レモンガス・アクアクララ presents 欽ちゃん監督勇退チャリティマッチ欽ちゃん・松坂大輔のドンとやるの!
湘南ベルマーレトップチームは前日の土曜日に今季の活動を終えましたが、本日日曜日も平塚市総合公園に行きました。その理由は平塚球場のほうで茨城ゴールデンゴールズの試合が開催されたためです。以前から平塚で茨城ゴールデンゴールズの試合を誘致していたそうですが、萩本欽一監督が率いる最後の試合で実現ということになりました。中郡二宮町在住の萩本欽一さんにとっては、「相模川より西では神奈川県内唯一のNPB一軍公式戦開催可能球場」である平塚球場は、最終試合の開催に最適な球場のひとつでした。
この日の天候は晴れで12月にしては暖かく、野球に不向きな季節とは思えない日和でした。この日の対戦相手はボストンレッドソックスの松坂大輔投手率いるチームサムライでした。ニッポン放送とのタイアップで毎年12月に茨城ゴールデンゴールズと対戦をし、入場料収入の一部をクリスマスのラジオチャリティーミュージックソン(今年はオードリーだそうです)などに寄付しているそうです。松坂投手にとってもシーズン中に渡米しているので国内でファン感謝デー的なことをしたいでしょうし、知名度を上げたいゴールデンゴールズと思惑が一致したのでしょう。
2009年に単色電光掲示板になった平塚球場では、午前中から茨城県稲敷市の皆様をはじめとしたお客さんでいっぱいでした。茨城ゴールデンゴールズ側・チームサムライ側ともサインをもらうとかは絶対無理そうな人数です。発表はなかったですが1万2千人くらいは入ったのではないでしょうか?。正直、年に一回のレギュラーシーズン横浜ベイスターズ平塚興行より入っています。カメラマンもダグアウト横のボックスに入りきらずあふれ出ていました。
サッカーのほうの湘南ベルマーレを支援しているレモンガスが冠スポンサーで、内野席の客にタオルをプレゼントして、社長が始球式を行いました。また4番バッターの岩田選手のネーミングライツを買って「レモンガス岩田」として出場させました。なおレモンガスはアクアクララ事業も行っておりますが、フットサルの湘南ベルマーレを支援している会社はその代理店です。
ゴールデンゴールズは今年は「ジャイアンツファンフェスタ2010」に出場したそうですが、この日の試合も、優勝経験のある全日本クラブ野球選手権大会などのときのような「真剣勝負」ではなく、萩本欽一監督のマイクパフォーマンスを交えた「余興試合」スタイルでした。
実際には萩本欽一監督ひとりでしゃべっているのではなく、複数のマイクパフォーマーとともに珍プレーのナレーションのようなコメントを入れていきます。6年目ということもあり、しゃべり手の皆さんもどうすれば盛り上がるかを大体つかんでいるようで、安心してみていられます。
試合前から半ベソの片岡安祐美選手(一般的な女性よりも背が低いけど選手ということで目立つ)の選手宣誓に続き、売店のおじちゃんも宣誓。焼きそばにいつもより多く豚肉を入れることを誓いました。
湘南ひらつか織り姫による両チームへの記念品贈呈の「付き添いできたおばちゃん」という役割で大蔵律子平塚市長が登場!。
チームサムライの「エース上重」こと、元ゴールデンゴールズの上重聡選手(PL学園高で松坂投手と投げあう→立教大で完全試合→日本テレビアナウンサー)が「いじられ役」になっていました。外野手で出場も併殺打を含むいいところなしで、「思いっきり?」と尋ねられて「DON!」と言わされたのが目立っただけでした。
ゴールデンゴールズ側のウグイス嬢が女子小学生でした。男声アナウンスによるファールの注意が萩本欽一監督のリクエストで七五調などでした。
この日は平塚球場の球速計が機能しており、ゴールデンゴールズの投手のストレートが100~120km/h、チームサムライの投手のストレートが90~110km/hでした。完全にアマチュアレベルでしたね。ちなみに松坂大輔投手はショート・ライト・ファーストで出場し、登板しておりません(このクラスだとレッドソックスとの契約で投げられないと思われます)。
片岡安祐美選手の先頭打者安打から始まった試合は、ゴールデンゴールズがチームサムライをボコボコに打ち込むのですが、第一打席で松坂大輔選手がレフトへ3ランホームランを放って盛り上がりました。松坂選手は「平塚球場にはいい思い出しかない」とのことですが、そりゃあ、1998年の横浜高校の選手でしたら、1・2年生時を含めて少なくとも横浜スタジアムまで行かないと負けなかったでしょうから、平塚球場ではいい思い出しかないでしょう。でもあの松坂投手ももう30歳ですよ。
球審の濱野太郎さんは「無職の38歳」とアナウンスされましたが、元セ・リーグ審判の米マイナーリーグ審判です(茅ヶ崎在住)。
ボールボーイの中学生2人が代打やリリーフに登場。ともに活躍したため常陸牛1kgが贈呈されるのですが、試合を中断して贈呈式が行われました。
得点を獲るとフラダンスの皆さんが出てくるのですが、3秒程度で曲が終わってしまうので、毎回走ってくるだけでちゃんと踊れません。たぶん両軍の選手より運動しています。
チームサムライの代打で上地雄輔選手が登場して盛り上がりました(毎年出ているらしいです)。結構いいバッティングしていました。チームサムライには元横浜の田中・古木選手と松坂選手の弟が出場しておりました(ゴールデンゴールズの元プロには福井・酒井選手がおります)。ちなみに選手は自由に出入りをしておりました。
グラウンド整備時にSDN48というグループが登場しました。
9回表から上地雄輔投手が登板するなか、代打片岡安祐美選手、松沼兄コーチ(80年代ライオンズユニフォーム着用)、萩本欽一監督が登場しました。萩本欽一監督はピッチャーゴロをお情けでセーフにしてもらい、二塁まで行って代走と代わりました。
9回裏は松沼兄コーチが登板し、上地・松坂大輔選手らが交互で代打に登場する形で追い上げましたが、ゴールデンゴールズが逃げ切りました。
茨城ゴールデンゴールズ 15-12 チームサムライ
試合後、萩本欽一監督引退セレモニーがありました。挨拶をした片岡安祐美次期監督が泣き、来季から背番号55を引き継ぐことになりました。吉永小百合さんからのねぎらいの手紙が来ていたことを紹介し、胴上げ、場内一周をして終了しました。
まあ11月のNPB各球団ファン感謝デーでも似たようなものが観られますが、たまにはこういう野球も悪くないかと思いました。萩本欽一監督の芸能人としての経験があっての盛り上げ方でしょう。
萩本欽一監督も69歳ということもあり、坂上二郎さんや長嶋監督のように在職中に倒れることがあってはいけないと考えたかもしれません。譲るのであれば片岡安祐美さんが人気があるうちに譲るほうがいいでしょう。お疲れさまでした。なんと来シーズンもチームにいる選手は9名ということで、現在トライアウト参加者募集中とのことです。片岡安祐美監督体制でいろいろ変わることはありそうですが、がんばっていただきたいものです。
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