2016プレナスなでしこリーグ2部・チャレンジリーグ入替戦 第1戦 大和シルフィードvsFC吉備国際大学シャルム 戦
こんばんは、2017年は久しぶりにJ2に参戦する湘南ベルマーレですが、2014年と比べてJ2も少し変わっているだろうなあと思う、チャリ通です。
とりあえず、
湘南ベルマーレは2017年で14シーズン目のJ2ですが、水戸ホーリーホックの18シーズン目だけでなく、横浜FCが16シーズン目、モンテディオ山形も15シーズン目のJ2ということで、だんだんJ2で古株ではなくなりつつあります。
不在中に金沢と山口がJ2に初参戦していて、来年は北九州が新スタジアムになりますが、北九州と金沢はJ3降格の可能性があります(山口と湘南は天皇杯で平塚で対戦したことはある)。
J1の通算得点1位は大久保嘉人選手(川崎・現役)ですが、J2の通算得点1位も同じ大久保姓の大久保哲哉選手(横浜FC・現役)になっており、ひとむかし前は「J2通算なんとか」というと必ず登場していた元湘南の高田保則さんは、現在通算1位の記録がありません。J2最多出場の本間幸司選手は今も水戸で現役です。
札幌、清水、松本、セレッソ、千葉など、アウェイ動員が見込めるクラブが複数J2にいる影響で全体的に観客動員が増えていますが、よくみると水戸のサポーターが明らかに増えていて、ヴェルディ、横浜FC、町田のサポーターが明らかに減っています。
J3やJFLに人材を獲られていることもあり、J2残留争いクラスのクラブは昔のJ2・20位前後よりレベルダウンしているように見えます。
という感じでしょうか?。
11月12日(土)は天皇杯4回戦柏戦(後日記事化予定)でしたが、JFLアスルクラロ沼津がJ3昇格条件をそろえて、湘南の西隣のJクラブが清水から沼津に変わった13日(日)は、大勝した小田原アリーナの湘南ベルマーレフットサルクラブの試合ではなく、大和で13時にキックオフされたプレナスなでしこリーグ2部・チャレンジリーグ入替戦に行きました。チャレンジリーグプレーオフ2位の大和シルフィードのホームゲームで、プレナスなでしこリーグ2部9位のFC吉備国際大学シャルム(岡山県高梁市)との対戦でした。
女子の3部リーグってどうなのだろう?とは思ったのですが、この10年くらいの間、大和市が女子サッカーにものすごく力を入れているのはわかっていたので、観に行きました。小田急線が見えるスタジアムこと、大和スポーツセンター競技場は「大和なでしこスタジアム」という愛称をつけて自らハードルを上げたので、「なでしこスタジアムになでしこリーグは来ない」と言われないように、大和シルフィードは何としてでもなでしこリーグ2部には昇格したいところです。とはいえ大和シルフィードの歴史のほとんどは「ジュニア女子チーム」であり、トップチームは2016年で3年目と歴史が浅いです。湘南ベルマーレとの接点は、ユニフォームがPenaltyと、練習場である大和ゆとりの森の指定管理業者が湘南ベルマーレ系のNSBYエザンスコンソーシアムであることがあります。
うーん、出来れば海老名運動公園陸上競技場程度の陸上競技場を大和市内に別途新設して、とてもアクセスが良い大和なでしこスタジアムの陸上トラックを取り壊して1万人程度収容のサッカー・ラグビー場にしたほうがいいなあとは思うのですが、難しいのでしょうね。陸上競技場のままではこれ以上客席や第9レーンを増設できませんし・・・。大和市職員の小野寺志保さんに期待です。
このスタジアムはメインスタンドのみで2,000人くらいしか入らないのですが、この試合は1,700人以上の動員があり、チャレンジリーグ所属のクラブの試合としては異例の動員でした。7割以上が大和の応援ですが、この試合が入替戦ということもあって、FC吉備国際大学シャルムもベンチ外選手や後援会と思われる50名弱が駆け付けており、岡山から女子サッカーの応援で来ていることを考えれば、これも異例だと思います。
試合のほうは、なでしこリーグ2部のFC吉備国際大学シャルムが、チャレンジリーグの大和シルフィードに地力の差がだいぶあることを見せつける展開でした(相手は外人選手までいるわけで・・・)。大和シルフィードは皇后杯予選に負けてしまったため、前回の公式戦から2ヶ月近く間が空いてしまったのも、この試合で不利だった要因と思います。
それでもなでしこリーグ2部を優勝した先日のノジマステラ神奈川相模原と比べると、FC吉備国際大学シャルムは同一リーグだったのにパス精度、トラップ精度、運動量ともに差があるなあと感じてしまう内容で、女子サッカーはリーグ間に差があるだけでなくリーグ内にもJ1やJ2以上の差があって大変だなあと思いました。
この試合最後の選手交代はなんとGKで、今シーズン限りで引退を表明していた小野寺志保選手の出場で、大変盛り上がりました。
なでしこリーグといえば、どこのクラブもおじさんが観に来ていてサポーターの平均年齢が高いというイメージがあるのですが、FC吉備国際大学シャルムの応援は上記のベンチ外選手なので女子大学生であり、大和シルフィードは育成世代の女子選手の声が通っていて、大人数の大和のおじさんより声が出ていたので、この試合に限ればなでしこリーグの試合とは思えないくらい、女子による応援という試合でした。
11月19日(土)の岡山での試合との合計で、勝ったほうがなでしこリーグ2部、負けたほうがチャレンジリーグとなります。
試合終了後はホームゲーム最終戦ということであいさつがあり、最後に小野寺志保選手の引退セレモニーが大和市長の来賓のもと、とり行われました。数少ないオイラより年上の選手で、日本代表で何度も国際大会に出場しており、オイラが学生のころはイケメン女子サッカー選手(!)としても知られておりました。お疲れさまでした。しかし最後に小野寺志保選手の持ち歌を歌えというのは、持ち歌を知らないので難しいです。
今後も大和市職員として女子サッカーにかかわるそうです。既に2020年の東京オリンピック後にFIFA女子ワールドカップを日本サッカー協会が誘致することを名言しており、試合会場は無理ですが、東京オリンピックと合わせて大和市が女子サッカーで関わりたいことも多いでしょうし・・・。
その後ノジマステラ神奈川相模原と同様に、選手によるお客様のお見送りがあるのですが、大事な入替戦でやられてしまった直後なので、やりづらかっただろうなあと思いました。
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