になりました。ただJ1が7月8日(土)のあと中断期間になるのでやや余裕があるうえで、7月16日(日)にJ2で湘南が対戦するヴェルディは既に天皇杯に負けているということで、天皇杯3回戦を勝ち上がるのは大変そうです。なお隣のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで高校野球選手権神奈川予選が開催されますので、ご配慮をお願いいたします。

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