J2 2012 第42節 町田vs湘南 戦
こんばんは、昨年エポスカードゴールドが発行され、今年イオンカードゴールドが発行され、イオンの近くからイトーヨーカドーの近くに引っ越した関係で利用が大幅に増えたセブンカードも、来年ゴールドになるペースらしい、チャリ通です。
これらのほかに入社時に発行されたコーポレートカードとUCカードプライズもあってゴールドカードを必要以上に所有しておりますが、すべて年会費無料ゴールドカードなのでむしろ貧乏くさく、微妙です・・・。ただ、数%の割引や、指定の場所でジュースが飲めること、旅行保険が付くという特典のために、セブンカード以外も保有してたまに使っております。
皆様既にご存じのとおり、11月11日(日)という非常に覚えやすい日に、
で、湘南ベルマーレがJ2・2位となり、J1復帰を決めました。
11月中旬に書く時間がとれず、記事化が出遅れてしまいました。
まずあちらにとっては「酒井良選手の日」だったと思われる町田戦についてですが、
町田市立陸上競技場のメインスタンドが結構出来ていて、完成したら市原臨海競技場のメインスタンドのように、「ここから先は旧スタンド」「ここから先は増築スタンド」とわかりやすそうだなあと思いました。
メインスタンドが建設中のため、「昇格決定戦かつ残留決定戦」であったにも関わらず、たった7,139人しか入場できませんでした。せめて夏のニッパツ三ツ沢くらいの席があればベルマーレサポーターにも行きわたったと思われ、残念でした。
この試合で、なぜ町田がJ2ライセンスの基準として1万席の確保を要求されるのかがわかったのではないでしょうか?。年に数試合は「普段の倍以上の集客」を普通にさばけないと、平均集客も上昇しないものなのです。町田はチケット代も安いので、おそらくこの試合のチケット売り上げもたった1,000万円前後だと思います。「toto対応の夏の九州遠征」1回分(20名以上・航空機移動・前泊・後泊・食事支給・バスで会場入り・用具運搬あり)に最低数百万円かかることを考えれば、町田のバックにはLEOC並みの支援をしている企業でも付いているのかなあ?と思います(準加盟以外のJFLだと、沖縄以外は夜行バスで当日朝会場入りし、帰りも夜行バスで翌日朝出勤が基本なので、経費は安いもののホームとアウェイの強さの差が大きい)。
キックオフから1分ちょっとで、古林将太選手のクロスをキリノ選手が押し込んで、もう先制!。古林選手のセンタリングからの得点パターンが多いことは、湘南戦のダイジェスト映像を見れば誰でも気づくものですが、町田の選手は自習すらしないのか、能力不足で対策をとってもダメなのかのいずれかでしょう。いずれにしても、この時点で湘南の昇格を確信しました。
その後、引き分けすら許されない町田が反撃を試みますが、前の試合の「悲壮感いっぱいだった鳥取の選手」とは気合いが違っているようで、町田は湘南のDFが戻ってくるまで時間を稼ぎながら前進をしてくれるため、あまり怖くありませんでした。カウンターはダメで、相手のディフェンスが全員戻ってから改めて攻撃を開始するという横綱相撲が、美しいサッカーということなのでしょうか?。というか30代の選手が多めのせいか、鳥取の選手と比べてダッシュが遅めです。とりあえず教員が主体だったらしいクラブが「○○はダメ」を推進しているのは、どうかと思います。
前半終了間際に、ゴール前の混戦から髙山薫選手が押しこんで、理想的な時間帯で追加点が入りました。
前半終了時点で、西京極の2位・京都は、首位甲府と0対0。このままいけば3位・湘南が京都を抜いて自動昇格ということで、期待が膨らみました。
後半も古林選手のパス(町田はハーフタイムの修正もしていない?)を、大槻"丹波乃風"周平選手が決め、3点差になりました。この頃から京都の途中経過を携帯電話・スマートフォンでチェックしながらの人が多かったのではないでしょうか?。
最後に湘南ベルマーレ初年度から在籍している坂本紘司選手を投入して、試合を締めにかかりました。
そして試合終了。と同時に京都が甲府に勝てなかったことも判明し、J1昇格の歓喜の渦となりました(甲府とはいいダービー関係になりそうですね)。J2優勝できなかったのは残念ですが、前回の3位昇格を上回る結果は、大変素晴らしいと思います。
まだまだ「桂馬的な動きが出来る」古橋・馬場選手あたりが出ていないと、「香車4枚攻撃」みたいで工夫がないところが気になりますが、大槻・岩上選手あたりを育成しながらの昇格でしたので、今後に期待したいところです。前回の昇格は、田村・ジャーン・アジエル選手で昇格したのに、J1で彼らが怪我でほとんど出られなかったという、「冗談みたいな展開」でしたので、今回の若い主力選手に期待です。
おお、村松大輔選手も、反町康治前監督も、ベルマーレ昇格について触れている・・・。
テレビ解説の菅野将晃さんは元ベルマーレ監督で、ひいきにしていただいておりますが、長男がゼルビアU-18・U-15のコーチなので、複雑だったのではないかと思います。Jリーグから町田ユースに対して補助金が出るということで、安心されたと思います。ただ数年もすればJリーグ準会員クラブも何チームも出るでしょうから、補助金が廃止になる前に町田も昇格したいところだと思います。
町田は、守備崩壊の実績充分のアルディレス監督を呼んだ時点で、多くのJリーグ関係者は今年の結果はある程度予想できていたはずなのですが・・・。まあその対応も含めてチーム力だと思いますので、相模原に集客で負けないようにがんばっていただきたいところです。
でも、町田駅からは麻溝公園競技場のほうが近く、電車バスなら日産スタジアムのほうが近いというのが、厳しそうですね。「10億円+準備期間なしで30億円+プレハブ2億円」で他のJクラブより背負っているものは大きかったはずなのですが、他の21クラブと違って「勝つことよりも、美しさ」を選んだのですから、文句はないのでしょう。町田に限らず、J2に昇格しようとしているところは、その前の5年くらいを「勝ち越し」て終えているため、降格するくらい負けることに誰も慣れておらず、その後苦労するところが多いですが、がんばってください。町田には天皇杯もありますし・・・。
未来が読めていれば、東京女学館大学跡地に、ゼルビアとキヤノンイーグルスと共同で、「ラグビーワールドカップと東京オリンピックを見据えた、フットボール専用スタジアムを、グランベリーモールの近くに建てます」とかなっていたのでしょうが・・・。
来年は、
J1:FC東京・川崎フロンターレ・横浜Fマリノス・湘南ベルマーレ
J2:東京ヴェルディ・横浜FC
JFL:FC町田ゼルビア・YSCC・横河武蔵野FC
(SC相模原にもJFL昇格の可能性あり)
なでしこ:日テレベレーザ
チャレンジリーグ:スフィーダ世田谷・ノジマステラ神奈川・日本体育大学FC
Fリーグ:府中・町田・湘南
東京都と神奈川県だけで最大17チームもサッカー系全国リーグクラブがあるという、えらいことになっております(でも人口も税収も「福岡県+佐賀県+大分県 < 神奈川県」です)。「そこでなぜ、湘南ベルマーレなのか」にこだわっていかないと、生き残りは厳しいと思います。
今日は疲れたのでここまでとします。人事やまとめなどは別の記事で。
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コメント
坂本引退には驚いたね。もう1年J1でプレーしてからでも良かったのに。ただ戦力的に考えたら疑問符がつくが。オジーの退任?解任?もね。今更だと思うがゼルビアも金銭的に解任出来なかったのが現実だろう。確かにオジーを監督にした時点で守備崩壊はわかりきってたわけで更に点が取れなきゃ悲惨な結果しか待ち受けてなかった。それが現実的になったわけだが。後任に秋田が候補らしいがこれも訳わからない。1年でJ昇格と言うが優勝しないと昇格出来ないから厳しい。降格して5千万貰えるのもおかしい。多額の税金を使って完成した時にはJFLとは皮肉だね。相模原もJFL昇格の可能性があるしYSCCもあるしJFLも地味に面白くなる。ステラも予想してたがいざチャレンジリーグ昇格すると驚く。ただステラと他の県リーグのチームの力の差がありすぎて試合にならないのもあったからね。チームが出来て1年足らずだから凄い。専用練習場完成が来年3月に延期になったのは何故か? ノジマ本社に問題があるからか。プレーオフで横浜FCが負けたが横浜FCが昇格したら神奈川県にJ1チームが4つもある事になったわけでそれもどうかと思う。フロンターレマリノス横浜FCベルマーレサポはアウェーが近くて行けるのは良いだろうが。他にもJ1チームはあるがその中でベルマーレは少ない予算の中でどれだけ選手補強が出来て観客数を増やして行けるか。予算がないから補強は出来ない勝てない観客数も増えないは言い訳にもならないからね。また2年前のようにボコボコにされないようにしないと。今年の札幌は他人事じゃないよ。ベルマーレもああなる可能性があるわけだから。
投稿: 藤和不動産 | 2012年11月21日 (水) 21時42分
まずは昇格おめでとうございます。
敷島で他会場の結果を聞いて、草津の負けの直後なのに大喜びしてしまいました。
菊池がいよいよJ1というのが嬉しいです。
あと坂本は本当にお疲れさまでした。
試合に関しては、古林が前目にいるということが何を意味するのか、戸田がよく知っていたはずなんですがね。
どちらのチームもシーズンを通じて自分たちのスタイルを貫いた結果ですので、降格したとはいえ町田には敬意を表したいと思います。
ウチはスタイルどころか方向性すら見えずじまいでしたし。
※プロのサッカーチームのあり方として相応しいかどうかはさておき。
来年はさいたまでの2試合に参戦するつもりです。頑張れ湘南。
投稿: ただもの | 2012年11月22日 (木) 00時54分
藤和不動産さん、コメントありがとうございます。
2012年のサッカーは「1980年代生まれの時代」ですが、オリンピックも終わりましたし、来年あたりから「89年以降生まれ・25歳未満」の「平成生まれの時代」になると思います。そんな中1978年生まれの坂本紘司選手が引退するのは残念です。1960年代生まれのふたりは、Jリーグでウルトラマン並みにしか試合に出ないのであれば、4部リーグあたりでフル出場したほうが価値があると思いますが・・・。
坂本選手とかぶるポジションの選手を考えると、オイラも飼い殺しやむなしだったと思うのですが、おそらく草津・徳島・町田あたりや、出身地のびわこ滋賀あたりだったらオファーしたと思われるのに、本人がベルマーレ以外のユニフォームを着れないと判断したことは、ベルマーレにとっては名誉なことだと思います。
今は人口減の時代なのに、クラブチームばかり増えていて、正直共倒れの危機だと思うのですが・・・。
前回の昇格時は「既存戦力の維持はしたけど、試合には出場出来なかった」というのが痛かったですが、今回は田村・ジャーン・アジエル選手のようなことにならないことを祈るのみです。
投稿: チャリ通 | 2012年11月22日 (木) 21時45分
ただものさん、コメントありがとうございます。
ザスパを応援していらっしゃるのに、ベルマーレも気にかけていただき、ありがとうございます。
高校生の時にサテライトの試合に登場したときや、J1デビューしたとき、かわいそうなくらいボロボロだった古林将太選手は、試合に出るごとに少しずつ巧くなっていき、町田戦にも貢献いたしました。その過程に「ザスパ草津所属」があったことが良かったことは明白で、2013年のテレビ放送で、古林・菊池大介選手の下に「前所属:ザスパ草津」と表示させることで、恩返しになればと思います。
何気にFWとMFがだぶつきそうな予感がしますので、「2013年は試験的にU-23の下部リーグ移籍ウインドーなし」を活用した、ベルマーレからザスパへの期限付き移籍が発生しそうな気がします。もし発生いたしましたらよろしくお願いいたします。
2013年はクラブ名を「群馬」に変更するそうで、飛躍につながることをお祈り申し上げます。J1レベルで考えますと、ベルマーレのサポーターは非常に少ないので、埼玉の試合はよろしくお願いいたします。
投稿: チャリ通 | 2012年11月22日 (木) 21時57分