J1 2010 第34節 新潟vs湘南 戦
東北新幹線全線開通の日は、まさかの強風による大幅なダイヤの乱れが発生したそうですね。そんな中、今季最終戦の新潟に行ってきました。
「今週末に雨が降るらしく」と懸念しておりましたが、雨は降りませんでした。火曜日の夜の時点で土曜日の天気を判断してはいけませんでしたね。大変申し訳ございませんでした。気温は神奈川でいうと箱根駅伝の日がこれくらいかなあという寒さでした。11.5℃と記録されているので、思っていたとおりかなあと思います。この気温って絶対新潟のホームアドバンテージだと思います。
米も魚も獲れるところです。こういうところこそ予算があれば寿司を食べたい(仙台の「材料全部外国産じゃん」という牛タン定食を皆がありがたがっている理由がいまだにわかりません)のですが、予算はありませんので、断念。
「とんかつ政ちゃん」でタレかつ丼をいただきました。確かに醤油ダレを前面に出すには肉は薄いほうがいいかもしれませんね。おいしかったけどコストパフォーマンスが悪いなあ・・・。新潟の外食費って東京より高いのでしょうか?。
ちなみに試合後には「みかづき」というところでイタリアンをいただきましたが、そりゃあまあ同じ炭水化物なのでハズレはないでしょうけど、なぜに焼きそばの上にミートソースなのかが、やっぱり不思議でした。あらかじめクーポンもらっていたので結構安いです(まあ原価を考えればクーポン使われても利益が出るでしょう)。
9年ぶり2度目のビッグスワンでしたが、当時はなかったHARD OFF ECOスタジアム新潟ができておりました。宮崎・松山・秋田・長野・那覇などにも言えますが、NPBの球場としてありえないくらい客席が少ないクリネックススタジアム宮城にNPB球団があって、ここにNPB球団がないことが不思議なくらい立派な球場でした。この土壌があって水島新司さんが現れたのでしょうか?。あっ、でもドカベンとかありませんね。ちなみに栃木芸人U字工事が話のタネに「ドカベンスタジアムこと大和引地台野球場で草野球をやったことがある」と言っておりました(彼らは桜美林大学卒の元町田市民で、「ごめんね、ごめんね~」の元ネタも栃木ではなく町田)。
さて試合のほうは、開始2分でマルシオリシャルデス選手のフリーキックで新潟が先制、その約3分後にドリブルで湘南DFラインを押し下げておいてマイナスにパスを出し、ミシェウ選手が決めるという、「ロスタイムをあわせて90分以上残っている時点で既に2点差」という展開。さすがプロなのに大学生と高校生に先発ポジションを明け渡すクラブです。この日もMFが機能しているとは言えない展開でした(そもそも運動量が新潟の選手に負けている)。
後半は建て直し、後半だけなら引き分けでした。いや後半だけを争う競技ではないので意味はないことはわかってますけどね・・・。ゴールを決めたのは飛び級でU-19日本代表に行っていたユースの遠藤航選手。これは明るい材料でした。直前に菊池大介選手の湘南復帰が発表されましたが、来年は三平・松本・村松・鎌田・古林・菊池・遠藤選手など世代別代表経験者とその同世代を中心に戦えたらなあと思います(まあ小松原・和波・水谷・田辺・高田・茂庭・中里選手がなんたらかんたらとか言っていた「来年は存続しているのか不安だった時代」の二の舞は避けたいところ)。Jリーグは最終戦ですが、本来ユースの遠藤航選手にはまだJユースカップが残っておりますので、まずはそちらで期待しております。
後半から寺川選手が登場し、いい働きをしておりました。田村雄三選手と挨拶をしなかったということは来季も現役を前提としていると思います。「なぜかJFA移籍リストの中に廣山望選手の名前があって彼の名前がない」という某OB選手とともに、あのクラブあたりにいるのではないかなあとは思うのですが、J1昇格の立役者のひとりですので、希望がかなえばいいなあとは思います。
古巣だからか、えらい試合後に反町監督が語っておりますね。あっ、あとついでにOBの梅山修市議は来年の選挙がんばってください。新潟土産は「サラダホープ」で済ませました。
これで今シーズンは終了。今シーズンはJリーグディビジョン1の18位でした。やはり「得失点差 -51」は異次元に酷いです。確かに選手の格は違いますが、「人間の男11人でプレーする」というレベルでは同じわけですから、こんなに離されてはいけません。ジャーン・田村選手からポジションを奪ったわけではなく、いないので代わりに呼ばれただけということを、もう20代半ばの選手は忘れてはいけません。結局単独で「年間3勝」「21試合連続勝ちなし」というJ1ワースト記録を作りました(良くも悪くも1999年まで取り戻したことになります)。年間観客動員数はJ1・16位だったのですから、現場も意地を見せて欲しかったところです。
本日は「感謝の集い」ですが、オークションで反町・中田選手の「名板」が出品されるそうですね。オイラに落札は無理ですので、お金持ちの方よろしくお願いいたします(まさか中田浩二選手に使用した「中田」が別途あるんだが・・・とかあとで言い出しませんよね?)。
さて、この日はJ1最終節。優勝は既に平塚競技場で決まっておりましたが、ACL出場権などはこの日に決まりました。
2位・3位はガンバ大阪とセレッソ大阪が入りました。名古屋とともに日本代表としてアジアでがんばってください。天皇杯次第の補欠となる4位には前年優勝の鹿島が入りました。鹿島は嫌いではないですが、鹿島のスタイルが日本で通じて世界では通用しないのは、今までのACLや、選手が日本代表戦に出場したり欧州移籍したときに何度も露呈されているので、今回は違うクラブがACLに出ればなあとは思います。
2011年シーズンJ2の20番目の参戦権争いは、神戸が土壇場で抜け出して、ヤマザキナビスコカップ限定の強豪であるFC東京となりました。もともと大宮並みのコストパフォーマンスの悪さのあるクラブでしたが、それでもあれだけ資金と動員があってどうやってJ2に降格するのでしょう・・・。1999年の浦和降格以上の謎です。これがサッカーの怖さなのでしょうね。2011年は千葉・京都・FC東京と年間予算20億円以上の親会社付きクラブが3つもあるという大変なリーグになります。東京というより「多摩ダービー」もJ2であります。
こう言っちゃあれですが、大黒選手が入ったクラブってずいぶんJ2に引き付けられるような気が・・・。確かに長友選手が途中で抜け、米本選手が秋までいなかったですが、それだけでこの成績になるというのもなんとも・・・。今野・権田選手が今更J2でプレーするのかも注目ですね。ベルマーレの集客的にはいいですけど、対戦相手として手ごわいです。
2011年は2009年に獲り忘れた「J2優勝」を獲りに行く。それくらいの気概がなければ、仮に昇格しても2010年の繰り返しでしょう。2010年にJ1にいたことで大量の「元J1選手」が今のベルマーレにいます。出来るだけ多くの選手をクラブに残した上で「その選手からポジションを奪う」というところまで、若手選手がやる気概が必要です(実際「彼にJ1は無理」という感じの選手も今年見られましたし・・・)。元旦に述べたとおりこのブログの定期更新は今年限りですが、来年もよろしくお願いいたします。
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コメント
平塚でPV観戦したが最初の二点とも守備が緩いね。その後アルビの運動量が落ちたからベルマーレも攻撃が出来たが遠藤のヘディングシュートだけ。 逆にカウンターを喰らってマルシオに決められてジエンド。名古屋ガンバ戦などは前半はプレスもかけられて運動量もあったが徐々にプレスも甘くなり運動量も落ちて点をとられて終わり。 J1はただ90分動くんじゃなくて考えて動かないといけないしチャンスで決めるとこ決めないと勝てないのがわかっただろう。瓦斯は怪我人がどうとかいうが監督の選手起用戦術もおかしかったな。瓦斯も千葉の犬のように予算があってもJ2を舐めて昇格できないなんてことがないとも限らない。残留した山形仙台の予算は瓦斯の三分の一四分の一だからね。エメルソン→寺川の交代は解せないな。寺川が退団するからか元アルビだからエメルソンは攻撃の基点になってたのにね。そういう情けはいらない。
投稿: 藤和不動産 | 2010年12月 5日 (日) 23時28分
藤和不動産さん、コメントありがとうございます。
まあ「負けるには理由がある」といったところなのでしょうね。
寺川選手のこの日の働きは良かったと思いますよ。湘南の前のほうの選手は動きが単調な選手が多いので、そうじゃない動きをした寺川選手はアリでした。
投稿: チャリ通 | 2010年12月 6日 (月) 21時08分