« 第89回天皇杯4回戦 ナダレ軍団vsボウソウの狂犬 戦 など | トップページ | 11月21日(土)は17:00からアウェイのヴァンフォーレ甲府戦、11月22日(日)は14:00からホームのバサジィ大分戦です »

11月17日のJリーグ理事会

こういうことはあまり扱いたくないのですが、今月は「でも大分は大丈夫でしょう」ということを書いてしまっているのでちょっと修正が必要と思い、書いてみます。他所の事情は詳しくないので、憶測ネタ的に受け取ってください(ベルマーレにもそんなに詳しくはないですけど)。

11月17日にJリーグ理事会がありました。ここで東京ヴェルディとFC岐阜と大分トリニータの経営についても審査が行われました。

どのような順序で取り扱われたかは知りませんが、まずはFC岐阜へのJリーグの公式試合安定開催基金からの融資5000万円の返済期限の延長が決まりました。期限を守れていないので決して褒められるものではないですが、2010年は長良川競技場が使えないという事情もありますので、まあその救済としてやむをえないのではと思われます。来季は4000人以下のスタジアムで試合をしなければなりません(こういう会場でプロクラブが成り立つのは今季までのヴェルディくらいでしょう)が、長良川球技メドウも一宮市光明寺公園球技場もフットボール用スタジアムでもありますし、全試合チケット完売を目指してがんばっていただきたいものです。その前に天皇杯準決勝進出で2000万円、決勝進出で5000万円、優勝で1億円ですので、ひとつでも多く勝って返済につなげるようがんばっていただきたいものです(天皇杯表彰式で、犬飼会長から渡された賞金ボードを受け取ってすぐに隣の鬼武チェアマンに渡すという一同失笑の光景が元旦からあるといいですね)。おめでとうございました

次に東京ヴェルディについてですが、以前のJリーグ理事会で提示された広告収入のノルマを達成し、2010年のJ2参戦が正式に認められました。運営会社の崔暢亮会長は企業経営をされている方ということでしたので、金融機関のデューデリジェンス(事業査定)を経験されているでしょう。そういう人がたてた計画を元に、ではその計画通りの数字をあげてくださいと理事会側が回答したわけですから、もともと無理な数字ではなかったものと思われます。総額数百億円もつぎ込んでいたとはいえ撤退してすぐに破綻や降格では上場企業の日本テレビ的にもまずいですのでその支援も期待できますし・・・。しかしきちんとノルマを達成したことでリーグやヴェルディサポーターからの信頼も得たと思いますので、まだまだツッコミどころ満載とはいえ、ここからがんばっていただければと思います。おめでとうございました

で、大分トリニータになるのですが・・・。まいりました。救済の申し出の際に出てきた金額もかなりウソッパチだったようです。これでは「でも大分は大丈夫でしょう」という見解は変わります(このために記事化しました)。Jリーグの公式試合安定開催基金から3億5千万円の融資があり、年末にはさらに2億5千万円の融資があるようです。既に用途は決まっていて、公式戦の開催費用の支払いと選手やスタッフなどの今季の給与となっているそうです。J1(2億円)・ナビスコカップ(1億円)・天皇杯(1億円)の三冠の賞金合計を上回り、公式試合安定開催基金の半分以上です(期間が無期限は初)。

スカパーやtoto、交通・宿泊・会場といったところの業者との取引を考えればJリーグは意地でも試合を開催しなければなりません。試合が開催できなかったらマスコミウケもかなり悪いでしょう。大分の対戦相手には優勝争いをしている川崎戦を含んでおりますので、この試合が中止になれば優勝争いにもケチがつきます。よってJリーグ理事会をする前からその部分のオカネを出すことは決まっていたでしょう。

しかし借入金は水戸ホーリーホック3年分の収入以上の12億円とのことで、全く足りていません。すべてが今すぐ返せということではないでしょうが、公式試合安定開催基金全額(10億円)でも足りません。その前に資本金4億6千万円しかないのになぜ12億円も借入金があるのでしょう?。仮に2008年J1大分の入場料収入に相当する5億円台の収入だけで10年で返済しようとすると水戸ホーリーホック並みの経営規模(3億円台)で運営する必要があるですが、うーん、プロスポーツという事業の特性上、浦和以外のクラブはどこも節税対策の必要なく収入に近い支出をしている(ある程度お金はかけないと勝てないため)ので1億円単位の余剰金を出すということが考えにくく、無理なのではないでしょうか?。

それ以上に2010年のシーズンチケットや選手移籍金をもう既に使い切っているという監査役がいるとは思えないオカネの使われ方をしているらしいので、返済に使う今年入るはずのオカネがない状態のようです。リーグが出している2008年度Jクラブ情報開示資料も少なくとも大分の分は信用しにくいですね。

金額的にも粉飾決算を整理するにも、なんだか民事再生だか債務整理だかをしたほうが損害を抑えられるようにも見えます。溝畑宏社長が解任されていないところも大分がそれも選択肢に残している雰囲気がしますし・・・。少なくともJリーグから熊地洋二氏、大分県から青野浩志氏が出向するということでクラブがなくなるということはないと思われます(横浜の件で懲りているはずなのでどこかと合併もないと思われます)が、「公式試合安定開催基金」と「大分県関係」以外から借りているオカネを返済した時点で債務大幅減額が落としどころのような気がします。借金は貸したほうにも自己責任があります(県知事の票に影響が出るかもしれませんが・・・)。「無理なところに要求してもやはり無理」ですし・・・。ただそれでは36クラブの積み立て金が半分以上貸し倒れるということになるので、もしそうなるとヨーロッパのリーグのように大分がJリーグ準会員の切符を持たせてJFLに落ちることにはなるかもしれません。債務整理をしてJ2に残っていても、アウェイの行く先々で大分が勝ったら、ホームクラブサポーターから大分に対してブーイングが出ても止められそうもないです、来季の大分の選手とサポーターには気の毒ですが・・・。いずれにしても今シーズン終了直後にまた動きがありそうです。

なお、こういうことってJリーグだけでなく公共事業全般に言えるような気が・・・、あっ、溝畑宏社長は元キャリア官僚ですね・・・。

まあ、そう考えるとベルマーレからフジタが撤退したときは借入金を全額負担してくれたので、大変ありがたかったです。そういうクラブが今年J1復帰を決めるというニュースがあったほうが、大分やヴェルディにとっても朗報にならないかなあ?とは思います

|

« 第89回天皇杯4回戦 ナダレ軍団vsボウソウの狂犬 戦 など | トップページ | 11月21日(土)は17:00からアウェイのヴァンフォーレ甲府戦、11月22日(日)は14:00からホームのバサジィ大分戦です »

Jリーグと各クラブ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/516410/32259738

この記事へのトラックバック一覧です: 11月17日のJリーグ理事会:

« 第89回天皇杯4回戦 ナダレ軍団vsボウソウの狂犬 戦 など | トップページ | 11月21日(土)は17:00からアウェイのヴァンフォーレ甲府戦、11月22日(日)は14:00からホームのバサジィ大分戦です »