J2 2009 第22節 湘南vs札幌 戦
以前触れたとおり、この日は父の日なので試合後にオイラパパ達と実家にてテレビで八海山を見ながら八海山大吟醸を飲んでいたため記事化が遅れましたが、父の日は(ちょっとだけ豊平区民だったオイラの)個人的ダービー第1弾の札幌戦でした(そういや父の日は男子でしたが、母の日はここでベレーザ戦やってたなあ)。
お昼の段階で降っていた雨は15時前くらいまで小雨で降っていました。この日はSANNOスペシャルデーということでチケットが大量に出ていたのですが、試合前の雨は集客に水をさすので大変残念でした。キックオフ1時間前の15時頃には止み、途中ちょっと霧雨が降りましたが、カッパやポンチョ類が不要な試合で、集客的にもったいなかったです。
ちょうど着いたころが、第4審判席あたりでLONG SHOT PARTYがスカパー中継のテーマ(地上波のCMでも使用)である「ハートビート」を歌いだすところでした。LONG SHOT PARTYは仙台で結成されたバンドということで既に仙台戦でも歌っており、ベガサポ兄弟さんのブログをたまに見ているとのことですが、自身のブログでちゃんと馬入に取材に行ったことや当日の試合についてを紹介しておりますからオイラ的には何の問題もありません。盛り上げていただきありがとうございました。仙台も今年は定位置でなければいいですね。
そういえば試合前に流しているSHOW TIMEの湘南乃風のHUN-KUNさんとの対談も実現したり、そもそもスポンサーに西川吉英さんを雇ったリズメディアがついていたりと、最近なにかと音楽づいていますね。オイラも1曲紹介しちゃおうかな・・・。
グロリア・エステファンさんの「Reach」です。アトランタオリンピック(ベルマーレとして中田英寿選手が出場し、前園・白井・松原選手がのちにベルマーレにやってきた)の大会公式ソングということで閉会式でも歌われました。この曲は歌詞が上を目指すアスリート向きなので、今のベルマーレにはピッタリだと思います(歌詞も高1レベルの英語のバラードなので受験生にもいいかも)。歌唱力がいるので応援には使えませんね。
試合前に暴れん坊復カツサンドを食べました。6月から売り方が変わり、カツも海老カツからヒレカツに代わりました。パッケージは海老のままなんですけどね・・・。まあ湘南フードパークを前面に推しているにもかかわらず、えらい量のカツサンドが売りに出されていたので、これはいくらなんでもさばけないのではないのか?と思っておりましたので、テコ入れがされたわけでしょう。
そしてキックオフ。この頃から霧が立ち込め始め、早々に照明灯が点灯しました。まあサッカーの試合上は多少見づらいという程度で全く問題なかったと思いますが、隣の球場の早大の斎藤佑樹投手達は困ったでしょうね。
この日の対戦相手のコンサドーレ札幌は石崎信弘監督が指揮しております。何度も対戦しているので特徴もわかるようになりました。前の記事で触れたとおり、豊富な運動量を背景に前方の選手も守り、後方の選手も攻撃をする全員サッカーで、全員で守って外人だけが豊富な運動量でカウンターの三浦監督とは方向性が異なります。
今回もそういうサッカーなのかなあと思っていたところ、開始早々から札幌のディフェンスラインの足が止まりがちという、前節対戦した岐阜と比べたら驚くべき事態になっておりました。石崎サッカーらしくありません。札幌のブラジル人2名は結構走れているのですが・・・。
そういう状況ですので、早々に中村祐也選手がフリーになり先制し、前半を終了しました。霧の中FWキリノ選手もいなくなり、再来日したばかりのクライトン選手はいろいろなことに苛立っておりました。
もうこれで楽勝なのかなと思っていたのですが、ハーフタイムのうちに札幌が立て直したようで見違えるように的確に攻めます。つまりいつも相手にやられているサイド攻撃で、もう一方のFWも代えてフォーメーションも少しいじりました。これに湘南が対応できず札幌の選手に湘南の選手がラリアートをしてしまいPKを獲られ、これをクライトン選手に決められて同点。さらにやはりサイド攻撃から西選手に決められて勝ち越されます。
この毎度枚数が少ないサイドから攻撃されるということは現在の「中央突破4-3-3」では想定される弱点ではありますが、それにしてもここはもういいかげんに対応をとったほうが良いのではと思います。臼井選手のところも攻められておりましたが、それ以上に鈴木伸貴選手の守備はかなりピンチメーカーになっており、もしオイラが監督でしたら岐阜・札幌戦のパフォーマンスでは次節以降しばらく出番がなくなると思われます。改善いただきたいものです。
やばいなあ、SANNOスペシャルデーって1勝しかしていないんだよなあと思っていたところ、いよいよ札幌の選手がクライトン選手を残して走れなくなりました。いや、本当に石崎監督のチームか?と目を疑う事態。確かに今の季節の超快適な札幌から梅雨の関東に来るのはげんなりするほどきついということはオイラも体験しております。でもそれを出しちゃダメです。出してしまうと「だから秋春制にすれば」と言われてしまうのです。北海道のクラブは絶対にそれを見せてはいけないのです。でも眼前には明らかにジメジメにやられている札幌の選手達・・・。正直山形・大分・川崎・柏の選手達と比べて今の札幌の選手は体力的にだらしないと思います。このままでは「体力サッカー石崎監督をとって日本人選手ほぼ全員をとっかえるか、その逆か」という話になるかもしれません。
そこを湘南の選手達が突きます。途中出場の阿部選手のゴールで同点。サイドが厳しいときはサイドバックのあたりまで守ってから攻撃参加する阿部選手は本当に効きます。中村祐也選手もとてもいい選手ですが、彼にこの体力と守備能力はありません。そして平塚市出身のベルマーレユース出の猪狩選手が逆転ゴールを決めて勝利しました。
ヒーローインタビューで永田選手が謙遜をしておりましたが、坂本選手の代役を立派に果たしておりましたし、鈴木伸貴選手の代わりにサイドバックをしていた時間帯もありましたので、良かったと思います。島村選手も守れるFWをしていましたし、猪狩・阿部選手以外の控え選手もアピール出来た試合でしたので、他の控え選手にとっても良かったと思います。
今日は足の止まった札幌だから勝てたもので、強いチームとの対戦でしたら負けていた試合でしょう。天候の関係で集客は9,374人でしたが、でも勝ったことはベルマーレ的にも産業能率大学的にも良かったです。2位から4位がすべて足踏みとのことですが、まあほとんど差がないので気休め程度ですね。
ハーフタイムには七夕ユニフォームの発表がありました。今年は2試合で着用で、フィールドプレーヤーが全身黒、キーパーが全身黄緑とのことです。大変縁起の悪い企画ということが定着してしまっているのでこちらもテコ入れがされたというわけでしょう。
ちなみに個人的には黄緑と黒を同時に使うのは反対です。小田急線の準急に乗ると日テレメニーナの選手を見ることがあるのですが、彼女達はヴェルディと同じウェアを着ております。このウェアの色がヴェルディ川崎時代から「明るい緑と黒」なので似ているのです。だからベルマーレのこの企画の色使いが大昔から採用しているヴェルディのパクリっぽくて嫌なのですよ。そういう意味で今回のデザインは良かったと思います。
そして次節はその平日東京ヴェルディ戦です。現在の成績は札幌並みですが、星取表を見ると当初はいまいちでしたがだんだん負けないようになっており、さすが高木監督といったところです。正直良くなかった札幌戦でまずかったところを修正いただければと思います。
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