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「イレブンミリオンプロジェクト」の反省はちゃんとやってくださいと、Jリーグに要望したいです

「何の予告もなく始まり」、「途中からいきなり"○○だヴェル。"という口癖になり」、「そして突然更新されなくなった」という、ヴェルディ君のブロググダグダすぎてかわいそうと思う今日この頃の、チャリ通です。一貫した優等生キャラで監督・選手の引き立て役に徹するジャビットと、かつては同じ親会社だったのに・・・(年俸3倍増らしいつば九郎はその全く逆ですね・・・)。

でもまあ、東京ヴェルディがなくならなかったことは、Jリーグの今年の成果だったと思います。しかし成果はこれだけなのではないかなあとも思います

今年はJリーグ イレブンミリオン プロジェクトの目標達成年でした。J1・J2・ナビスコ杯・ゼロックス杯・ACLのうち国内開催試合の合計で、「2010年シーズンに年間1100万人(イレブンミリオン)の観衆を集められるようにしていこう」と目標を立てておりました。2010年にターゲットを定めていたのは、2011年上半期のうちに契約が結ばれることになる、「2012年以降のテレビ放映権契約の更新」があったためでしょう。

結果は864万5762人と、2009年の957万4974人をも下回る惨憺たるものでした。本来でしたら期間中に開催されたFIFAワールドカップで日本代表の成績が良かったので、増えなければいけないのですが・・・。

なお、このプロジェクトの責任者であった日本サッカー協会会長とJリーグチェアマンは、既にシーズン途中で退任されております。

最大の原因はJ2が3クール制から2クール制に変わったため試合数が減ったことですが、これは契約するテレビ局側からすれば、「だったら北九州の昇格を見送るか大分にJFLに行ってもらうかして試合数を減らさなければ良かっただろう」の一言で終わってしまうJリーグ側の自己都合ですので、言い訳になりません。また細かく見てみるとJ2よりJ1の落ち込みのほうが酷いです。ACLで国内勢が早々に敗退したのでトーナメント以降の上積みがなく、人気の浦和が成績不振でホーム・アウェイとも観客大幅減、大宮の観客動員水増しを再計算したので水増し分がそのまま動員減、不況にともなう遊興費削減、そもそも日本の人口が減少中など、要因はいくつもあります。湘南ベルマーレだけ見ればJ2からJ1に上がったので観客動員大幅増でしたが・・・。

おそらく次回のテレビ放映権料は減ります。その前に最後に現契約の恩恵を受ける鳥取が2011年にJ2昇格し、パイがまた細かく分割されます。2012年は数千万円単位で収入が減るでしょうから、予算の少ない湘南ベルマーレには痛い減収です。その後もあとふたつJ2クラブが増えることで再分割されます。

とにかくプロジェクトは失敗したのですから、Jリーグはそれを真摯に受けとめて、きちんとした戦略を立てて対応を検討いただきたいものです。そもそもマーケットが大きくなっていない状態で支店を増やすという方法自体が一般的ビジネス手法と逆行をしており、共倒れになりかねません(ビジネスの事例的には1980年代の「アタリショック」が似ていると思います)。

プロ野球は「読売新聞+中日新聞+国鉄+私鉄連合を裏切った阪神 vs 私鉄連合+毎日新聞」が発端で、1950年にセ・リーグとパ・リーグであわせて15球団になりましたが、数年後に12球団になり、現在も増えることなく維持されております。これによって「一定規模の予算がないところは参入できないため、トップとビリの差が小さい」「負けた私鉄連合の地方移転でマーケットの共食いが最小限」という品質維持につながっております。Jリーグの倍の歴史のあるNPBがチームを増やしていない中で、Jリーグはクラブ数が4倍になろうとしております。その上Jリーグが出来た頃(90年代)の欧州サッカーがやっていたことは、「2部リーグの経済的切り捨て」と「チャンピオンズリーグの優遇」と、Jリーグの逆に「経済的にクラブを絞り込む」という日本のプロ野球よりエグいことをやっております。全体の資金にはおのずと限界があるのですから、そこをちょっと考えていただきたいものです。この点からいたしますと、プロ野球と欧州サッカーはJリーグ理念のお手本にはならないことになります。これはJリーグの検討課題だと思いますので、責任を持ってお願いいたします。

でも、その上で湘南ベルマーレも生き残りの対策を練らなければいけません。現在サッカー以外を含めた国内スポーツ関係各方面で話題になっているギラヴァンツ北九州の2011年スポンサー料金価格表を見ても、ベルマーレより安いと思われるクラブをしてこの価格では、露出量を考えるとやっぱり高いなあと思います。ベルマーレもスポンサー獲得は簡単ではありません

やっぱり基本的には「シーズンチケットを買ってください」ということになります。お願いします。皆様買ってください!

しかし、普通は仕事や勉強の都合で神奈川県外に引越しをしなければならない人もいらっしゃると思います。オイラだって札幌やロンドンにいた時期があります。そんな「シーズンチケットを買っても平塚に行けないよ」という方にお願いしたいのは、「サポートコーポレーション シングルスター」の契約です。

「サポートコーポレーション シングルスター」の価格は、毎年自由席シーズンチケットに相当する金額です(2011年の自由席シーズンチケットは34,000円で、サポートコーポレーション シングルスターは30,000円)。「故郷のチームの試合に通い続けることは出来ないけど、通っていることと同じ貢献をしたい」という方には適していると思います。実際オイラが昔いた札幌にあるコンサドーレは、毎年多数出してしまう「就職上京組」をメインターゲットにこのタイプのスポンサープランを充実させております(2011年は「パーソナルスポンサー」1口10,500円)。サポートコーポレーション シングルスターにはハンドブックや各種特典のほかにいつでも利用できるチケット(指定席)が4枚つきますので、連休やお盆の帰省に平塚競技場に行くことも出来ます。サポートコーポレーション一覧には、コーポレーションという名前ですが結構個人の方も表記されておりますので、ぜひご検討をいただければと思います。湘南ベルマーレには親会社がないので、個人個人が頼りです

「2010ベルマーレクイーン&マーメイド 感謝の集い」がクリスマスに開催されるそうです。「2010ベルマーレクイーン&マーメイドが5人全員揃うイベントは、今回が最後となりますので、ぜひ皆様お誘いあわせのうえ、ご来場ください。」とのことですので、ファンの方はぜひどうぞ。所用があって行けませんが、彼女たちが動員に貢献したのは確かだと思いますので、皆様ありがとうございました

キャプテン翼の高橋陽一さんがここに絡んでいるというのが大変素晴らしいです。キャプテン翼の話題はヨーロッパでも1970年代1980年代生まれの人に通用しました(ちなみにオイラが会った人に限れば、「クレヨンしんちゃんも人気」で、「ドラえもんはアジアで大人気だが欧米では不人気」、「ガンダムは知らない(バンダイが欧米で営業していないため)」、「ドラゴンボールはラディッツが出て以降が人気でそれ以前は序章扱い」、「台湾人は日本のアニメを同世代の日本人並みに見たことがある」でした)。ベルマーレクイーン&マーメイドの皆様は、ヨーロッパに行ったら現地のオジサンに見せびらかしてやってください。限定グッズ売上の収益はベルマーレに寄付されるそうです。

なお「顔が同じじゃね?」っていうご意見は、それこそオイラがリアルタイム(小学校低学年)で見ていた頃から言われていることですので、アンタッチャブルでお願いいたします。

ああ、アニメといえば、このアニメの名前っぽいクラブへの期限付き移籍の件などについては後日にします。

<追記>関東の12月はバリバリのフットボール系競技のシーズンなのですが、サッカーのJFL以上は北国の要望で12月に試合をしません。各競技場に各カテゴリーのサッカー・ラグビー・アメフトの試合が割り当てられておりますが、今年も平塚競技場は全日本大学サッカー選手権大会が割り当てられております。お時間がございましたらぜひご観戦ください。クラブカンファレンスのある12月23日にも準々決勝があります。

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コメント

Jも厳しい審査基準 を作らないとむやみやたらにチームを増やせばいいわけじゃない。各都道府県にチームを作るのが理想だろうがある程度の予算とグランドスタジアムがないとね。代表が南アフリカで頑張ったがテレビでやるのは代表の試合だけ。Jの試合なんかスカパーじゃないと見れない。地上波じゃ殆どやらない。Jのスカパー契約も来年までとか言う噂があるらしいが…。基本的にサッカーに興味ないし人気ないし見るのは代表だけだしね。各チームがもっとアピール営業活動をしないと試合を見に来た人達をリピーターにしないと厳しいよ。

投稿: 藤和不動産 | 2010年12月19日 (日) 04時47分

サポートコーポレーションのお話しに共感いたします。
我々はベルサポラーメン部というのを結成し、部員の方々から部費を一人千円集め、サポートコーポレーションを目指しております。
ツイッター上で呼びかけ、現在二十名ほど集まっていますが、それではシングルスターに届かないのが現状です。
シーズンチケットを購入されている方で、更にサポートコーポレーションに応募するのは、さすがに経済的にも負担になってくるかと思います。
それでも千円ならば、少し何かを工面すれば調達できる額だと思います。
その小さな力がまとまって、一つの団体としてベルマーレの強化に繋がらないか?と考えています。
今回の本文では「シーズンチケットを購入するか、そこまで観戦に行けないならばサポートコーポレーションに応募してみては」という話で、若干論点がずれるかもしれませんが共感いただけましたら、何かの折にご紹介いただけたら幸いです。

尚、ツイッターのアカウントは
@bell_supo_ramen
です。

投稿: @bell_supo_ramen | 2010年12月19日 (日) 12時44分

藤和不動産さん、コメントありがとうございます。

バスケットボールのbjリーグが都道府県に1チームというルールを持っております。これは失礼ながら人気チームと同じ場所に本拠地のあった北海道移転前の日本ハムファイターズや東京ヴェルディ、人気チームと同じ政令指定都市をホームタウンにしている大宮アルディージャや横浜FCの客席を反面教師にしてのルールと思われます。ただあまり突き詰めると湘南ベルマーレもヤバくなりますし、大阪府・福岡県・静岡県など結構引っかかってしまいますので、今更Jリーグではこのルールを適用するのは無理かと思われます。それに県同士でも、「バトルオブ九州全域より神奈川県1県のほうが人口も経済力もある」とか、「ともに発展途上国への援助金以上の地方交付税交付金を受け取っている鳥取県と島根県を足しても、地方交付税交付金を受け取っていない川崎市1市のほうが人口が上」とか、「一票の格差」で問題になるようなもはや比較対象にすら出来ないくらい差が各県間でついてしまっているので、抜本的な解決策にはならないと思います。

スカパーはよくやってくださっていると思いますが、スカパーが放送する時点で「一見さんお断り」的な敷居の高さになります。これでは新規顧客が付きません。出来ればACL+J1だけでも地上波の深夜枠やBSで放送していただきたいのですが、いろいろ関係者の思惑の調整が難しいのだと思われます。

以前バレーボールで例えたと思うのですが、電通プレゼンツ女子バレーボール日本代表の主力メンバーは皆さんよくご存知だと思いますが、彼女たちの所属チームのことは知らない人が多いと思います。これ、そのままサッカーに興味のない人のJリーグの知識に近いと思うのです(ワールドカップとオリンピックも電通が仕切っている)。これからVリーグに関われって言われて何が欲しいかというものを羅列して、その主語をJリーグに置き換えるということを、サッカー協会の人がやってくれるといいかもしれません。

しかし、Jクラブってそれぞれのマーケットが小さいなあ・・・。ホークスひとつのホームタウンに福岡・北九州・大分・熊本・鳥栖の5クラブと準加盟の長崎ですからねえ・・・。

投稿: チャリ通 | 2010年12月19日 (日) 22時39分

@bell_supo_ramenさん、コメントありがとうございます。

毎年多くの学生を関東や関西に就職で獲られてしまうというという悩みは、それ以外の地域にとってはサッカーの問題に限らない死活問題で、当時のコンサドーレ札幌もアウェイしか観に行けない内地在住北海道出身者に「クラブに貢献している証」を与えることは出来ないかが検討されておりました。

湘南ベルマーレにだってコンサドーレほどではないにせよ、転勤などでそういう立場の方がそこそこな人数いらっしゃると思います。遠隔地在住でなくても土日に休めずスカパーだけの方もいらっしゃるでしょう。そういった方をピンポイントで狙ったプランとかがあればいいなあとは思います。とりあえず一番この役割を果たせそうなのがサポートコーポレーションでしたので例として挙げてみましたが、3万円のプランは無理でも1万円くらいのプランがあれば参加できる方もいらっしゃるでしょうね。「シーズンチケットは付かないがそれに相当する入金」と「平塚競技場にいけなくても楽しめる特典」のプランがあれば、ベルサポラーメン部の皆様のような善意を吸収できると思います。今年のサポーター募金よりはちゃんとした集金方法と思いますが・・・。レプリカユニフォームとかはグッズとしては頂点ですが、サプライヤーの取り分が多いので効率的ではないです。

他にも、自営業者に対してベルマーレのスポンサー料やシーズンチケットを「こうやって経費で落とせば、納税の一部(もちろん合法の範囲で)をベルマーレにまわせて、実質負担ゼロ」というところまで提案できれば、もう少し掘り起こせるのではないかなあとも思います。「いやあ、まさかそんなことは・・・」というところに金脈があるかもしれませんので、クラブにはご検討いただければと思います(既にクラブとして取り組んでいたなら、ごめんなさい)。

ツイッターやっていません。ごめんなさい。

投稿: チャリ通 | 2010年12月20日 (月) 00時16分

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