J2 2012 第1節 湘南vs京都 戦
こんばんは、試合前にいまや人気店になったバッティングパレス 湘南平塚に立ち寄ったところ、もう3月なのにダルビッシュ投手と杉内投手が移籍元のファイターズとホークスで登場しているのが気になる、チャリ通です。特にダルビッシュ投手については選手会がMLBPAに移っているので、近々に変更されると思います。ご利用はお急ぎください。
斉藤愛璃プロ(南毛利中→厚木北高)、LPGAツアー初優勝おめでとうございます。この日はベルマーレのホーム開幕戦ということもありホームタウン各市長・町長が来場しておりましたが、ここ数年各界の厚木市出身者への対応の早さが尋常ではない小林市長も、ベルマーレのイベント直前に入った吉報に、気が気ではなかったのではないかと思います。厚木市関係で女子プロゴルフの優勝ですと、オイラより年上という超ベテランの井上葉香プロ以来でしょうか?。
待ちに待った開幕戦になりました。しかし17時半キックオフという「実質日曜ナイトゲーム開催」、加えてキックオフのタイミングで霧雨が降るという、寒くて最悪なコンディションでの開幕戦になってしまいました。
この試合から「平塚競技場」は「Shonan BMW スタジアム平塚」という名称に変更されるということで、ネーミングライツ取得と、その改装に続いて、ベルマーレ自体のオフィシャルパートナー、そして3月31日までにシーズンチケットを購入された方1名を対象に「BMW X1 sDrive18i」をプレゼントと、総額で相当ご負担いただいているはずのShonan BMWが集客にも尽力されたということで、例年並みのJ2ホーム開幕戦集客になりました。ありがとうございました。あとはこの会場からニュースを発信することで、ベルマーレや平塚の陸上競技選手が恩返しをしなければいけません。
対戦相手は、昨年最後に対戦した相手である京都でした。半年間で4度目の対戦ですが、ここまでの3試合は全敗です。
しかしオイラが京都の監督だったら、このタイミングでの湘南戦は嫌なので、以前「結構いい2試合」と書いております。なぜなら監督と中心選手が変わっていない京都に対し、湘南は監督と一部の選手が変わって(ただし有望若手は全員残留)よくわかりません。加えてアウェイですし、寒いです。「京都に勝つならここしかない」と思っておりました。過去3試合も惨敗をした相手ではないので、それほど気負う必要もございませんでした。
試合前の各種映像がかっこよくなっておりました。これは2010年J1に昇格した成果でしょう。勝つことで確実に良くなる例として、大事にしたいものです。ベルマーレは今年もミルククラウンのような円陣からのダッシュをしており、すっかり伝統になったと思います。
4度対戦した大木監督の京都ですが、基本的に2005年に大木監督が率いていた時のヴァンフォーレ甲府に似ております。ボールを奪ったら全員でワーっと攻めあがるカウンターサッカーのようなサッカーを、今の京都もしております。チョンウヨン・工藤・宮吉・久保選手らを中心に若くて優秀なアタッカーが多い京都なので、なかなかの攻め上がりをします。
しかし4バックも攻撃的な選手を入れているためか、彼らのディフェンス能力は脅威とまでは行きません。このため4バックに逆襲するためのカウンター返しに弱いのでは?というところは昨年末も見せておりました。また中央突破を志向しているため攻守ともサイド捨てており、古林・髙山選手はやりたい放題でした(このためこの日の2人の活躍は、割り引かねばいけません)。寒さもあって京都は慎重なところがありました。
ちなみに京都の倉貫選手はベンチ入りどまりで、水戸の本間選手がこの日出場をしたため、408試合でJ2最多試合出場記録が並びました。
湘南については、2月に入ってから評判をあげていたルーキー岩上祐三選手の独壇場でした。坂本紘司選手のポジションで出場し、まず独特のスローインがほとんどコーナーキックというレベルの距離を飛ばしました。島村選手が2人くらいいれば効果的です。キックの精度も良く、同点ゴールも決めて、上々のデビュー戦でした。
ちょっと見なかった間に髙山選手が金髪でした。今季も数回髪型を変えるのでしょうか?。上記のとおり古林将太選手ともどもサイドでやりたい放題でした。
2010年は競り合いが心もとなかった馬場賢治選手でしたが、今季はJ2だからか、競り合いも無難にこなしました。この試合のレベルのプレーでしたら、今後も試合に出続けると思います。
菊池大介選手がロスタイムに逆転ゴールを決めましたが、残念ながらその前に決定的な2本のシュートを外しており、ハットトリックが出来た試合なので逆転ゴールだけでは不充分な内容でした。奮起を期待します。
劇的な勝利で、「Shonan BMW スタジアム平塚」をニュースに載せるレベルの試合が出来たと思います。京都出身の監督が京都に勝ちましたが、アドバンテージがあったことは認めざるを得ませんので、西京極ではここまでうまくいくかわかりません。まだチームが完成しているとはいえない、平均年齢の低い湘南ベルマーレですので、チームとしてのレベルアップを期待したいところです。
J2デビューとなった松本山雅と町田ゼルビアは、どちらもアウェイで敗退したそうですね。J2の歴史上、「JFL4位で昇格したクラブは、翌年必ずJ2最下位」なので、反町監督があまり補強していないのに初めてそれを覆すのかが、注目です(それよりシーズンチケットが1,000枚とか、いったいどこのJリーグ準加盟クラブ?なヴェルディは、経営大丈夫?)。「企業の傘下に入ったことがない街クラブ同士」「施設そのものと、施設から市街地への距離に問題のあるクラブ同士」でマッチアップした愛媛FC(旧松山サッカークラブ)と町田ゼルビア(旧FC町田)は、先輩愛媛FCが貫禄勝ちのようでした。
4月に「平塚3試合・駒沢1試合」の4試合で集客をしなければいけないベルマーレですが、今年は全試合が有料開催の日テレベレーザの発表によりますと、駒沢での第9節は、午前中がベレーザ戦、午後がヴェルディ戦という同時開催になるそうですよ。
| 固定リンク
「湘南ベルマーレ」カテゴリの記事
- 8月7日(水)はJリーグYBCルヴァンカップ/CONMEBOLスダメリカーナ 王者決定戦(2019.07.30)
- 来月は天気がいいと良いなあ(2019.07.29)
- Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第3節 湘南vsFリーグ選抜 戦(2019.06.08)
- 国際大会真っ只中のベルマーレ(2019.06.10)
- 次の土日祝の神奈川県内ゲームは6月30日(日)セレッソ戦(2019.05.14)
「Jリーグと各クラブ」カテゴリの記事
- 明治安田生命J1リーグ 2019 第10節 湘南vs名古屋 戦(2019.05.06)
- JリーグYBCルヴァンカップ 2018 決勝 湘南vs横浜F・マリノス 戦(2018.10.28)
- JリーグYBCルヴァンカップ 2018 準決勝 第1戦 柏vs湘南 戦(2018.10.12)
- 明治安田生命J1リーグ 2018 第27節 湘南vsセレッソ大阪 戦(2018.09.28)
- 明治安田生命J3リーグ 2018 第23節 FC東京U-23vs相模原 戦/明治安田生命J2リーグ 2018 第33節 千葉vs福岡 戦(2018.09.17)
「観戦感想文2011-2013」カテゴリの記事
- NBL 2013-2014 千葉ジェッツvs和歌山トライアンズ 戦(2013.12.20)
- 2013年11月分と12月分をまとめて(2013.12.13)
- J1 2013 第34節 湘南vs大宮 戦(2013.12.11)
- JFL 2013 第34節 町田vs相模原 戦(2013.11.30)
- J1 2013 第32節 FC東京vs湘南 戦(2013.11.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
先程帰宅しました。なぜに夕方開幕。
チャリ通さんのお薦めに従い、ブルー会員に登録してきました。今年は4試合ばかり観る予定だし。福岡戦の7ゲート前売りも買ったので、すでに元が取れた計算です。
岩上いいですね!
アイスランドのハンドスプリングソンより遥かに意味のあるロングスロー。深いところでスローイン取れたら実質全部コーナーキックじゃないですか。
見知った古林の姿が無くてちょっと残念です。去年はもっと深くえぐってからの折り返しが武器でしたけど、少なくとも今日の試合だけだとアーリークロス一辺倒で「えー?」って感じです。
湘南の戦略戦術の中でのスタイルだとしたら仕方ありませんが。(ウチの熊林か松下に相当するパサーがいないから?)
来週は未定とのことですが、動員ボトムズ脱却にぜひご協力を……
投稿: ただもの | 2012年3月 5日 (月) 02時33分
「ヤフー天気」では土曜に検索したら晴れになってたのが日曜になったら曇りになり当日は雨が降り寒いと言う最悪な事になった。「SHONAN BMW」はネーミングライツといいサンガ戦の観客数といい頑張ってくれたな。「SHONAN BMW」がタダ券配りまくったのがバレバレ。ホームタウンの市町村にもタダ券配りまくったのだろうね。それを差し引いてもよく入ったもんだ。試合内容だがサンガのまずい守備と攻撃に助けられて勝ったようなものかな。サンガは新加入のバヤリッツの守備が不安定で怪我で途中交代するし他のDFも不安定だが監督が大木だから仕方ないが菊池が三回あった決定的チャンスを一回しか決められなかったが結果的にはその一回を決めて勝ったから良かったのか。 サンガのSBはスカスカだな。特に後半の古林のとこなんかスカスカで古林がやりたい放題だった。 後半のサンガベルマーレの中盤はスカスカでお互いカウンター攻撃をしかなかったな。ベルマーレでは岩上を取り上げないといけないだろう。 ロングスローも出来るしFKも蹴りパスも出せるしベルマーレは良い選手を見つけたもんだ。守備の方は宮吉久保が決定的チャンスを外してくれたのは助かったな。最終ラインが遠藤大野鎌田だから高さには弱いだろう。相手選手のスピードにはついていけるだろうが。これから戦う相手も高さで来るだろう。「30以上の選手が坂本古橋くらい」しかいないからスタメンにこの二人がいなくなると「スタメンは30以下」という若さになるのは予算の都合上の事だから仕方ないが勝ち続ければ勢いに乗る可能性はある。 ただ負けが込んできたら若いチームだから上手く修正出来なくなる可能性はある。その時に「生え抜きの坂本」が若手にどういうアドバイスをするのかね。 監督コーチもどうするのか。厚木は最近良い報告ばかりだ。バレーコンクールの事が出たばかりなのに今度はプロゴルフツアーで優勝か。厚木は何気に市の財政が安定してて優良な市になってるし。近辺の市町村は「赤字ばかり」なのに。「B級グルメのシロコロホルモン」で全国から沢山の人達が食べに来て億単位の収入もあるし。ベレーザは全試合有料か。 「なでしこブーム」に乗っかっての事だろうが「INAC神戸」の様に全国的に有名な選手がいるわけでもなく代表選手も岩清水くらいだし客が入るのかね。去年見に行ったが試合会場も多摩陸上や駒沢陸上や大和陸上と「交通の便も悪く照明もない」だからね。
投稿: 藤和不動産 | 2012年3月 5日 (月) 10時02分
ただものさん、コメントありがとうございます。
天候の悪い中、ご足労いただきありがとうございました。また、会員ご入会ありがとうございます。
古林将太選手については、サイドが左右1枚ずつになっていたこの試合の湘南的には、ご指摘のとおり草津時代と同じようなプレーとはいかないと思います。これはその時その時の監督に従うしかございません。右サイドバックだった鎌田選手をストッパーにコンバートさせての現ポジション獲得ですので、古林選手に対する周囲の評価も高いものと思われます。
岩上選手を生かせるヘディングターゲットが数名いれば相手を撹乱出来るのですが、現状ボールの受け手を読まれてしまうので、宮間選手の受け手が何人もいるなでしこジャパンほどの脅威がないのが、今後の課題です。
前橋には行きたいですが、たぶん前日夜まで予定が組めません。一応がんばります。
投稿: チャリ通 | 2012年3月 7日 (水) 19時44分
藤和不動産さん、コメントありがとうございます。
まだ「42試合中の1試合」なので、喜ぶのは早いと思います。当然研究もされますし、オリンピックやAFC U-19で立場逆転の可能性もあります。大木監督戦術は甲府の時も「サイド軽視」で「ドリブルとショートパス」なのですが、湘南だって大木監督戦術以外のクラブには通用しない可能性もあります。
厚木市の小林市長には当初あまり期待をしていなかったのですが、いざ就任すると優先順位をつけることが非常に上手で、今手をつけなければいけない案件(無名時代のB-1グランプリに協力・廃墟の整理・市立病院問題)から対応してくださるので、結構いい市長です。実際に活躍しているのは市長さんではなく住民なのが喜ばしい限り。役所が無理やりブームにしようとしている場合もございますので・・・。
投稿: チャリ通 | 2012年3月 7日 (水) 19時57分