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J2 2010 第7節 草津vs大分 戦

金曜日に岐阜が公式試合安定開催基金を完済したという朗報が舞い込みました。あくまで基金分を完済しただけで他からの借金がまだ残っているのですが、完済は大きな一歩で、少なくとも他の35クラブ(当時いなかった北九州を除くため)にとやかく言われる筋合いはなくなりました。今年はスタジアムの工事があるので我慢の年ですが、それが終わる来年以降の飛躍を期待します

J1クラブ以外に数クラブ観たいクラブ第3弾は、岐阜にとって基金の先輩の草津と後輩の大分です。草津には今年あたりからは1年1年が勝負という年齢になってきたJ2最多試合数出場の高田保則選手をはじめ、菊池・熊林選手・植木GMと何かとベルマーレと縁のあるクラブです。対する大分は桁違いの借金で今シーズンがなかったかもしれない崖っぷちのクラブということで、大分は遠すぎて無理ですが、今季一度は様子を観たかったクラブです。前回ここにきたのは敷島公園陸上競技場としての最後の試合だった湘南戦でしたので、正田醤油スタジアム群馬としては初めての訪問です。

オイラのサッカー予算はそれほどないので、なんだかほとんどが移動時間になってしまいました。まあ草津は甲府と並んで「空港までだけでも結構な遠征」のクラブです。新千歳も札幌から遠いですが、羽田に行くには混雑する都内を通る必要があるのでこちらのほうが大変です。「草津から北海道・西日本へ遠征」や「北海道・西日本から草津へ遠征」は、ちょっと影響がありそうです。前橋は先週の平塚市総合公園並みでしたが散る途中の桜が残っておりました。到着したのはキックオフ15分前で、出発したのは試合終了10分後だったことは内緒です。

桜を観ようと公園内をフラフラしていると、なんと草津戦の同日同時刻に隣の敷島公園サッカーラグビー場で「JFL前期第6節 アルテ高崎 vs 横河武蔵野FC 戦」が行われるとのことで、登場待ちの両チームの選手がオイラとサッカーラグビー場玄関を挟んだ2m先に並んでいます。おいおいJ2とJFLを同時開催なんて営業的に大丈夫?。このあと草津戦ではメイン自由席アウェイ側で観ていたのですが、立ち木で内容はまったくわからないもののサッカーはしているようだということはわかるという状況でした(アルテ高崎 1-0 横河武蔵野FCだったようです)。

スタンド入りしてすぐ選手が入場してきてキックオフ。距離を考えれば結構大分サポーターが来ておりました。メイン自由席アウェイ側の後方の席にいたところ、元湘南の村山祐介選手が一生懸命ウォーミングアップをしているところが見やすい席だということがわかりました。元湘南だと高田保則選手がスタメン、村山・菊池選手がベンチ入り、熊林選手がベンチ外。アウェイ大分のベンチ入り選手は当然のごとく2枠空いておりました。

なんとアウェイ大分はグレーのユニフォームで試合に臨みました今年の草津は「紺地に黄色」ではなく「黄色地に紺」のユニフォームといえるので何とか識別できますが、相手ユニフォームに似た色で試合というのはやめていただきたいものです

両クラブとも4-4-2のシステムでの試合でしたが、わずか6分で大分のサイドバックの小手川選手が上がってきたところで草津FWラフィーニャ選手が、小手川選手がセンターサークルを越えたあたりのメインスタンド寄りでボールを奪ったところ、びっくりするほど小手川選手の後ろに大分の選手が誰もいなかったので、そのままラフィーニャ選手がドリブルして先制点を挙げました。かなり拍子抜けな試合開始でした。

そのあとから試合展開を観てみると徐々に「大分と草津の圧倒的な戦力差」があることがわかりました。大分の選手はスタメン全員昇格争いにふさわしい戦力だと思います。特にチャンギョンジン・菊地直哉・キムボギョン・東慶悟・チェジョンハン選手はワールドカップ中断期間にJ1やJ2上位クラブからレンタル依頼が来てもおかしくないと思います。キムボギョン選手を期限付き移籍させているセレッソってどんだけ戦力に余裕があるのでしょう?。もったいないです。

対する草津は、正直順位相応の戦力のように見えます。「草津といえばラフプレー」というのがJ2共通の認識だと思うのですが、これがだいぶ減っております。監督が変わったからなのか、今シーズンから欧州では厳格で日本ではあいまいだったと言われている「手を使った守備」に対するファール対策なのかはよくわかりませんが、これに伴って草津の守備力が落ちているように見えます

さらに草津の選手は、戸田選手などの「つぶし屋」か、高田・ラフィーニャ・廣山・菊池選手などの「一直線に走る選手」のいずれかが多く、その結果プレーがワンパターンのように見えます。駆け引きでスペースを作ったり、高さを生かしたり、パスで打開をしたりがないので、香車ばかりで将棋をやっているみたいでした。桂馬みたいな選手がおりませんと誰が監督でも厳しいかもしれません。

こんな不安の中でとりあえず前半は草津リードで終わります。終わった直後の控えの練習が始まった直後にちょっと髪が伸びた菊池大介選手が村山選手へ挨拶に走っていったのにウケたのは湘南サポーターだけでしょう

そして後半になってその不安は現実のものとなり、キムボギョン・東慶悟・チェジョンハン選手がどんどん攻めて3点を獲得し逆転(2点はセットプレーとはいえそこに至るまで攻めていた)。草津はラフィーニャ選手の先制点的な点の獲り方しか攻撃パターンがないこともバレてきます。勝負がついたところで東慶悟・キムボギョン選手が下がると目に見えて大分の攻撃力が落ち、逆に彼らのPRになりました

菊池大介選手も途中出場で10分程度出ましたが、菊地直哉選手ら大分のディフェンスに阻まれて特に見せ場はありませんでした。ただ走れるだけではダメということを嫌というほど感じたのではないでしょうか?。高田選手もフル出場しましたが、草津のアタッカー陣は全員動きが香車なので駆け引きも乏しく、正直大分は守りやすかったと思います。そう考えると都倉選手が入るだけで戦術がひとつ増えるわけですから、神戸移籍は痛かったですね。村山選手のパフォーマンスは「ナイス、ウォーミングアップ!」でした。出られなくても一生懸命準備すれば突然呼ばれたときに活躍できることを村山祐介シートの子供に見せられるといいですね。

草津 1-3 大分

観客は2,703人。隣のJFLと共倒れでした。んー、草津はいままでごまかしていたところが一気にごまかしきれなくなったようにみえます。前橋は強風の日が多いのでロングボール頼みのサッカーが難しく、だからこそ走れる選手が前のほうに多いのではないかと思われますが、もうちょっと工夫が必要だと思います。

今日の試合を観る限り大分の3位もありえると思います。少なくとも札幌よりは強いと思います。しかし、あれだけ公式試合安定開催基金を受け取り、別途県や市から税金も受け取って、今年の集客も広告受注も大幅に目標を下回っているのに、あの韓国人3人が補強されているっていうのは、「まじめにやるほうがバカを見る」の典型例のように見えてなりません。今季J1のクラブ的には大分が3位に入ると助かるのですが、今季J2のクラブにとっては納得がいかないところもあるのではないでしょうか?。

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