小田原市尊徳記念館
最近シリーズで取り上げている、小田原の湘南ベルマーレフットサルクラブの観戦のついでに行けるスポット。今回は「小田原市尊徳記念館」(おだわらしそんとくきねんかん)を取り上げます。小田原市の施設であるため、ホームページは小田原市ホームページ内にございます。
二宮金次郎こと二宮尊徳は相模国足柄上郡栢山村(現小田原市)の出身となります。このため小田原駅に銅像がありますし、小田原城址公園の隣にも二宮報徳神社と報徳博物館がございます。そしてご当地の栢山にはこの施設があるという次第です。
小田急線富水駅から神奈川県道720号に出て、小田原アリーナとは反対方向の栢山駅方面に行きますとあります。富水駅と栢山駅の中間に位置し、小田原アリーナから2km弱の場所にあります(駐車場あり)ので、徒歩でも問題ございません。
「尊徳記念館」と「二宮尊徳生家」によって構成されております。二宮尊徳生家は神奈川県指定重要文化財で、江戸時代後期の農家の様子を知ることが出来ます。生家への立ち入りは無料です。
尊徳記念館は二宮尊徳に関する展示室と公民館機能を持っており、宿泊も出来るようです。展示室への入場は有料です。
展示室には二宮尊徳に関するアニメ数本と等身大人形によるジオラマ数セット、遺品史料が展示されております。
勉強にはなりますが、子供には退屈でしょうね。歴史の勉強は興味を持てばどんどん吸収できますが、興味がなければ全くダメですし、「原始から現代まで全体の流れを大まかに理解してから、特定の時代や人を掘り下げる」というのを繰り返さないと理解が出来ないと個人的には思っておりますので、無理して子供に伝記とか読まさせることは出来ないと思います。
史料保護のために薄暗いので、等身大人形によるジオラマが怖いです。
江戸時代後期に生まれて、あと十年ちょっとで明治維新という時代まで生きたこの時代の人にしては長寿(長身でもあったらしい)の二宮尊徳ですが、飢饉の時代に農村改革を指導し、素晴らしい実績を残しております。明治時代の「修身」で「ホントか?」というエピソードを含めて模範として取り上げられたために有名になりました。太平洋戦争後に修身が軍国主義の原因として槍玉に挙がったことで現代では逆に隠される方向にありますが、二宮尊徳がやったこと自体は戦争とは全く関係なく、こういった戦前と戦後の教員の都合による取り扱われ方の歴史(この記念館では触れられておりませんよ)も興味深いです。ここで定年世代の方を中心に彼について勉強サークルも開かれているようです。
この尊徳記念館は正面で富士山と対面するので、風景も良いです。1時間程度ですべて見られますので、小田原アリーナのついでにどうぞ。
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