明治安田生命J2リーグ 2017 第15節 松本vs湘南 戦
こんばんは、羽田から北海道稚内市が2時間半、羽田から沖縄県石垣市まで3時間と、東京から全国主要都市まで、航空機・新幹線など手段や費用を問わなければ片道3時間くらいで行ける時代になったのに、広島市や大分市などのように空港の設置場所で失敗したところは東京から4時間以上かかったうえで合計運賃が高かったりするので、これでは何かの誘致競争に入れないよなあと思う、チャリ通です。移動時間が短くなったことで駅弁や寝台列車というものがなくても何とかなる「ぜいたく品」になった中、新幹線のルートから外れている会津若松、いわき、松本、今治、佐世保、延岡あたりに用事があって行くと、いつもの旅行より思っていたよりしんどいです。半分の試合が遠征の松本山雅FCの選手は、たとえばモンテディオ山形戦や愛媛FC戦あたりは、飛行機・新幹線・バスを細かく乗り換えることが面倒なので全行程バスで行くのでしょうか?。松本は冬のキャンプも長めですし、一度松本に行くだけで苛酷さが想像できます。全国への直行便が近くから出ていることは首都圏・京阪神のクラブの強みですし、いろいろな会社の本社が首都圏と京阪神に集中している理由です。平塚市は周辺市と比べて交通軽視(藤沢・辻堂・茅ヶ崎・海老名・本厚木駅に空港バスがあるのに、平塚駅だけ空港バスがないから、出張の多いビジネスマンは平塚なんて絶対に選びませんし、地方クラブサポーターも平塚に来たがらない)ですが、交通は大事です。
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5月17日(水)はShonan BMW スタジアム平塚で19時キックオフの明治安田生命J2リーグ第14節アビスパ福岡戦でしたが、
行ってませんので何とも言えませんが、近年アビスパ福岡にやけに負けているような気がします。
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5月21日(日)は松本平広域公園総合球技場で13時キックオフの明治安田生命J2リーグ第15節松本山雅FC戦でした。日帰りで行ってきましたが、移動時間だけで7時間超という札幌出張並みにかかりました。ただ城下町松本市は街づくりもきちんとされていて、登山、夏のサイトウ・キネン・オーケストラ、山賊焼き(「一枚肉の鶏から揚げ」で、そういう意味では栃木SCが販売する一枚岩チキンは似ている)など、市外へ出るのが大変なぶん、市内はとても魅力的な街だと思います。そういう意味でインターシティマッチとして市外につながる松本山雅FCは評価されたのかなあ?と思います。
4時間の松本滞在時間のなかで唯一、喫茶山雅に行きました。四柱神社や松本城の近くの松本市中心部にあるのですが、今月初めにMEAT COMPANY with Bellmareでがっかりしたぶん、喫茶山雅はうらやましいくらい素晴らしいお店でした(試合映像が観られる+レジェンド展示物がある+客単価が安いから気軽に行ける→サポーターが来やすい)。カレーライスは販売されているレトルトカレーを開けただけでしょうか?。いかにも喫茶店に出てきそうな普通すぎるカレーでしたが、それがまたよいと思います。トラディショナルコーヒーもよかったです。
この湘南戦は松本のユニフォーム胸スポンサーのEPSONによる「エプソン スペシャルマッチ」で、エプソンが地元に貢献していることをNBS長野放送による地上波生放送で社長自らアピールする大事な日でした。NBS長野放送がフジテレビ系列なので15時のJRA中継にかぶせられないこともあって、13時しかキックオフ出来る時間がなかったようです。地元の放送局や地元のイベントの都合で時間をずらす機会がない湘南ベルマーレと比べれば、ぜいたくな悩みです。
13時キックオフの影響でこの試合は30度越えの快晴の炎天下で行われることになりました。今年は春が遅かったのに夏が早く、春が短すぎです。水曜日にも試合があったのにかなり過酷な環境でこの試合も行うことになり、こっちも相手もグダグダな試合になることも覚悟しなければいけないかなあ?と思いました。かなり久しぶりのアルウインでしたが、大型ヴィジョンが新しくなって、バックスタンド側に仮設席が追加されていました。
湘南は「4-3-2-1」という、たまにやっていた「4バックで1トップ」を基本とした布陣で対戦しました。得点源のFWジネイ選手をベンチに置いて、最近ようやく試合に出られるようになったFW野田隆之介選手を1トップに配置しました。松本が「引きこもってカウンター」という戦術でしたので前半は0対0だったのですが、FWジネイ選手がいないのに内容は良かったです。サッカーは採点競技ではないので内容が良かったこと自体は無価値ですが、よい傾向ではあります。
後半開始早々にFW野田隆之介選手が先制ゴールを挙げて湘南が先制します。この試合一番の収穫は野田隆之介選手が使えるめどがたったことでしょう。遅ればせながらジネイ選手以外で初めてFW登録選手の得点となりました。すぐに松本のFW石原崇兆選手によるゴールで追いつかれてしまいますが、セットプレーのこぼれ球をヘディングを狙って前に行っていたDFアンドレバイア選手が拾いに行って、サイドから出したパスをFW山田直輝選手がヘディングで決めるという、「パス出す人とヘディングする人が逆じゃね?」ゴールで逆転し、そのまま湘南ベルマーレが勝利しました。
まあ湘南がどうのこうの前に今シーズンの松本山雅FCを象徴するような試合だったと思います。「引きこもってカウンター」という戦術の松本はとにかく「ここぞというところでダッシュが効かなすぎ」で、多くの選手が30代なのに、週2試合で炎天下というのが効いていたと思います。戦術を変えたとしても「走れない」ということは悪影響を与えますので、松本が今シーズンの昇格争いに参加することは厳しいのではないか?と思いました。横浜FC・湘南などが我慢して若手を起用しているところをあざ笑うかの如く、讃岐・松本・町田は育成放棄で戦っておりましたが、3クラブともそのツケを払う時が来たようです。松本市民の関心は、松本駅前にある大病院である相澤病院に所属する地元信州大学卒の小平奈緒選手が、平昌冬季オリンピックでスピードスケートの金メダルを取れるかに移るかなあ?と思います。サポーターの立場なら、うまくいかないときは無理をしないほうがいいです。
試合後にパウリーニョ選手と村山智彦選手が挨拶してくれました。
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5月27日(土)はShonan BMW スタジアム平塚で16時キックオフの明治安田生命J2リーグ第16節モンテディオ山形戦です。在住・在学・在勤の方はチケットが安くなる茅ヶ崎市民デーで、イベント盛りだくさんの産業能率大学スペシャルデーです。湘南の元山形は高橋・ミスターモンテディオ・健二コーチがいます。また神谷優太選手が山形県出身です。山形の元湘南は宇佐美宏和選手と荒堀謙次選手がいます。産業能率大学スペシャルデー専用の座席割り当てとなるため主に山形サポーターにはご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
5月中旬から6月第1週くらいにかけて花菜ガーデンの春の薔薇シーズンとなり、この3週間に福岡戦、山形戦、長崎戦の、ベルマーレホームゲームが組まれております。また年間来場者数10万人の平塚市美術館では、「リアルのゆくえ-高橋由一、岸田劉生、そして現代につなぐもの」「斎藤文夫コレクション 浮世絵・神奈川名所めぐり (すごいね、斎藤文夫元参議院議員)」と、わりとわかりやすいテーマの展覧会をこの時期に開催しております。試合前のおデートにぜひどうぞ。
6月3日(土)はShonan BMW スタジアム平塚で16時キックオフの明治安田生命J2リーグ第17節V・ファーレン長崎戦です。在住・在学・在勤の方はチケットが安くなる大磯・二宮町民デーで、横浜ゴムスペシャルデーです。湘南の元長崎は岡本拓也選手がいます。長崎の元湘南は高木琢也監督(ベルマーレではなくフジタ)と養父雄仁選手(U-15のみ)がいます。山形に所属している息子とともに、高木親子と平塚で連続対戦となります。
長崎は放蕩経営で今季開幕前に経営破綻しそうだったところ、佐世保市のジャパネットたかたが債務を全額負担するかたちで親会社になり、救済されました。ジャパネットたかたを引退した高田明さんが連休前に長崎の社長に就任して経営者に復帰しました。湘南は2週連続のホームゲームにユニフォームの背中とパンツのスポンサースペシャルデーが配置され、特に横浜ゴムは2017年の今年が創業100周年のメモリアルイヤーです。ぜひとも長崎戦を成功させて、来年はブリヂストンがパンツスポンサーであるサガン鳥栖と対戦して勝ちたいものです。
長崎戦では湘南音楽祭という企画が開催され、その中で湘南乃風のHUN-KUNさんが登場します。毎年ありがとうございます。
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