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J2 2012 第4節 湘南vs岐阜 戦 など

こんばんは、平塚市大神にあるBMWモーターサイクル専門ディーラー「モトラッド」も、Shonan BMW スタジアム平塚のネーミングライツの恩恵を受けているのかが気になる、チャリ通です。Motorrad(モトラッド)と、自動車専門のShonan BMW(モトーレン東洋)とは別会社なのですが、掲げている看板が同じなので、厚木市民と東名厚木ICからやってきたビジターサポーターは、絶対間違えていると思います。東名厚木ICのそばにあるBMWは、Shonan BMWの支店です。

なお今年からBMWについての応援があるのですが、袖スポンサーのチェッカーモータース(アルファロメオ・フィアットなどのディーラー)もかなりの額をベルマーレに提供されておりますし、ネッツトヨタ湘南神奈川日産日産プリンス神奈川もスポンサーなので、なかなか心配です。

福岡戦の翌日の3月18日(日)に、第2回JAあつぎ「ふれあいサッカーフェスティバル」が開催されました。1月に開催された第1回と異なり、中2日で試合がある今回は現役選手が来訪できるか微妙だったのですが、中村祐也・福田健人選手が駆けつけてくれました。福田選手はともかく、中村選手は練習試合に出られなかったりしております。ここに来られるということは復帰が近いということなのでしょうか?。

春分の日の3月20日(火)は、16時キックオフのホーム連戦でFC岐阜戦がありました。中2日で移動がなかった湘南に対し、岐阜は遠征(というより御殿場の時之栖で短期合宿をしてきた)をしてきており、絶対的に湘南が有利な試合でした。さらに岐阜はJ2昇格以降湘南に勝ったことがなく、昨年は平塚で7失点を浴びてしまっており、精神的にもこちらが優位な対戦であります。

昨年はJ2最下位で、人の入れ替わりも結構あった岐阜は、4-4-1のシステムに、元日本代表の服部年宏選手を「センターライン」という新ポジションで、チームと独立して追加したような戦術でした。事実上のJ2最年長選手(1973年生まれ)と言えるにも関わらず、センターバックと一緒に守った後、センターFWを追い越してセンタリングにあわせようとしたりしており、なんかすごいです

とはいえ決して服部選手に頼り切っているというわけでもなく、今年の岐阜は守備に統率がとれており、合宿の成果なのか周囲の選手と組織だって守る姿勢が90分間貫かれておりました。この守備なら21位以下ということはないような気がしますが・・・。

ただ岐阜の攻撃については、カウンターなり、ポストプレーなり、サイド攻撃なりの得意な攻撃パターンが見えなかったので、これから整備しなければならないように見えました。昨年のグダグダ守備と選手流出を考えれば、守備が出来るだけでも進歩だと思いますので、悲観することはないと思います。1点返したのも今月借りてきたばかりの樋口選手なので、今後連携が良くなれば期待が出来るかもしれません。次の岐阜戦は、ぎふ清流国体直前の9月23日となります。FC岐阜も国民体育大会に負けたくないでしょうし、次回は湘南に有利な要素がないので、簡単に勝てる相手ではないと思います。

湘南 2-1 岐阜

岐阜との差はなかったように思います。湘南の得点は、前半に今シーズンの湘南らしいショートカウンターからの馬場賢治選手の得点、後半は古橋選手のコーナーキックからの大野和成選手のプロ初得点でした。キッカーがいいとセットプレーから得点しやすいですね。「加藤望・佐藤悠介選手時代」を思い出します。この年は勝てませんでしたが・・・。

あと、八木あかね副審は男だと、JリーグとFリーグであわせて何回言わされればいいのでしょうか・・・・。

唯一のリーグ4連勝で首位だそうですが、ここ数年のJ2を見ますと、「1位からの数クラブ」と「最下位からの数クラブ」とでは、ものすごい実力差が毎年確認されており、下位からの連勝であれば威張れたものではないと思います。まだ試合数が少ないので、ここまで対戦した京都・草津・福岡・岐阜が今年強いのかどうか定かではなく、何とも言えません。それに実力差があっても、「10回対戦すれば7勝2分1敗」という程度の差なので、たまたま次の対戦がその1敗になるかもしれませんし・・・。ここ数年のJ2最下位クラブも通年で勝ち点20前後を獲得している以上、J2残留以上確定にももう少し勝ち点が必要です。

ホーム2連戦のあとは、アウェイ2連戦となります。3月25日(日)はアウェイ熊本戦が16時キックオフ、4月1日(日)はアウェイ鳥取戦が13時キックオフで開催されます。ここはきっちり勝ち点3が欲しいですね

ロアッソ熊本は、ここまでの4試合は内容が悪いうえで連敗中だそうです。加えて社長交代もあり雰囲気が悪いらしいです。とはいえこの試合だって中4日の過密日程で、かつベルマーレは伝統的に山陰・山陽・四国・九州遠征を苦手にしているので、厳しい戦いが予想されます。また4月1日に熊本市が政令指定都市になる関係で、ロアッソにとっては3月25日の湘南戦が「一般市として最後の試合」、4月1日の岐阜戦が「政令指定都市として最初の試合」となります。九州新幹線熊本駅開業や、ゆるキャラグランプリに熊本県をあげてくまモンを売り込んで優勝させたりと、去年・今年と熊本はアピールを続けており、ロアッソもこの流れに乗っからないとまずいでしょうから、あなどれません

昨年のベルマーレは、順位が下なのに「0勝0分2敗」となったクラブがふたつがあり、それが横浜FCと、4月1日に対戦するガイナーレ鳥取です。やはりこの結果は非常にまずく、今年はこの2クラブに「2勝0分0敗」で終わることが、J2優勝より大切だと思います。鳥取も京都を倒しているので、苦手な西日本アウェイで手ごわいです。

アウェイ2連戦を終えて次のホームゲームは、4月8日(日)のFC町田ゼルビア戦です。ちょうど平塚市総合公園桜のピークと一致しそうなので、雨が降らなければ華やかな雰囲気で試合が出来ると思います。

ちなみに東名厚木ICから平塚へ南下しますと「厚木市酒井」と「厚木市戸田」という住所がありますが、酒井良選手とも、戸田和幸選手とも、無関係です(ついでに戸田賢良さんとも無関係です)。ただ平塚市四之宮にあるホーム建創の業務内容とマスコット(「青バージョン」と「黄色バージョン」がある)が、ゼルビアのスポンサーで社長の本業であるイーグル建創とそっくりなのですが、親子会社関係とかでもあるのでしょうか?(創業はホーム建創のほうが先のようです)。

この町田戦から、「平塚・平塚・駒沢(ベレーザ戦と共同開催)・金曜平塚」と、今シーズンもっとも連続観戦をうながさなければならない「町田・横浜FC・ヴェルディ・水戸」といった関東のクラブとの対戦があるので、ここまで来たら鳥取戦までの「6試合全勝」は、4月の試合のアピールのために絶対必要です。現場組には頑張ってもらいたいものです。

横浜FCの監督が山口監督に代わったそうですが、湘南戦の前に3試合こなしてくれることは、スカパーの映像で研究されることが前提のJリーグでは助かりました。予備知識ゼロとなったヴェルディや甲府は厳しいでしょうね。

アウェイ2連戦の前に、昨年は震災で中止になった湘南バイシクル・フェスが、3月24日(土)に平塚競輪場で開催されます。競輪バンクで自転車の試乗をお楽しみください。個人的には参加する完成車メーカーをもっと増やして欲しいなあと思います。

12:45から湘南ベルマーレトライアスロンチーム湘南ベルマーレサイクルロードチームのトークショーがございます。15:00からサッカーのほうの湘南ベルマーレの選手のトークショーがございます。熊本への遠征があるのでベンチ外の選手になると思いますが、よろしくお願いいたします。

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コメント

岐阜には悪いがホームアウェーとも勝たないとJ1昇格はないだろう。岐阜に苦戦してるようではね。 「日韓Wカップ」で活躍した服部がまだ頑張ってるのか。 「日韓Wカップ」で活躍した選手の殆どが引退または現役を続けても力が衰えて控えの選手だし。レギュラーで頑張ってる選手もいるが。「岐阜国体」といえば「国体専用」にチームを作ってたのでは。「FC岐阜セカンド」なんてチームがあったが今もあるのか。次の熊本であるがチーム状態は悪く「今年Jに昇格したばかりのゼルビア」に負けてるし外人選手と(名前は忘れたが)揉めてるらしくベルマーレもここはしっかり勝ち点を積みたい。次のホームがゼルビアという事で今のゼルビアは馬入でPSMをやった時とは全く違う。守備は良くなってるし 攻撃も真骨頂であるパスサッカーが出来つつある。すでに鳥取熊本に勝ってるのが証拠に。新しく入ったコリンマーシャルも中盤で良い繋ぎ役をしてるしFC東京から下田がレンタルで入ったし4月のゼルビア戦はPSMの時のゼルビアだと思って試合をしたら痛い目に遭うな。今のベルマーレのサッカーを見ると大袈裟に言えば「バルセロナ」の様なサッカーだ。前線からのハイプレッシャーと運動量を活かした攻撃前線にはCFやFWではなく「攻撃的MF」を並べてるし去年のベルマーレとは良い意味でまるで違う。ただ心配なのは選手層が薄いから連戦による怪我や累積で出場停止になった時に代わりがいない事と運動量が落ちプレッシャーがなくなると上手くいかなくなる。最終ラインに高さがなく相手選手に高さで攻められる弱いだろう。 今の良いサッカーを一年通して出来れば昇格は出来るだろうし調子の悪くなった時も上手く乗り切れれば問題はないのではないか。

投稿: 藤和不動産 | 2012年3月22日 (木) 21時26分

 敷島の芝も相当ひどいけれど、こないだの長良川は芝というより苗。岐阜にではなく長良川に勝てなかったという感じです。せっかく去年勝ち点6を稼いだ相手だったのに。

 京都はすでに2敗していますが、昇格の最有力候補には違いありません(去年ウチが勝ち点0だった唯一の相手です)。京都がエンジンかかる前に当たれたのは、結果的に湘南にとって行幸だったと言っていいでしょう。
 どちらとも良くも悪くも若いチームですし、勢いづいたら手に負えない。
 逆に躓いたら柔軟に修正できるのかという心配は付きまといますよね。今の湘南が亢竜でないことを祈るばかりです。

投稿: ただもの | 2012年3月24日 (土) 00時30分

藤和不動産さん、コメントありがとうございます。

まあ、あんまり指摘したくないところですが、国民体育大会が開催されますと、その県のスポーツはハードウェアだけでなく、ソフトウェアにあたる競技者にも大幅に投資されるのです。県や競技にもよりますが、昨年までのレノファ山口や、一昨年までのジェフリザーブズも国体予算を前提に運営されていることをその県が認めており、その上で大会終了後に県からの支援が打ち切っております。FC岐阜もセカンドを持つことで「間接的にトップチームが県から支援を受けている」ようですが、それも今年までですので、来季以降はトップチームも大変だと思います。そしてセカンドを県内企業に売却(裏技としてJのない三重のクラブと合併とかはあるかも?)するか、南国高知FCのように縮小するかになると思います。

経験則的に2軍チームの若手選手が1軍についていけるには「1カテゴリー下」が限界です。J2クラブならJFL、J1クラブならJ2、ACLクラブならJ1でないとついて来れないと思います。それなら期限付き移籍や大学生の活用で充分で、何億円もかけてJFLクラブや、10億円もかけてJ2クラブなんて別途持つ必要はありません。

熊本は湘南から最も遠い位置にあるJ2クラブです。熊本戦は相性がいいとはいえ、すっかり忘れているかもしれませんが、湘南の山陰・山陽・四国・九州会場での弱さは「異常レベル」なので、簡単に勝てるなんて考えてはいけないと思います。

投稿: チャリ通 | 2012年3月25日 (日) 02時21分

ただものさん、コメントありがとうございます。

1999年以降のベルマーレは、「前半戦を連戦連勝でスタートし、6月以降に敗戦が続く」という傾向が多いです。2009年の反町監督のときでさえそうでした。疲労の問題なのか、研究されるのが問題なのかはわかりません。高田保則選手については、相手が研究すると簡単に防ぐことが出来るくらいのワンパターンなプレーでしたが・・・。

今年についても、夏にハングギョン選手、秋に遠藤航選手をユース代表に送り出すつもりであろう湘南なので、夏以降勝てなくなる予感は、現場・客席の双方が懸念している心配だと思います。

ここ数年、その年のJ2最下位のクラブでも40試合くらいすれば勝ち点20ぐらい稼ぎますし、J2優勝のクラブでも勝ち点20くらいは少なくとも落とします。全勝しても勝ち点12の段階では、どうなるかはわかりません。

そういえばベルマーレクイーンの大熊未沙さんが群馬県出身なので、見かけたらよろしくお願いします。

投稿: チャリ通 | 2012年3月25日 (日) 02時45分

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