2010年の対戦相手の感想
しばらくJ1とはお別れですので、FC東京と京都を除く対戦クラブへの感想とお礼を書いてみます。対戦成績はリーグ戦のみでカップ戦は含みません。
総括
正直湘南ベルマーレの力不足でした。最後まで左サイドバックは不在でしたし、坂本紘司選手あたりはJ1で「守備が課題」と言われていたMFに抑えられ、「守備を一手に引き受ける」と言われていた選手にパスやドリブルで抜かれておりましたし・・・。なんか申し訳ありませんでした。
番外 ヴァンフォーレ甲府
2011年に再戦が出来なくて申し訳ございません。でも2011年は本当にその体制でいいの?。
15位 ヴィッセル神戸(対戦成績:0勝2分0敗)
戦前から「三浦俊也監督サッカー」をしてくるのだろうなあと思っていたのですが、予想通り人数をかける特徴的なゾーンディフェンスの「三浦俊也監督サッカー」をされてました。そうならないようにと攻撃的な選手を集めてシーズンに望みましたが、完全に裏目に出て湘南戦に勝てないなど成績を落とし、監督を変えたことで立て直しが図れましたね。残留おめでとうございます。2010年の神戸と全く同じことをしている2011年の甲府がどうなるかが見ものです。
14位 ベガルタ仙台(対戦成績:1勝0分1敗)
2004年から2010年にかけてずっと同じカテゴリーで対戦し、七夕と蒲鉾が盛んな地域を抱えており、昇格前後は似たような順位と経営規模で対戦していた(今年も互角)ので、ここで別れるのが非常に残念なクラブです。何年も手倉森監督が指揮し、サイドMFが攻撃専用でFWが引いて守るという仙台独自の戦術で戦い、そのせいか毎年外人を含む補強選手を起用せず常に同じメンバーで試合をしているというチームでした。ただ千葉・平瀬選手などが抜けるので、2011年は大きく事情が変わると思われます。がんばってください。
13位 モンテディオ山形(対戦成績:0勝2分0敗)
県営クラブ(公益法人)ということで資金に恵まれていない中、守備的なチームで2年連続残留を果たしたことは、大変素晴らしいと思います。山形戦は試合内容的にも湘南が勝てた試合だったと思いますが、そういう試合できっちり引き分けに持ち込むことが出来るところが残留できるクラブとそうでないクラブとの差と思われます。ところで集客力もついたようですが株式会社化はしないのでしょうか?。
12位 大宮アルディージャ(対戦成績:0勝0分2敗)
2試合とも完敗でした。Jリーグトップ3クラスのスポンサー料収入があるのですから、今後は観客動員水増しとかしないでください。次回対戦するときはNACK5スタジアム大宮で試合をさせてください。台風延期ではご迷惑をおかけ申し訳ございませんでした。
11位 ジュビロ磐田(対戦成績:0勝1分1敗)
親会社の国内での売り上げが壊滅的にない上で、磐田市の人口もJリーグ本拠地では最低クラスではありましたが、ハード面、ソフト面とも「さすが静岡県」というだけの素晴らしい環境の下で着実に若手を育成し、前田遼一選手を中心にヤマザキナビスコカップを優勝したことは大変素晴らしいと思いました。スタジアムボランティアの接客が一番良かったのもヤマハスタジアムだったと思います。2011年はぜひ「ナビスコ杯優勝クラブは降格」のジンクスを打ち破ってほしいと思います。
10位 浦和レッドダイヤモンズ(対戦成績:0勝0分2敗)
成績不振でだいぶ観客動員が落ちたそうですが、平塚競技場での2試合に多数観客を動員いただきましてありがとうございました(観戦マナーは最低でしたが・・・)。主力の若返りが成功するといいですね。収入がNPB12位の広島カープに最も近い売り上げを上げているクラブですので、そこはJリーグ全体のためにがんばってください。
9位 アルビレックス新潟(対戦成績:1勝0分1敗)
2010年シーズン初勝利の相手でした。当時はうれしかったですが、その後時間を経るごとに黒崎監督がチームを作り上げ、ゼロからのスタートに近かったのに、湘南を追い抜いていつもの順位に落ち着くあたりはすごいと思います。2011年も主力を獲られておりますが、そこは2010年のように切り抜けるのではないかと思います。そろそろカップ戦あたりでタイトルをとっていただければと思います。
でも「イタリアン」はちょっとどうかと・・・。
8位 横浜F・マリノス(対戦成績:0勝0分2敗)
あちらが新施設を建設されて追い抜かれましたが、それまでは読売ジャイアンツ以上に豪華な練習施設を誇ったマリノス。さらに中村俊輔・中澤佑二選手と2人の日本人1億円プレーヤー(おかげで外人予算がない?)も抱えておりますが、結果が伴っていないことが気になります。戦術・補強以前に毎年内輪もめをしているイメージがあるのですが・・・。2011年もまた人が入れ替わるようですが、他クラブであってもゴタゴタは勘弁いただきたいものです。
7位 サンフレッチェ広島(対戦成績:0勝0分2敗)
親会社があるのに2度もJ2に落ちているクラブなのですが、ここの強化戦略はハズレが少なく、特に育成面は尊敬できるクラブです。最近は1年おきに同じリーグになっておりますので、2012年は対戦したいものです。
しかし広島空港とか、ビッグアーチとか、なぜあそこに建設したのかというのが・・・。東京駅から広島駅まで飛行機と「のぞみ」がいい勝負というのは、山陽新幹線沿線全体で見てもここだけでしょう。あの空港のせいで広島進出をあきらめた会社があってもおかしくないと思います。欠点はそこだけでしょうね。
「Jリーグファーストステージ(サントリーシリーズ)」というタイトルが廃止になっているため、1993年にあったクラブの中では唯一現存タイトルを獲っていないクラブですが、2011年こそタイトルを獲っていただきたいものです。
6位 清水エスパルス(対戦成績:0勝0分2敗)
いやあ、後任のメンバーも有名とはいえ、2010年と2011年で大幅なメンバーチェンジになりそうで、かける言葉が見当たらないのですが・・・。とにかく後先考えない運動量が脅威でした。日本平ではこちらが降格を決めてしまい、気を使わせてしまいまして申し訳ございませんでした。「前半58分」の小野伸二選手の得点はギネスとかに載らないのでしょうか?。
村松選手の件を含め、ベルマーレと結構人の行き来が多いクラブでもありますし、西隣のJクラブですので、2012年はまた対戦がしたいです。
5位 川崎フロンターレ(対戦成績:0勝0分2敗)
2010年はいきなり中村憲剛選手が負傷離脱し、ジュニーニョ選手にも衰えが見え、夏には鄭大世・川島永嗣・レナチーニョ選手がいなくなるなど、かなり選手集めに苦労していたように見えたのですが、それでもフロンターレとは勝負にならなかったのは残念でした。少しは湘南造園に気を使って欲しかったのですが・・・。いまだにタイトルを獲っていないとは、タイトルいらないのでしょうか?。個人的に等々力あたりまではチャリ通圏内なので、また対戦したいです。
4位 鹿島アントラーズ(対戦成績:0勝1分1敗)
1999年の平塚競技場での試合から待たせてしまい申し訳ございませんでした。8位以上で唯一勝ち点を得られたのがホームの貸しません、いや鹿島戦でした。2011年は佐々木選手を貸していただいてありがとうございます。そろそろシドニーオリンピック世代の選手を放出しそうに見えるのですが、代わりがいないためにまだ残っているように見え、そのために順位が微妙のように見えます。
鹿島については、クラブとしてもACLや、個人での日本代表で、あまりにも選手が働かなさ過ぎですので、もういい加減に世界で活躍してくださいというだけです。ホームタウン外からの集客力や、4-4-2や、ブラジル流の大事なときだけ走るサッカーや、強さに比例した戦力外選手への移籍先の紹介力などが一貫して強力なあたりはすごいですが・・・。
3位 セレッソ大阪(対戦成績:0勝0分2敗)
昨年の広島に続く、J2からの昇格年でいきなりACL出場権獲得はすごいと思います。もっともセレッソの先発は半分くらい入れ替わってますが・・・。
広島の「Jリーグファーストステージ(サントリーシリーズ)」をタイトルにカウントすると、ノンタイトルクラブの中ではJリーグ在籍年最長クラブとなります。茂庭選手に芸人魂を仕込みながらのタイトル獲得は困難と思われますが、新喜劇のようなオチをつけずにタイトルを獲れればいいなあと思います。ACLでもいいですよ。
2位 ガンバ大阪(対戦成績:0勝0分2敗)
いまやすっかり強豪です。いまだにユースから有力な選手が昇格してくる上で、あの資金力ですから、納得の成績だと思いました。鹿島同様世代交代が課題だと思いますが、家長・安田兄選手が海外に獲られるのに鹿島よりは世代交代がスムーズだと思います。西野朗監督ってかなり長期政権になりましたね。日本を代表してACL制覇を目指してください。
1位 名古屋グランパスエイト(対戦成績:0勝0分2敗)
まあ初優勝でしたので、何年経っても平塚競技場で銀皿をもらった映像・画像が何回も使われるのでしょうね。2010年浅田真央さんと中日ドラゴンズが出来なかった優勝、おめでとうございました。正直平塚で決められて悔しいのですが、自分たちが勝てなかったのがいけないわけですから仕方がありません。また名鉄百貨店のナナちゃんに会えるようがんばります。日本を代表してACL制覇を目指してください。
ここが豊田スタジアムを本拠地として「豊田グランパス」となれば、かつてOBが必死になって「読売ヴェルディ川崎」を叩いていた「Jr East Furukawa UNITED 市原・千葉」だって堂々としていられるのですけどね・・・。
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コメント
去年のベルマーレはどこが相手でも勝てなかったのが証明されたからね。選手の技術がJ1レベルになかったのが一番問題だが。補強もしたが補強にならなかったし。今年は昇格が目標だか来年J1に戻ったとしても戦力的に差があるのは間違いないからやはり守備を立て直さないといけないだろう。また一年で降格したら何も学んでないと言われても仕方ない。 今年の昇格争いは大変だ。本命は瓦斯と言われてるがサンガヴェルディジェフ辺りも手強くなるだろう。以外なとこでファジヴォルティス栃木ザスパ辺りがくるかもしれない。アビスパが昇格したからどこが昇格してもおかしくない。ともかく負けないのが一番だがそれは無理だから引き分けでも確実に勝ち点を稼ぐことが大切かな。 長丁場だから怪我や体調不良や累積カード といったことで選手が試合に出れないことも出てくるからそこも気をつけないといけない。
投稿: 藤和不動産 | 2011年1月 8日 (土) 02時32分
藤和不動産さん、コメントありがとうございます。
個人的には一緒に降格したFC東京・京都、それと千葉・ヴェルディ・横浜FC・栃木が、湘南とともにJ1昇格を争うのではないかと思っております。札幌・徳島・熊本・草津・岐阜が中位争いといったところでしょうか?。
アジエル選手は大功労者ですが、2011年シーズンに半分の19試合出場しなかったら強化部は進退伺いを社長に出さなければいけないでしょうね。3年連続脚の故障で2ヶ月以上休み、前年に至っては0試合という選手と契約しているわけですから・・・。
2009年の主力メンバーからジャーン・村松・寺川・阿部・永田・田村選手が抜け、坂本・野澤・臼井・山口・中村・アジエル選手が残りましたが、仮に2012年にJ1に上がっても、20代半ばの中村祐也選手以外は活躍したかどうかにかかわらず「2009年の人たちはJ1で通用しないことが2010年に証明されちゃったから、彼らがベンチにまわるくらい補強しないと」と絶対なりますので、1年がんばるタイミングが遅いです。それを挽回するくらい彼らはがんばらないといけません。その自覚があるかないかで決まると思います。
投稿: チャリ通 | 2011年1月 9日 (日) 11時50分