J1 2010 第9節 川崎vs湘南 戦+5月5日は神戸戦
選手もゴールデンウィーク中は大変でしょうが、ブログを更新するのも結構大変です。しかしPRのためにはもう公開しないと・・・と思いながら書いております。
5月1日(土)は等々力で川崎フロンターレ戦がありました。等々力はかなり久しぶりでちゃんと到着できるか不安ではあったのですが、数年前のように「馬絹で曲がって、少し進んだところで多摩川に向かう」という「馬絹(まぎぬ:川崎市の地名)」という地名以外小学校の地図帳並みの知識でスタジアムに行きましたが、高津区あたりから青黒のチャリ通の人達がぼちぼち見うけられましたので、彼らをゆっくり尾行することで到着できました。「丘のてっぺんの三ツ沢」や「山の中腹の野津田」ではチャリ通の人が少ないのでこうはいきませんが、これで次回も等々力への道がよくわからない状態で行っちゃうのでしょうね・・・。
対戦相手の川崎は残念ながら数日前にACLで負けてしまったため、この湘南戦がワールドカップ前最後のホームゲームになってしまいました(「等々力に行く代わりに相馬監督を応援しよう」と、麻生グラウンドや新百合ヶ丘駅・登戸駅に町田サポーターがPRに出向くのかなあ?)。日産スタジアムの1/3くらいのサイズとはいえ9割ぐらい席が埋まっていて壮観です。湘南戦に行けず、その間町田・前橋(草津)・大和(ベレーザ)と、3試合もJ2以下の会場を観ていたため、「悶絶モノのすばらしい設備」と「ハゲているところが見つからないというありえない芝」と、J1では普通の環境なのに感動してしまいました。
神奈川ダービーということでキングベルⅠ世も湘南新宿ラインで等々力に駆けつけ、ふろん太やピーカブー(日興コーディアル証券所属)とともにスタジアムに姿を現したのですが、なぜか横浜FCのフリ丸も・・・。いや、彼はフリ丸ではなくこの日がデビューだったコムゾー(イッツコム所属)でした。でもつば九郎をペンギンって呼ぶくらいコムゾーはフリ丸って呼ばれそうです・・・。
以前と変わらず洗足学園音楽大学のファンファーレで始まった試合は、故障者の関係で歯抜けメンバーながらもいつもどおり4-3-3の川崎に対し、どうしても坂本紘司選手にクロスを上げさせたかったのか湘南は反町監督以降はたまにしかやっていない4-4-2で挑みました。松本拓也選手が2試合続けてのベンチ入りを果たし、こりゃあ今更順天堂大学の試合には出ないのかなあ?という感じでした。ロンドン五輪のGK枠はFC東京の権田選手と横浜FCの大久保選手が今のところ有力ですが、松本選手が割って入れるようになればいいなあと思います。
3日前に北京で試合をしていた川崎の各選手は明らかに出足が鈍く、格下の湘南の攻勢で試合が進み、阿部吉朗選手のゴールで先制します。
しかし湘南の阪田章裕選手が負傷交代してしまいます。直後にレナチーニョ選手の能力の高さで川崎が追いつくも、そのすぐあとに湘南がPKを獲って坂本紘司選手が決めて勝ち越します。日本代表の川島永嗣選手はイライラしまくりです。
後半が始まってもこんな感じで、「いやあ~、阪田選手は心配だけどこれは勝てるなあ」と思ったところで、臼井幸平選手がレッドカードで退場になってしまいます。一発レッドカードはどうかなあとは思わなくもないですが、右サイド中央付近というペナルティエリア手前と違って余裕のあるところで、カードと思われてしまうようなプレーは弁解の余地がありません。
これで1人少なくなってしまい、坂本選手に代えて古林将太選手が投入され4-4-1で試合を続けるのですが、これがこの試合最大の誤算でした。古林選手はフィギュアスケートの選手か?というくらい背番号26をクルクル回転させるだけで川崎の選手が攻め放題になり、ここを起点とする波状攻撃から3点を奪い、完敗してしまいました。
マリノス・広島・浦和戦のような完敗は仕方がないにせよ、オウンゴール山形戦といい、ロスタイムで同点に追いついて再逆転されたセレッソ戦といい、この川崎戦といい、今年の湘南の勝負弱さにはものすごい危機感があります。このちょっとの差の積み重ねがJ1とJ2の差なのでしょうが、普通にやれば湘南は降格候補なのですから、1点でも勝ち点が取れた試合を安易に落としてしまうところは大問題です。年齢のことはあまり言いたくないですが、寺川・ジャーン・坂本・臼井・松尾選手といった30代のフィールドプレーヤーはベルマーレを出されたら、もうJ1でプレーできる可能性は低いと思います。その臼井選手が勝ち点を落とす引き金になってしまったのは、昇格の功労者のひとりであるがゆえに残念です。古林選手はこの試合で「悔しさ」とこれからプロでやっていけるのかの「不安」が残ったと思いますが、まだ高卒ルーキー1年目です。今日は運と監督の人選ミスに責任転嫁して、次の機会で挽回すればいいのでは?と思います。
しかし既にジャーン・山口選手がいないなかで阪田選手も離脱というセンターバックの選手の不足は深刻です。急遽非公開練習になってしまいました。次は臼井選手もいません。さらに試合中に負傷者が出た時用に田村・永田・中山・阿部・遠藤選手あたりにもセンターバックやサイドバックの練習はさせないといけないかもしれません。
次の試合は5月5日(祝)13:00より平塚競技場にて神戸戦です。神戸といえば背中の「Kawasaki」です。またもカワサキですが、川崎市ではなくて川崎氏による神戸の会社ですよ。この会社は主力商品ではないもののバイクも有名で、「黄緑・青・白」の配色はベルマーレより前に昭和時代からコーポレートカラーとして採用しており、渋谷の老舗「トラットリア ベルマーレ」ともにベルマーレ平塚にとっては分が悪い存在でしたが、何を血迷ったかここ数年のカワサキはこの3色を捨てて「黄緑・黒」という小田急線準急内でたまに見る日テレ・メニーナの選手のジャージのような色になっております(だからオイラはベルマーレの07・08年七夕ユニフォームの色が両者のパクリみたいで嫌だった)。だから川崎重工業に気兼ねなく戦いましょう。
神戸といえば三浦俊也監督です。J1で通用しないことは大宮や札幌で証明されている、DF4人とMF4人を1列づつに並べて各選手担当エリアを設けて挟み撃ちさせるゾーンディフェンスを今もやっているのでしょうか?。三浦監督にはDFとMFは並レベルでいい代わりに外人FWが必須なのですが、なぜか神戸のFWは全員日本人で鼻骨骨折の大久保嘉人選手と都倉賢選手とかが出ていますね。まあ三浦監督や都倉・宮本恒靖選手といったイケメン目当てに4ゲートに客が呼べそうです。神戸から来ている故障の馬場選手が出られないのは残念でしょうね。
大変困ったというくらい故障者多数の湘南ですが、神戸戦で勝ち点を挙げなければここでも「あのとき臼井選手が・・・」と蒸し返されてしまいますので、意地でも残ったメンバーで勝ち点を挙げなければならないと思います。神戸勝利でたった0.1割引を恩着せがましく付与する楽天をギャフンと言わせましょう。神戸通算500得点目は地元のためにもスポンサーのためにも次のヤマハ発動機戦でどうぞ。
この日はジーコムNOVAスペシャルデーなのですが、先着で配布される「NOVAうさぎぬいぐるみ」は人気が出そうですね。欲しい方はがんばってください。
そして5月4日から「神奈川フードバトル in あつぎ」もあります。 ベルマーレもベルマーレクイーンとキングベルⅠ世を連れて出店(正確には会場近くで出店)しますので、ガラポンで観戦チケットとか葦のクッキーとかゲットしちゃってください。
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コメント
チャリ通さん、こんばんは。JR横須賀線・武蔵小杉駅開通で、等々力がうんと近くなったのを実感したアウェイ参戦でした。我が家はアウェイゴール裏2階席での観戦だったのですが、近くにリクイガスのジャージを着た方がいらっしゃってビックリしました。やっぱり自転車好きのベルマーレサポなら、あのジャージは見過ごせません。
アウェイ川崎戦という事だけ考えれば、勝ち点ナシというのは想定内だったのかもしれませんが、何しろあの前半の内容です。見ている側も色気が出てしまっただけに、悔しい負けでした。退場で交代枠の使い方が狂ったせいでしょうか、疲れで劣化の一途だった寺川選手をアウトできなかったのが痛かったように思います。どうせそうなるなら、永田選手を先発させておけば…とか。あと、交代で入った新居選手には、もう少し気を吐いてほしかったです。そういえば、ベンチ入りもなかった中村選手はどうしたんでしょうかね?
次節はホーム神戸戦ですか。元神戸サポという話もある安田大サーカス・団長さんは自転車好きで有名ですが、彼もリクイガスのジャージを愛用してます。私の中では勝手に「団長ダービー」です。
投稿: 東京から通ってます | 2010年5月 3日 (月) 20時36分
東京から通ってますさん、コメントありがとうございます。
あの川崎戦は勝たなければいけませんでしたね~。秋の川崎戦はこの試合ほどのハンディキャップが期待できませんからね。
中村祐也選手は親御さんのブログのほうで「大事を取って」とありましたが、なんとも分かりません。
さすがに団長さんもベルマーレまで考慮してリクイガスのジャージを愛用していないだろうなあと思いつつも、アウェイの時でもいいので何か関わりがあるといいですね。神戸も出場停止の選手がいますし、三浦俊也監督はJ1では勝てないという実績が何度もある監督ですので、ベルマーレの成績に関係なくよそで負けるでしょうから、勝っておきたいところです。
投稿: チャリ通 | 2010年5月 4日 (火) 21時40分