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風雲児たち 幕末編 26巻 読了

こんばんは、2015年にもっともメディアに露出しているJリーグのフロントは、圧倒的にJ2・FC岐阜恩田聖敬社長(37歳)ですが、残念ながら理由はクラブの経営やトップチームの成績がどうのこうのではなく、社長自身が筋萎縮性側索硬化症 (ALS) を患いながら経営者を続けているということで露出があるということで注目を集めており、精力的に活動しているもののわずか1年前のご本人と比べるとものすごく病状が進行していて心配な、チャリ通です。

正直、ラモス監督の指導力は東京ヴェルディ監督時代にかなりの力不足が指摘されていたので、2015年の岐阜の成績も予想の範囲内でしたが、さすがに現在の恩田社長の状態でJ3降格は忍びないので、今年はJ2残留してほしいなあと思います

先月末に、半年ごとのマンガ購入である「風雲児たち 幕末編 26巻」が発売されました。今回の帯コメントは、元ライブドア社長で現在はJリーグのアドバイザーも務めている堀江貴文さんでした。このマンガの帯コメント執筆者リストからすれば堀江さんクラスでは「普通レベル」になってしまうのが、すごいところです。今だったら、本木雅弘さん、渡辺謙さん、杏さん、タモリさん、マツコデラックスさん、又吉直樹さんあたりが帯コメントを書かないと、「風雲児たち 幕末編」の場合はもはや驚きません。堀江さんの「このマンガ中毒性高すぎ!」というのはおおむね同意ですね。

26巻では、和宮降嫁、文久遣欧使節団、長州藩関係といったところがメインです

日本史の教科書だと、「和宮降嫁で公武合体を推進して、江戸幕府と朝廷の関係が修復された」とか程度で終わってしまうのですが、同期は「3年B組金八先生」と「機動戦士ガンダム」(1979年)という「風雲児たち」は、明治維新を描くために関ヶ原の合戦(岐阜県)からスタートして、「10年前の○巻に描いていたあんなことが、今回の話を描くための伏線になっていたのね」ということがいくつもある「箇条書きではないドラマ」なので、和宮降嫁周辺のドラマが良く理解できました。テレビドラマが取り上げがちの天璋院派と和宮派による大奥のどーでもいい対立を省略したのも良いです(テレビの主力視聴者は世界のどこでもオバサマなので、どの局のドラマでもそっちに過度に走りがち)。

和宮降嫁については、徳川家茂の誓書を持ち帰るための逆算をしていた岩倉具視(加山雄三さんの先祖で、オイラが生まれた頃は500円札だった)のすごみがいかんなく発揮され、岐阜県の馬籠宿を舞台とした島崎藤村の「夜明け前」も読みたくなりました。

個人的には政治や戦争の話より、涙ぐましいまでに西洋の文化を求めた、解体新書、大黒屋光太夫、遣米使節などの話のほうが好きなので、福沢諭吉の再登場にほっこりしました。「明治言論界の二福」がこの巻で会っているところが素敵です。

ようするにISILやらタリバンやらと変わらなかった、当時の尊王攘夷の志士ですが、変換すると「長い歌」にされるので困る長井雅楽「航海遠略策」を、154ページから155ページの間で池上彰さんレベルに要約して説明し、その後のページで当時の評価を描いているところが、この巻のハイライトのひとつだと思います。

薄っぺらい2015年のNHK大河ドラマと比べると格段に面白いです。欲しい視聴者を考えて女性を主役に据えた年の大河ドラマの場合、江戸時代までの女性は資料が少ないにもかかわらず1年の長丁場なのでネタが少ないために、「あり得ないフィクションてんこ盛り」になってしまうので、面白くなくなりがちです(特に2011年の作品は秀逸なコントだった)。現代のノンフィクションドキュメントでさえ不都合なところを盛り込まないのですから、既に同じ時代を生きた人が世界のどこにもいない坂本龍馬のことを正しく書ける人がいるわけがありません。それを承知で時代劇は観るものですが、許容範囲を越えてしまうドラマをテレビ局も作りすぎですよね・・・。

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