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去り行くあなたへ送る言葉2010(1)

前作の「篤姫」でホームドラマ的なNHK大河ドラマの脚本を書いた田渕久美子さん、今回の「江」も空想的なストーリー展開で、かなり無茶をしておりますね。これらと「功名が辻」(脚本:大石静さん)の「女性が主役のNHK大河ドラマ」って、主婦ウケだけを狙って、歴史と時代考証を無視して作者の都合で現代的に膨らませて書かれているので、なかなかキツいときがあります。他にも「天地人」の「御館の乱」に御館の主である上杉憲政を出さないなど、斬新過ぎて心配になります。安土城登城時6歳、本能寺の変の時点で9歳にして、民放の若手女子アナ以上のインタビュー能力を見せてつけている江姫を、母・姉妹・侍女での中で最も長身の上野樹里さんが演じているのは、ドリフの学校コントのようです。

ドラマといえば、今年の3月で3年B組金八先生がファイナルになるそうですね。定年退職ということになるそうで、まあ仕方がないと思います。もともと別の舞台だったドラマが急遽学校ドラマになり、金曜8時放送だったので「金八」という名前になったそうですが、それぞれその当時の重いテーマを取り上げた偉大な番組だったと思います

そして贈る言葉が主題歌だったドラマといえば、今年も湘南ベルマーレを「去る人」が確定したと思われますので、今年は遅くなりましたが、こちらの企画をこのブログでも行います。ちなみに「贈る言葉」ではなく「送る言葉」なのは、わざとです。送迎会の送の字です。送り出すんです。

ジャーン(契約満了・不明)
11月上旬に一足先に退団され、セレモニーを行っております。おそらくこの発表の時点で2010年度限りの戦力外選手が全員確定し、怪我で出場の見込みのない外国籍選手として先に帰国が決まったのでしょう。

ジャーン選手が入団する前の2006年、上田栄治監督がシーズン途中で辞任した、当時の複数の若手選手が後日「プロってこんな程度なんだ」と振り返っているシーズンは、明らかにセンターバックの選手がJ2レベルでなく、2007年の補強ポイントでした。そこに斉藤俊秀選手とともに補強されました。とたんに湘南は昇格手前まで順位を上げるようになり、2009年にはJ1昇格を決めました

ディフェンステクニックがありながらも体を張ったプレーで、昇格の功労者のひとりではありますが、FC東京時代末期から毎年一定試合数を怪我で欠場しており、2010年はあまり試合に出られませんでした。外人枠選手であることと年齢を考えれば、フロントの判断は正しいと思います。でも4年間の貢献度は素晴らしく、非常に残念でした。ありがとうございました。

ヴァウド(契約満了・不明)
2010年シーズン途中で補強されたFWですが、結果は残せませんでした。コメントの端々にテクニックに自信があるという趣旨のコメントをしておりましたが、実際の起用法は2m近い身長を生かしたポストプレーヤーとしてヘディングをすることでした。

正直、致命的な起用ミスで、ヘディングはそれほどうまくなく、フットサルの選手のような動きが得意でした。無理してヘディングをさせた監督が悪いか、監督の要望とは明らかに異なる選手を獲得した強化部長の責任でしょう。なんか申し訳ありませんでした。

エメルソン(契約満了・不明)
2010年シーズン途中で補強された、そこそこ働いたMFでした。夏の時点で多くの主力選手がJ1に全くついていけていないことが明白になり、とった戦術が、「阿部・エメルソン選手がサイドバックの後ろでボールを奪って、ひとりでドリブルで持ち込み、シュートも撃つ」という無謀極まりない戦術になりました。で、阿部吉朗選手のようなプレーを、フィジカル任せの阿部吉朗選手とは異なりテクニックでやっておりました

ただボールを持ちすぎて、相手センターバックのあたりで奪われるというのが多かったですね。初期の頃にJ2レベルのプレーだった坂本紘司選手が両FWに追いつけなかったり、ミスをしたせいか、秋が深まるほどにその傾向が強くなっておりました。「ひとりよがりなプレーをするな」と言いたいところで、現実として阿部・エメルソン選手しかJ1レベルの場所に立っていないので、言えなかったのがつらいところでした。なんか申し訳ありませんでした。

林慧(契約満了・不明)
鳥取への期限付き移籍から復帰したあと、背番号19が与えれました。過去に村松・外池・石原選手など活躍した選手が付けていた番号で、相当な期待があったことがうかがわれました

馬入に行くとほぼすべての練習試合に出ていた選手でした。キックの精度が高いということが特徴だとすぐわかりました。ただそれ以外のフィジカルや守備などがイマイチで、キックの精度の高さでそれをカバーできているかというと、そこまででもないという感じでした。シーズン途中で金沢に行くことになったとき、万一湘南を出されても引き受けてもらえるのかなあと思ったのですが・・・。どこか大学に行かせて試合に出させた上で同時に特別指定選手として引き受けるというようなオファーをユース卒業の時点でしていれば良かったのかもなあと思います。まだ22歳ですので、がんばって欲しいと思います

都築龍太(引退)
元日本代表の32歳GKですが浦和で出場機会に恵まれておりませんでした。そこに複数のGKに負傷者が出てしまった湘南に、ワールドカップ中断明けから期限付きで加入することになりました。浦和での年俸は湘南ではとても払える額ではないので、浦和が負担していたと思われます。

さすが元日本代表だけあって、うまかったです。ただ、現地で観ても、ビデオで観ても、湘南のMF・DFは都築選手のほうを同情したくなるくらいいい歳して同じミスを繰り返していたので、援護がない状態にいつも都築選手はイライラしていたなあという感じでした。

湘南からですと年俸大幅減を提示せざるを得ないので、2011年は契約できないのは仕方がないだろうなあと思っておりましたが、なんとまさかの「他クラブもオファーなし」という事態になり、引退をすることになりました。身体的には問題がなさそうな32歳GKが他クラブからオファーがないということは、業界的に異常事態だと思います。

あの夏湘南に都築選手がいなかったらもっと悲惨な負け方をしていたと思われます。ありがとうございました。

新居辰基 (契約満了・不明)
J2をよくご覧になられている方でしたらご理解いただけると思いますが、日本サッカー殿堂入りしている松本育夫さんによるサガン鳥栖のサッカーには、国内唯一といえる特徴がございます(2011年の鳥栖はどうなるかわかりませんが・・・)。ワントップのFWを除いたフィールドプレーヤーが、9人がかりでただひたすら守ります。ボールを奪ったところでワントップにパスを出し、ワントップが点を獲ります。ワントップは守備をしませんし、精度の高いパスがこないと全く働きません。このワントップの初代が新居選手で、以後、藤田→ハーフナー→豊田選手という系譜になっております

ただ、こんな王様待遇をするクラブはJFL以上では鳥栖しかございません。半期だけだったハーフナー選手はともかく、新居・藤田選手とも、移籍先の王様待遇がない環境に対応できませんでした。

で、新居選手は湘南にやってくるのですが、やはり湘南も王様待遇が出来るわけがなく、ポジションはワントップだけ、それもワントップの位置でパスを待っているだけでパスを出しやすい位置まで動くということもない状態でした。これで活躍できるわけがありません。

そしてイライラのさなか、熊谷でアレをやってしまいます・・・。新居選手は札幌退団の際にあの失態を犯しているわけですから、ここでアレをやってしまったら、子供に弁解が出来ないのではないか?と思います。アレは本当に残念でした。

もうこれで王様待遇以外はプロでは難しいということになってしまったと思いますが、鳥栖には豊田選手が残留いたしましたし、王様待遇をすることが出来そうな岸野監督の横浜FCに藤田選手が入ってしまいました。厳しい立場と思われますが、がんばっていただければと思います。

馬場賢治(期限付き移籍満了・ヴィッセル神戸復帰)
「湘南ベルマーレ」は平塚市のクラブで、以前は「ベルマーレ平塚」だったわけですが、実は平塚市は他クラブ選手を含めてプロサッカー選手が少ない市です。1999年のベルマーレ平塚最終年度に既にJリーグに参加していたクラブのホームタウンではワーストクラスだと思います。もっとも平塚市はプロ野球選手・大相撲・プロゴルファーも少ないので地域性なのですが、他クラブと比べて地元選手で盛り上げるのが難しく、集客に響いていると思います。周辺市出身の選手が、今は伊勢原市に移ったユースから地元選手として活躍しております。

そんななか、馬場選手は貴重な平塚市出身のプロサッカー選手です。しかし神戸に返却されることになりました。神戸はJ1ですし、給与支払い能力もありますので、仕方がないです。

しかしああいう退団コメントが出せるのは彼が平塚市出身だからなので、非常に残念でした。残った猪狩選手もがんばって欲しいですが、平塚市サッカー協会はぜひとも次世代の選手の育成に力を入れていただければと思います。

ただ選手としての馬場選手は、2008年に同じ背番号を付けていた大山俊輔選手が戻ってきたかのように球際の競り合いに弱く、これを何とかしなければJ1では厳しいと思います。対応を期待しておりますので、がんばってください。

阪田章裕(契約満了・大分トリニータへ完全移籍)
2009年・2010年と、その風貌から「三兄弟・三男」としてクラブから売り出されました。

初年度は期限付き移籍でしたが、DFなのに挙動不審なプレーが多く、その中には勝ち点を落とした試合もあり、移籍元のセレッソ大阪と昇格を争っていたので、いらぬ疑いもかけられてしまっておりました。

完全移籍した2010年も前年のことがあって不安がられておりましたが、挙動不審なプレーが目立たなくなり、これは成長が期待できるか?と思われました。しかしその矢先の川崎戦で負傷退場をしてしまい、怪我の影響で出番があまりありませんでした。期待が出来たために残念でした。

OBの西山哲平さんもそう思われたのか、大分からオファーをもらい、実績を残すチャンスがもらえました。田坂監督に至ってはベルマーレにもセレッソにも在籍歴があります。立命館大学時代の活躍を思い出して、大分の主力選手として湘南のJ1昇格をアシストしていただければなあと思います。がんばってください。

田村雄三 (引退・湘南ベルマーレ強化部スタッフ就任)
2009年・2010年と、その風貌から「三兄弟・次男」としてクラブから売り出されました。選手会長でもありました。でも入団当初はDFとして今の阪田選手とどっこいどっこいの挙動不審ぶりでした。

2009年の昇格に貢献した選手の一人で、センターバックの前でボール奪取を試みる役割でした。いまやドルトムントの香川真司選手は、セレッソ時代に田村雄三選手がマークを担当した試合で敗れておりました。

当然2010年はチームの中心になるのだろうと思っていたら、引退とのこと。28歳なので少なくともあと数年は現役だと思っていたので、かなりショックでした。2010年後半は田村雄三選手の役割の選手が欠けており、慌ててハングギョン選手を養成したり、永木&永田亮太選手を起用する始末で、それも苦戦の要因でした。2011年にその穴埋め経験の成果があればいいのですが・・・。

しかし最も悔しいと思っているはずの本人が引退を決めたのですから、仕方がありません。計算していた「将来のベルマーレの利益」は強化部スタッフとして還元していただくことを期待します。ポジションはどこでもいいので、田村雄三タイプの若手選手を獲得・育成してください。

営業先に行くこともあるらしいですが、群馬の実家の精肉卸会社にスポンサー営業にいってもらうわけにはいかないのでしょうか?。

寺川能人(契約満了・FC琉球へ完全移籍)
2009年・2010年と、その風貌から「三兄弟・長男」としてクラブから売り出されました(三兄弟、一気に全滅かよ!)。FC東京の7番である米本選手より長身なので、そこで識別してください。

2010年の最年長選手で、新潟などでの働きは存じておりました。しかし入団時点で34歳で新潟のレギュラーではなかったので、果たして働くのかどうかわかりませんでした

でもいざ試合に出場すると、ベテランらしい要領のいいMFとしてゲームを組み立てておりました。ミドルシュートも効果的でした。大きな怪我をした経歴がないので、シーズンを通して試合に出ることも出来ました

しかし2009年の過密日程や夏場では、フィジカルがイマイチだった試合がたまにあり、J1でも要領だけではどうにもならないように見えてしまったときがあり、今回のチームの若返りにあわせて契約満了になったと思われます。残念ですが納得できました。

ただ「ベテランらしいプレーが出来る」ことと「大きな怪我をした経歴がない」が効いたのか、JFLのFC琉球に入団することが出来ました。これはすばらしいと思います。サラリーマンでしたら65歳を過ぎてなお別の会社からオファーがあるようなものだと思います。琉球は我那覇選手も補強しJ2昇格を目指しているクラブですので、そのお手伝いを寺川選手が出来ればいいなあと思います。JFLは週2試合がなく、8月にリーグ戦が中断します。東京・京都に次いで人気があると思われる沖縄生活ですし、がんばっていただければなあと思います。

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