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風雲児たち 幕末編 19巻 読了

今週、「風雲児たち 幕末編 19巻」が発売されましたので、購入して読みました。風雲児たち関係の記事も増え、しかも毎日まとまったアクセスがございますので、独立したカテゴリーに分けました。幕末編18巻以前につきましてはそちらのカテゴリーを参照してください。

リイド社の「コミック 乱」という月刊誌(コンビニで買えます)で、昨年の秋~震災前に掲載されていた回が取り上げられております。かなりの高確率で有名人が登場する帯コメントは、今回は小説家の京極夏彦さんでした。ゲゲゲの鬼太郎ファンでご自身の小説にも影響がありますね。風雲児たちも読んでいたのですね。そういえば発売の前日にワイド版7巻の帯コメントを書いていた小松左京さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします(なぜか一般的に寒い日か暑い日に亡くなる人が多いような気がします)。

第19巻は安政の大獄の佳境で、頼三樹三郎・橋本左内・吉田松陰らが処刑されます。ようやく幕末マンガが30年以上かけてプロローグを終えて、幕末に突入しました(長すぎ!)。あと大久保一蔵が動き出したり、西郷吉之助と愛加那の結婚などがありました。相変わらず江戸伝馬町(牢屋敷)・小塚原(刑場)事情や西郷吉之助を例とした当時の婚姻事情など、普通の幕末ドラマなら省略しそうなところが詳しいです(まあ、その後の愛加那のエピソードは、このマンガではよくあるパターンですし・・・)。

上記の3人、当時ではなく現在の数え方で年齢を出すと、34歳・25歳・29歳なんですね・・・。平均するとオイラよりちょっと若い・・・。2011年のサッカー選手に当てはめると中田英寿さん・本田圭佑さん・ 佐藤寿人さんと同い年となります。革命期とはいえすごい時代です。

最終的に戊辰戦争という戦争が起こっているのは皆様ご存知の通りなのですが、

大昔の戦争は武器や戦術がショボかったりした関係で、兵士ひとりあたりが何人も相手が出来ず大量殺戮まで至っていないらしいのですが、戦国時代あたりから鉄砲や城など当時のハイテク兵器とそれにあわせた戦術の登場で、徐々に一度に大打撃を与えることが出来るようになっております。それでも戦国時代でしたら統一までに数え切れないほどの有名な合戦があって、歴史に残りました。

しかし19世紀後半になると殺戮技術が進歩してしまったため、数回の大きな合戦で全国を制圧することが出来てしまいます(現代に至っては1度ミサイルをまとめて砲撃するだけで終わらせることも理論上可能ですし・・・)。このため戦国時代と違って明治維新は、「散発的に発生するゲリラ」ではなく「戦争」にまで味方をまとめ上げる「経緯」という「理詰め」なストーリーとなり、映画やドラマにすると「画的にわかりやすい体育会系な戦国時代」と比べて「活字的で文化部系な幕末」ドラマになり、ウケが悪くなりがちです。

風雲児たちについても、ペリーが帰国したあたりから「理詰め」をしていくようなストーリーになっており、複数のショートエピソードを行ったり来たりしながら同時進行させるようになっております第19巻を読むのにその前の数巻も手元において復習する必要が出てきてしまったのが残念ですが、元のストーリーがそうなのですから仕方がありませんし、なにより教科書のような箇条書きではない歴史のつながりにまとまっており、読み応えはあります

毎度書いておりますが、作者のみなもと太郎さんが結構高齢なので、このペースで五稜郭陥落まで描ききれるかが心配です。

しかし明治11年までに、このときの勝者と思われていた坂本龍馬・高杉晋作・大村益次郎・小松帯刀・西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通などが続々と表舞台から退場し、議会や憲法の作成や富国強兵を行った人はこのとき20歳前後だった下っ端たち(初登場ではないですが伊藤博文も19巻に登場します)で、さらに負け組の徳川慶喜がその下っ端の大多数たちより長生きというのも、すごい話です。

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