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風雲児たち 幕末編 28巻 読了

おはようございます、2016年のNHK大河ドラマは「真田丸」は好評のうちにあと2回放送して終わるそうですが、「犬伏の別れ」の場所として小田切千アナウンサー(厚木高)に紹介された栃木県佐野市の新町薬師堂に訪問する人がこの秋たくさんいらっしゃったそうで、新町薬師堂ってどうってことのない地域のほこらなのに、大河ドラマってすごいなあと思った、チャリ通です。

2017年は「おんな城主 直虎」だそうですが、江戸時代以前の女性が主人公だと史料が足りなくて創作が増えてしまい、そうなると「ありえない創作部分」が出て、これが原因で全体的に「大失敗」になる場合が多い(近年だと2011年の作品が伝説級にひどくて逆に面白かった)ので、そうならないでほしいなあと思います。例によって地元(浜松市北区)は期間限定の観光地になるのですが、手前の金指あたりで渋滞がすごくなるんじゃないかなあと、9月に思いました明治維新150周年イヤー2018年は西郷隆盛だそうですので、平昌冬季オリンピック、FIFAワールドカップロシア大会とあわせて、国威高揚に活用されそうです。鹿児島ユナイテッドはこの年にJ2にいるか、この年でJ2昇格を決めたいところでしょう。

まあ今の地上波テレビって、NHK連続テレビ小説を筆頭に「50代以上の女性にどれだけウケルか」を目指して、他は捨てるって感じで制作されているように見え、ますますネット動画に「魅力的な広告対象視聴者(20代男女)」が流れる原因になっている(その反動がNHK紅白歌合戦のベテラン排除傾向につながっている)ように見え、そりゃあ高齢者を狙っていないスポーツもDAZN(Jリーグなど)とか、スポナビライブ(Bリーグなど)とか、hulu(巨人戦など)とか、パ・リーグTVなどに逃げちゃうよねと思いました。有料なのが普及的にどうかと思うのですが・・・。

先月末に、半年ごとのマンガ購入である「風雲児たち 幕末編 28巻」が発売されました。今回の帯コメントは、江川太郎左衛門英龍の子孫の江川洋さん(42代当主・江川文庫代表理事)でした。江川太郎左衛門英龍は子孫のために奮闘した英雄扱いで取り上げられている人物ですので、彼の子孫が風雲児たちを読んで感動しないはずがないです。

28巻では、島津久光が京都経由で江戸に進軍する過程における騒動がメインです(この巻では京都まで)。歴史の教科書や大河ドラマでは全く重要視されないエピソードですが、この漫画では1巻以上使います。

忘れがちでしょうが島津久光は大名になった経験がないので参勤交代や宮中に上がる権利がないので、今で例えれば「橋下徹元大阪府知事の政治家経験ゼロの親が、自分が大阪府知事気取りで、大阪府警の警官を大量にひきつれてデモ行進をしたうえで、安倍晋三総理大臣に直接要求を突き付ける」ようなものです。当時としては無茶苦茶です。

そのうえで清河八郎が裏でプロパガンダにいそしみ、島津久光が倒幕に挙兵したとデトロイト・メタル・シティクラウザーさんの信者並みに尊王攘夷の志士が自分に都合よく解釈して集まってきたり、西郷隆盛や大久保利通が彼らや島津久光に振り回されて調整に忙殺されたりします。

風雲児たちから脱線しますが、インターネットの普及で、明治天皇の非公式の写真とか、幕末の市井の写真とか、江藤新平の梟首とか、昔はなかなか見られなかった画像が簡単に見られるようになり、そのひとつとして美人で知られていたのに史料が出回っていなかったシーボルトの孫のたかも簡単に見られるようになりました。この巻に何コマかでます(まだ子供でセリフなし)。

そのたかとのちに結婚する三瀬周三が医師なのにシーボルトの通訳をさせられた挙句に投獄されるという、蛮社の獄を彷彿させる残念なエピソードもありました。幕府は全く成長しておりません。

この巻の各章が雑誌に連載時に熊本地震があったのですが、今回の島津久光の上洛に徳川家康が配した熊本城が全く役に立っていなかったのですが、その15年後の西郷隆盛のときに役に立つことも説明されちゃっています。

このマンガを読むメリットは、歴史を箇条書きではなく体系的に説明し、しかも大河ドラマのような一代記ではなく百年単位で世代をつなげて説明するのが、素晴らしいと思います。昨年おなじリイド社より「風雲児たちガイドブック 解体新書」という解説本も別途発売されました。第1話が機動戦士ガンダムや3年B組金八先生第1シリーズと同期の昭和54年(1979年)で、オイラも途中参戦ですからねえ・・・。

明治政府成立に近づくほど、複数のストーリーが同時進行で進むのに、物語としてはひとつずつ説明しなければいけないため、「最新巻を読むために、以前の巻を復習用に手元に置いておかなければいけない」ところが厳しいのですが、こればかりはしょうがないです。歴史も結局ひとりひとりのドラマをつなげたもの(このマンガはチャカしていて、中には名誉毀損気味な描かれ方のひともいるけど・・・)ですから、センター試験の日本史のような箇条書き的なものではなく、面白いものだと思います。

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