J2 2014 第19節 磐田vs湘南 戦
おはようございます、FIFAワールドカップブラジル大会で、日本代表のグループリーグ敗退が残念な、チャリ通です。最初のコートジボワール戦からして出来が悪いのが見えていたので痛々しく、3試合の進捗も2006年のドイツ大会そっくりでした。最後に対戦したコロンビア代表は、内戦などの影響もあり21世紀に入って低迷しておりましたが、古豪として有名で、トーナメントも頑張っていただきたいところです。ベルマーレ的にはパラシオス(チャカ)さんに日本代表がいいところをみせてほしかったなあ・・・。
日本代表の実力を考えれば、ワールドカップは「本大会出場」はノルマとして必ず達成しなければいけませんが、そこから勝ち上がることはノルマのレベルではないと思います。勝ち負けは時の運もあると思います。そもそも前回優勝のスペインを始め、イタリア・ポルトガル・イングランドもグループリーグ敗退でした。もともと「欧州・アフリカ大会では欧州国、南北アメリカ大会では南米国が優勝」している傾向が、今大会もそのまま反映されている流れの中、日本と韓国にとってブラジルは地球の反対側ということも不利な一因だったのかもしれません。また、昨年のコンフェデレーションズカップ以降の強化がうまくいかなすぎたことも原因でしょう。特に今年に入って、固定メンバー好きな傾向だったのに、香川・本田選手の所属クラブでの出場機会が減ったり、長谷部・内田・吉田選手が直前まで負傷で休んでいたり、遠藤保仁・今野選手がガンバ大阪で活躍できていなかったり(ガンバは優勝したいなら年末にこの2人の放出も視野に入れないとというくらい、世代交代待ったなしです)で、その固定メンバーが調整不足の中で、代替選手を決め切れておりませんでした。改めて岡田武史監督の経験が、代表は初采配のザッケローニ監督にあればなあと思いました。
次のロシア大会には頑張りましょう。今回使用した日本代表のユニフォームは、アジア競技大会(韓国・仁川)、AFCアジアカップ(オーストラリア)、リオデジャネイロ五輪予選、U-20ワールドカップ(ニュージーランド)とその予選(ミャンマー)などでも使用します。これらの大会には、本気で元所属を含めた湘南ベルマーレの選手に活躍を狙うべきだと思いますので、「ベルマーレにとっては良いユニフォーム」になればいいなあと思います。ブラジルの日系人には、「リオデジャネイロ五輪の遠藤航選手」の活躍を見せつけたいところです。
6月21日(土)は、アウェイのジュビロ磐田戦が、19時キックオフで開催されました。ベルマーレは今世紀に入って、ブラジル代表監督が指揮を執ったこともある名門ジュビロ磐田に勝ったことがないのですが、それでもオイラはヤマハスタジアムが大好きなので、予定と予算があえば、行っております。フットボール専用スタジアムであるだけでなく、ボランティアさんの対応が素晴らしいのです(同じ色でフットボール専用スタジアムの某クラブと大違い)。鰻(衰退しすぎて大して出荷していない)・うなぎパイ(宇都宮のレモン牛乳もそうですが、原材料感ゼロ)・餃子(普通)・げんこつハンバーグ(ファミレスばかりの人にはいいかも)など、「セールスポイントの乏しいものを巧みに売ることに関しては日本一」な浜松市ともども、仕事でも何度か行っているので、少しだけ土地勘も出てきました。遠州鉄道グループのICカードが他社と連携していないのが残念です。まあ千葉県も千葉市まで下るとICカードを導入できない旧型車の会社もあるくらいなので、県外に行くと神奈川中央交通のすごさ(常に業界最新車)がわかります・・・。
本当は「天王山」とか書きたかった1位・2位直接対決ですが、第18節の時点で勝ち点差が14と開いており、1位湘南と2位磐田の差が2位磐田と14位熊本の差と1しか違わなかったので、天王山とは書けません(昨年の順位も湘南のほうが上)。しかし動員も12,994人ということで、雰囲気はものすごくよかったです。
昨年のJ1第8節ではベルマーレが負けましたが、日程で不利だった試合なので、今年はジュビロにその違いを見せないといけません。昨年のジュビロは「老けこんだプレーをする若手と、一流だけどいかんせん老けているベテラン」というチームでしたが、どうやら今年もあまり変わっておらず、松井・ポポ・藤ヶ谷選手を補強しました。まあ使えないからといって、今後の新卒スカウトを考えると若手を集団解雇は出来ませんよね・・・(湘南が菊地・三竿選手を獲得できたのも、ここ数年の若手の実績が大きいでしょうし・・・)。ワールドカップでDF伊野波雅彦選手がおりません。この試合からベルマーレのFWウェリントン選手の頭がコーンロウになっておりました。
陣地を変更して始まった前半は、いつもの湘南スタイルで磐田と闘いました。相手のポポ・山崎選手の動きがよかったと思いましたが、万能な能力を持っていたFW前田選手と、ワールドカップ出場のサイドバックであるDF駒野選手のフィジカルが、予想していたより衰えているように見えました。いい選手だったのに残酷です。
前半39分に、FW岡田翔平選手のシュートがはじかれましたが、もう一度彼が押し込んで、湘南が先制しました。
後半開始からしばらくしたあと、磐田のベテランMFフェルジナンド選手が、湘南DFのすきまを突いてミドルシュートを決め、同点に追いつかれます。これを防ぐのは無理です。
しかし、湘南のコーナーキックから、「今季もセットプレーでゴールを決めているにも関わらず0得点」である磐田のDF菅沼駿哉選手が磐田ゴールに押し込み、最後は磐田のGK八田選手のセットプレーの攻撃参加もいなして、展開についていけていない東城主審の影響もなく、磐田の2得点で湘南が勝利しました。
今世紀初めて、ベルマーレはジュビロ磐田に勝利しました。試合のレベルは今季の試合としては高かったので、2015年のJ1での予行演習には良かったと思います。1993年はベルマーレが1位、ジュビロが2位でJリーグに昇格しております。経営規模は3倍の差がありますが、2014年もベルマーレがジュビロより上で昇格したいです。現在Jリーグクラブで唯一、エンブレムに親会社名が入る株式会社ヤマハフットボールクラブことジュビロ磐田は、運営会社名をジュビロに変更して、エンブレムを変更するそうです。新外人も獲得しましたし、巻き返してくると思いますが、1位を譲らないよう、ベルマーレも頑張りましょう。
<追記>8月のジュビロ磐田戦に、ジャパン不動のキッカーである五郎丸歩選手を補強されていたら、案外活躍されそうで、脅威です。
次は6月28日(土)、ホームで19時キックオフの第20節ギラヴァンツ北九州戦です。平塚信用金庫スペシャルデーで、寒川町民デーです。この日は圏央道部分開通の日ですが、寒川町が道路における平塚市の玄関になるのはこの日ではございません。ギラヴァンツ北九州はJ1ライセンスがございませんが、現在4位の強豪です。しかも湘南はFWウェリントン選手が出場停止です。ホームでは前半最後の試合ですが、がんばりましょう。
6月28日(土)は、湘南ベルマーレフットサルクラブのFリーグ開幕戦です。代々木セントラル開催で、27日は試合なし、28日は10時から仙台戦(仙台は前日が開幕戦)、29日は11時半から北海道戦となりますので、ナイトゲームのJ2とは競合しません。
また、6月29日(日)はNHKのど自慢が厚木市文化会館から生中継されます。予選に出場される方は頑張ってください。
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コメント
スカパー観戦していてつくづく感じたのは、磐田はここまで実力出して(出せて)いなかったんだなあということでした。
本来のニュアンスとは違うけれど「争いは同じレベルの者同士でしか発生しない」のだなあと。
今あらためて考えると、J2常駐チームは磐田に対しては「争い」ではなくほとんどが「抗い」でしたね。
来週は首を洗ってお待ちしてます。
古林が間に合わなかったのは残念ですが。
投稿: ただもの | 2014年6月28日 (土) 15時10分
ただものさん、コメントありがとうございます。
6月13日付けの「2014年ワールドカップ期間中の展望 (5・終) 」に書きましたとおり、2014年の群馬での試合は、圏央道、SL、独立リーグ、富岡製糸場、大泉町と、ついでにどうでしょう的なコンテンツが多くて魅力的なのですが、平塚七夕と重なっているのと、移動手段がJRの人は群馬で宿泊になるところで、ハードルが上がっております。でもザスパを気にしているベルマーレサポーターは多いので、出来るだけ動員できればなあと思っております。
大分戦もしっかり勝っているザスパですから、調子はいいのではと思います。それに対して七夕ユニフォームのベルマーレは伝統的に弱いです。よろしくお願いいたします。
投稿: チャリ通 | 2014年6月29日 (日) 15時04分