J2 2009 第24節 栃木湘南のすべりまくりな話
週末は所用があってブログを休んでおりました。実は非情な厚木対決だった金曜日の東京ドームには行っていたのですが、単独になるかまとめてになるかわかりませんが、後日書きます。
日曜日は平塚競技場で湘南ベルマーレ対栃木SCの試合がありました。前日夜の人志松本のすべらない話に栃木SC戦をゴール裏で観戦していたU字工事の益子卓郎さん(悪くはなかったですけど、周りのレベルが高すぎましたね)が出ていた頃まで曇り予想だったのに、日付が変わったらいきなり雨予報。栃木は就学前に住んでいた県で、現在も本家の親戚がいますので楽しみにしていたのですが、非常にがっかりでした。
そしてやっぱり雨。愛媛戦よりは過酷ではありませんでしたが、雨割登場にあわせて2戦続けての雨割ホームゲームです。まあ梅雨ですからしょうがないのですが、何もこの日じゃなくてもなぁ。やっぱりお客さんは少なめでした。
栃木SCのサポーターも、雨のアウェイのわりには結構いらしていたと思います。いつもどおり県民の歌から始まったのですが、この日はチャント(応援歌)のレパートリーが増えたような気が・・・。北出・西川選手が栃木にいたころはレパートリーが結構あった(1試合しか観ていない堀田選手のやつをオイラは未だに覚えているし・・・)ような気がしました。2年続けて半分くらいの選手を変えているためか、ぶっつづけの「KEEP ON FIGHTING」のやつプラス2曲程度しかないというイメージがあったのですが、特に後半はなんだかいろいろ歌っておりました(結構体力がいるはず)。「KEEP ON FIGHTING」についてはトヨタカップのボカジュニオルスサポーターも1曲をぶっつづけで歌うサポーターでしたので、それと同じ路線なのでしょうね。ただ栃木は音量7で一定ですが、あちらは音量4から10まで波がありました。
ここのところ5試合続けて2失点以上をしている湘南は、やはりというかFWなのにサイドバックの位置まで守りに行く阿部吉郎選手を起用して守備力を高め、これに伴いそこまでは守れないものの決定力の高い中村祐也選手をベンチに下げました。目標0失点を前面に出すようです。ジャーン選手の代役は阪田選手でした。栃木は米山選手が復帰しました。
この日から昨年と今年に取り上げた厚木のサンクトガーレンによるベルマーレビールが登場。オイラが住んでいた中学校の学区内の会社ですよ。既存製品である湘南ゴールドも飲んだことありますが、後日取り上げるために調達しようと思ってところでこの日のボールパーソンはそのオイラが通っていた中学のサッカー部という発表!。ただでさえ相手が栃木でオロオロしているところにさらにこのダブルパンチっぷりは、まさかオイラのために全部この日に揃えたのか?(たかだかユニークユーザー平均250人/日のメディアにそんなわけはない)という錯覚に陥る事態でした。まあ他にも黄金井酒造や厚木ビールもある厚木は、酒については湘南ホームタウンでは飛びぬけておりますが、クラブがお世話になっているキリンビールがいるからベルマーレに関わるのは無理だと思っていたので、ビックリしましたね。
そしてキックオフ。湘南のシステムは4-3-3、栃木は4-4-2。過去に観戦した2試合は引いていた栃木ですが、その後急に失点が増えたのでスタイルを変えたのかと思っておりました。やはりこの日はオーソドックスな戦い方をしており、引いてませんでした。
ずっと雨が降ったので滑りやすかったのか、両クラブともやたらと選手がスベっており、パスミスも目立ちました。まあ泥リンピックなピッチでなかったのはホームのクラブとしては鼻高々ですが、いくら水曜日も試合があったとはいえ、ホームの湘南までがスベりまくりなのはいただけません。時々湘南ゴールから栃木ゴールの方向に風が吹くのも両クラブの精度に影響を与えていました。そのままどちらも点が獲れず前半終了。うーん、風上だったんですけどね・・・。
そして後半なのですが、相変わらずどちらもやりづらそうな試合でした。セットプレーから田原選手がゴール・・・と思ったらオフサイドでした。しかしそのあとで横パスをつなげて臼井選手がミドルシュートを決めて先制しました。
しかしそのあとサイドからの攻撃を鈴木伸貴・野澤選手が防ぎに行き、こぼれた球がかつて「関東(日立栃木)・JFL(栃木SC)・J1(大宮)」とステップアップした栃木の若林選手の前へ行き、阪田・村松選手の対応が遅れて同点ゴールとなります。戦犯にはしたくないですが、これは阪田選手のポジション争い的に本当に痛かったマークミスでした。その後も栃木SCが攻めます。バーとかキーパー正面でしたが内容はそれほど怖くなかったですが、攻められているということはこちらが攻められないということなので、困ります。
そのまま試合終了。栃木は連敗を、湘南は連続複数失点を5で止めました。この日に限れば同じ引き分けならスコアレスドローのほうが良かったです。あっ、昨年からのホーム負けなしは続いていますが、昇格を考えるクラブはホームで格下クラブに引き分けなんていう結果は全然ダメです。
まあ、悪かったところは試合をご覧になられた方にとっては観たとおりです。栃木SCが劇的に強くなったのではなく、湘南の出来が悪かったです。ホームなので雨だからという言い訳は出来ません。動きに疲労感が見られます。こう言ってはなんですが、寺川・坂本・臼井選手は年齢的に今のチームがラストチャンスと言っても過言ではないです。でも寺川選手は交代が前提(実際最近は途中から消える)というのがちょっといただけません。「これでは今年からコーチになった選手と同じじゃん」ということになります。またそれに加えて負担の大きい中央のMF3人が以前より効いていません。その負担が阿部・アジエル選手にいき、そのために攻撃力の低下につながっています。島村選手を入れて3-5-2にするのもヴェルディ戦以降相手に対策をとられだしたようです。
4強の中で唯一勝ったセレッソに抜かれましたが、まあ順位はいいです。それより何度も何度も繰り返している試合内容の再構築がないと昇格は無理です。今週は1週間空くので、対応をよろしくお願いいたします。
次の栃木戦は夏休み明けすぐの平日なので、また観戦に来てとはちょっと言いづらいのですが、よろしかったらまた平塚にご観戦ください。
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コメント
2009年の始まりの頃はこちらも予想もしていないメンバー構成で
楽しく観戦させて頂きました。
でも最近、今期最悪の試合とか監督が言いながらメンバーが代わり
映えしません。「中村」を起用した時の様なサプライズやあっと驚く
システム変更を見せてほしいのですが。
期後半、去年の「菊池」や「トゥット」の様な人材出現を期待して
います。駄目なら補強ですかね!?
投稿: ベルサポ1号 | 2009年6月29日 (月) 08時53分
ベルサポ1号さん、コメントありがとうございます。
オイラはワンダーランドにいなかった田原豊選手は「開幕前のシーズン途中補強」と思っておりますので、補強は既にしたことになっているのではないかなと思います。
現在は全く新しいメンバーが出ていないわけでもなく、島村選手は今月がリーグ戦初出場ですし、阪田・鈴木伸貴選手は今季は先月までほとんど出ていなかった選手です。メンバーの入れ替え自体は行われているといえます。ただチームの結果が出ていないので人事面で停滞している印象を与えてしまっておりますね。栃木戦の若林選手のゴールは「初スタメン」の阪田選手が若林選手の前に立てなかったことがビデオで残ってしまっているので、「ここが本来のスタメンの選手なら防げたのでは?」とどうしてもなってしまいます。これがなければ久々の無失点ということで逆にスタメンを阪田選手でという意見も出たでしょうに・・・。
栃木戦は田原選手がもうちょっとスタートを我慢してオフサイドを獲られていなければ2点獲っていた試合ですし、前述の失点の件も含めてあとちょっとで結果は全く違ったと思っております。順位もまだ2位ですから基本はこれで行くべきなのではと思っております。若手選手を過大評価しすぎている札幌くらい離されてしまいますとあせらなければなりませんが、湘南についてはクオリティをあげていけば当面はなんとかなるのではないかなあとは思っております。最優先項目もMF3人の動きということは誰もが気づいていることですし・・・。
投稿: チャリ通 | 2009年6月29日 (月) 19時25分