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風雲児たち ワイド版 1-20巻 読了

半年前の記事で「風雲児たち」という歴史まんがをオイラがベタボメしておりましたが、あの記事を書いた直後あたりから楽天ブックスで「風雲児たち ワイド版」を入手して読んでおりました。ちょっとずつ読んでいき、約半年経った今週に20巻を読み終えました。ワイド版は愛蔵版なので通常の1.5倍くらいの容量があり、加えて歴史モノなので出来事を覚えておかなければならず、普通のマンガでいうところも35巻分くらいの労力はあるのでは?と思います。

幕末の歴史漫画なのですが、1979年の第1話は関ヶ原の合戦(どさくさにまぎれて合戦シーンに王貞治"選手"が混じっていた)で始まり、最終回(10年以上前の作品)は坂本龍馬が剣術修業のために江戸へ向かうところで終了します。ここまでが潮出版社という創価学会系出版社(横山光輝「三国志」なども出版)での出版で、その後リイド社(さいとう・たかをさんの作品を出版)に移籍して「風雲児たち 幕末編」として30年以上経った今もまだ続いております(あわせてそれまでの潮出版社版全30巻も「風雲児たち ワイド版 全20巻」として版権が移った)。ちなみに最新刊「風雲児たち 幕末編 16巻」で安政の大獄前夜が描かれており、作者のみなもと太郎さん(63歳)が水木しげるさん・森光子さん並みの化け物でない限り、存命中に五稜郭陥落あたりまで持ち込むのはこのペースだと難しいかもと思います。昨秋お会いしたときに一応そこまで描くようにお願いはいたしましたが・・・。

実は一度中学・高校生のときに読んでいる(ちなみにオイラは身内も含めてあの「学会員」ではありません)のですが、当時読んだときと今読んだときでは面白いなあと思うポイントに多少ズレがあるのが自分でも面白いなあと思いました。北海道に縁が出来たので蝦夷地関連(特に最上徳内)や、大黒屋光太夫を含む各種ロシアの話が面白かったですね。「ところで何でこの人が幕末の話に必要なの?」という人物がかなり多数いるのですが、話を先に進めるとその人を知っておく必要性にあとで気づかされるのですよ。それを知る瞬間がこの漫画の醍醐味です。戦後教育で教科書から除外された人物(高山彦九郎あたり)も登場します(というかこのあたりを知らないと尊皇攘夷を正しく説明できないので当たり前と言えば当たり前)。

読んで思ったのは、優秀な人物(風雲児)は日本全国にいたにも関わらず、それを活用出来た藩と出来なかった藩とでずいぶん差がついて明治に至っていることですね。仙台藩や鳥居耀蔵なんかイライラします。幕府内も保守政権特有の失敗を繰り返しているあたりは今の政治と大して変わらないなあと思いますし・・・。

そんな固そうな話なのですが、基本的にはしょうもない昭和風ギャグマンガなので、どんどん読むことが出来ます。ぜひ読んでください。なおこのマンガは途中から読んではいけません。関ヶ原の合戦のところから読むことをお勧めいたします。「ワイド版 1-20巻」では80年代・90年代に描かれたギャグ(なかには作者が子供時代の昭和30年代のものもある)を「ギャグ注」として注釈しているのですが、なかには「ギャグ注のギャグ注」が必要なのではないのかと思われるものがもうあります。もうJリーグ初年度に生まれた子が高校2年生ですしね・・・。

先日この本を貸したところ、リイド社がつけた帯コメントのメンバーが豪華だという指摘がありましたので、現在手元にある幕末編の6巻までのメンバーを敬称略で書いておきます(オイラ的には半分くらい知っていて、もう半分くらいはよくわからない方々なのですが・・・)。

<ワイド版>
(1・2巻の帯は受賞関係)
03 ラサール石井
04 平田弘史
05 夢枕獏
06 夏目房之介
07 小松左京
08 三谷博
09 米澤嘉博
10 藤本由香里
11 田中芳樹
12 平山亨
13 堀内啓子
14 泉谷しげる
15 高島俊男
16 松尾貴史
17 さくまあきら
18 三木宮彦
19 倉田英之
20 呉智英
<幕末編>
01 富野由悠季
02 三谷幸喜
03 庵野秀明
04 辻真先
05 糸井重里
06 荒俣宏

以前ちょっとだけイギリスにいたことがあるのですが、ヨーロッパではちょっとした程度で充分ですが、政治経済の談義が出来ませんとホワイトカラーとか高等教育を受けた者という扱いをされません(日本の民放が毎朝「芸能」「スポーツ」という名の「自社と協力会社のCM」をたくさん「情報番組」として流しているのとは大違い)。また「日本から来ました」となれば頻繁に日本だとどうなのか?ということの回答が必要になります。そうなってくると本当に社会科の「地理」と「近現代史」の知識って結構必要になり、文法や単語を知っていてもこの知識がないため答えられないということが出てきます。でも大正時代以降って学校では時間がなくて雑なんですよね、社会ではそっちのほうが必要な知識なのに・・・。学生さんで海外で働くことを目指している方は、ぜひこのあたりもお勉強をしていただければと思います。その手始めにこの本を読んでいただければなあと思います。

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