明治安田生命J3リーグ 2014 第9節 相模原vsJ-22選抜 戦
こんばんは、相模原市までも大阪市の塩崎さん系統のマスコット(というか直系のようですね)を採用し、またゆるキャライベントで塩崎さん系統比率が上がるなあと思った、チャリ通です。むしろ塩崎さん系統のマスコットだけを集めたイベントをやったほうがいいのではないでしょうか。
昭和の日である4月29日(火)は、京都戦(後日記事化予定)の前に、初年度であるJ3リーグを観ることにしました。提携先の福島、J-22、町田、相模原を1試合程度行きたいなあと思いますが、行くのが結構大変なので「気が向いたら」程度のノリです。予算がないので関東だけなので、自動的に福島とJ-22の観戦試合は限られます。
この日は相模原ギオンスタジアムの相模原対J-22選抜の試合に行きました。ベルマーレの選手がJ-22選抜に選抜されることを期待したのですが、前節の町田戦とセットで招集されたメンバーにベルマーレの選手がおらず、ベルマーレサポーターが観に行く理由がなくなってしまいました。
トップクラスの大学サッカー部が馬入に来て練習試合をしたのをかなり前に観たのですが、当時JFLの栃木SCあたりより、この大学生(主力級だったらしい)のレベルが高くて驚きました(別の試合では何人内定選手出場させているんだよという大学もありましたし・・・)。今は大学サッカー部に行くことは、遠回りではありません。むしろGKについては高卒でプロになるほうがリスクだと思います。昔はサテライトリーグが若手の研鑽の場だったのですが、北海道や四国などの隣と離れたクラブの負担が甚大だったために廃止になってしまいました。それらの解決策として、3部リーグに若手チームを参入させるJ-22選抜が結成されたと思います。
J-22選抜のメンバーを観ますと、「J1・J2の試合でベンチ入りする選手は選ばれない」「特別指定や2種登録選手は選ばれない(そもそもJ3リーグに特別指定選手制度は存在しない)」なので、ものすごくたくさん候補がいるのですが、「J2下位クラブでベンチ入りできない選手はお呼びでない」のようで、湘南・京都・福岡・札幌あたりが下限のようです。ただし東京ヴェルディは自分のクラブのJ2に出場できるので、わざわざJ3リーグに選手を出す必要はないでしょうが・・・。まあ、現時点でリオデジャネイロオリンピックは無理でしょうが、そんなにレベルが低い選手ではないので、経験を積んで逆転でオリンピックメンバー入りをする選手もいるのではと思います。
1年ぶりの麻溝公園ですが、当時工事中だった陸上競技用のサブグラウンド(客席なし)が完成しておりました。ただし照明塔の工事は行われておらず、現時点で予算も通っていないようですので、SC相模原は2015年もJ3リーグに参戦することが事実上決定しているようです。経営がまともな上でベルマーレホームタウンと隣接しているこのクラブにJ2ライセンスが付与されることは脅威なので、大変申し訳ございませんが、良かったともいます。スポンサーと集客を相模原市に頼っているFC町田ゼルビアに期待です。
会場入りして驚いたのは、お客さんが増えていることです(4,079人)。相模原は町田を抜いて現在J3リーグ最多動員なのだそうです。相模原はチケットがえらく安いですからねえ・・・。隣の町田は招待されていない子供でも、中学生以下は誰でも「1試合あたり55円」で観戦できるシーズンチケットがあるので、過当競争になっているのだと思います。そこで相模原はFW高原直泰選手を獲得したのでしょうね(ヴェルディで結構得点していたのに、レンタルされることになってしまった・・・)。
そしてもうひとつ驚いたことは、即席のJ-22選抜応援団が結成されていて、それぞれ自分のクラブのユニフォームを着て応援しているという、変わった光景でした。最大派閥はこのあと平塚に行くであろう京都サポーター(10人くらい)で、他に清水、大宮、札幌、マリノスなどを確認できました。今回はベルマーレは選手がいないので意味はないのですが、所属元選手がこの応援を観た場合は、クラブやこのチームではなく自分を観に来たことを意味するので、ちょっと嬉しいのではと思います。
試合が始まって、相模原の選手の運動量が少ないことに気がつきました。J3リーグの規定で全クラブにプロが所属しておりますが、全員プロなのは町田と長野くらいで、福島も相模原もアマチュア選手や普及コーチが本業となっている選手が大半を占めます(そう考えると上位3クラブは町田・長野・鳥取あたりで占めないとおかしいことになります)。フィジカルトレーニングが不足したうえで連戦なので、しんどいのかもしれません。J-22選抜は普段はJ2以上のクラブにいるので、体力面で優位なのではと思いました。FW高原直泰選手もミスを結構しておりました。
あと、J-22選抜はセットプレーが危なっかしいのですが、個人技となるカウンター攻撃が明らかに相模原より鋭く、ひとりひとりの能力はプロの選手だなあと思いました。何度も試合を重ねれば何度も招集される選手も出るでしょうから、その選手を軸に効果的な戦術を組めば、それなりに強くなるのではと思いました。練習試合は「次の試合の準備」ですが、公式戦はどんなカテゴリーでも「本番」です。J-22選抜は有意義なチームだと思います。
ただJ3リーグを観て、相模原や町田はレベルの高い国士舘大(町田市)・青山学院大(相模原市)・法政大(相模原市)のエース級選手5人を常時特別指定選手としてフル出場すれば結構勝てると思ったのですが、J3リーグは特別指定選手を採用しておりませんでした。Jリーグにもくろみを読まれてました。
試合は終盤にJ-22選抜のFW平秀斗選手(鳥栖)がゴールを挙げ、J-22選抜が勝ちました。体力勝負に持っていったらセミプロクラブには厳しいです。
元ベルマーレの佐野・菅野選手も出場しましたが、この試合ではいまいちでした。この試合の後、佐野裕哉選手が相模原市内の路上で車に跳ねられたそうで、大変心配です。回復をお祈り申し上げます。
試合後、昨年相模原がやっていたお見送りを、負けてもやるのか確認をしに行きました。そうしたら負けてもやっておりました。ただし何でもありだった昨年までとは変わり、サイン・記念撮影禁止の「ハイタッチ会」になっておりました。そりゃあそうです、軽く1,000人以上いてサインや握手とかは無理です。もともと人数が増えたら厳しい企画ですから、これはしょうがないと思います。3,000人を軽く越えるようになったら、お見送り自体も廃止だと思います。しかも有名なFW高原直泰選手も他の選手と同じ扱いで参加しているところが、好感が持てました。ハイタッチが終わると、スポンサーからの来場者プレゼント(腕時計)を選手から当選者に渡しており、すごいなあと思いました。
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