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J2第37節 湘南vs仙台 戦

秋分の日の仙台戦には11,660人も集客があり、両方のゴール裏が開きました。スカパーナパサなどで視聴された方もいらっしゃるでしょうから、もう皆様結果はご存知でしょう。

湘南 1-2 仙台

うーん、審判チームのジャッジも一定しなかったとはいえ、これくらいのブレは想定内なのでこれは理由になりませんね。対仙台戦1勝1分1敗で年間ドローになりました。

アジエル・トゥット・斉藤俊秀選手が負傷欠場、ジャーン選手が出場停止のこの試合の湘南は「これから天皇杯3回戦ですか?」というようなメンバーでした。愛媛で斉藤選手が負傷、徳島でジャーン選手がレッドカードと、下位クラブとの四国での試合で勝ち点1しか得られなかった上にこの試合への伏線が貼られてしまい、本当にあの試合が高くついてしまいました

で、この日の布陣なのですが、斉藤・ジャーン選手に代わりセンターバックには田村・山口選手、田村選手が1列下がったので中盤の底に永田選手、菊池選手が右MFに復帰という実に心配な布陣でした。

キックオフ後にそれが的中します。もはや最近毎度のことですが菊池選手が攻守に足を引っ張っております。うーん、17歳には見えないスピードとテクニックがあるのはわかるのですが、サッカーは採点競技ではないので浅田真央さんのような難しいことをする必要はないのです。攻守に安定感がなさすぎで、彼の周りの選手がフォローが大変そうです。いずれ中心選手になるのは確実だと思うのですが、本当に彼しかいないのでしょうか・・・。そのフォロー役が大卒新人の永田選手というのも荷が重すぎで、いっぱいいっぱいでした。田村選手も本来はDFとはいえ今年はセンターバックではあまり出ていないので勘が鈍っていたように見えます。問題なのは彼らが近くのポディションに集中していたことです。攻守にはっきりとした大穴になっており、これが仙台の先制点につながりました

その仙台ですが、びっくり。開幕戦と異なり、リードしていなくても「引きこもってカウンター」というサッカーをしておりました。2006年の横浜FCのサッカーに似ているような気がします。このときの横浜FCは昇格しましたが、1年で降格しました。またかつての京都、今の札幌など、この種のサッカーがJ1では通用しないのはわかりきっているのですが、なりふり構わず結果を得たいという意図が明確に伝わってきます。また仙台DF陣は他のJ2クラブよりプレーが荒いです。ただ、ナジソン選手などが孤立しがちで、ナジソン選手も巧いですがひとりで打開できる選手ではないのでそれほど怖くありません。関口・梁勇基選手がフォローに付いたらいやだなあと思っていた矢先に梁勇基選手がその通りのプレーをして先制点を挙げました

湘南は上記の通り右が死んでいるのでなかなか攻撃を組み立てられませんでしたが、なんとか加藤望選手の見事なフリーキックで同点に追いつきます。このときはスタジアムが大変盛り上がりました。

しかし、ここで選手も安心してしまった(そういえば2点ともあと数分で笛がなるところだったなぁ)のか、セットプレーから菅井選手が折り返してゴール。厳しいことを要求しているのかもしれませんが、セットプレーだけどこのゴールは防げたなあ・・・オフサイド云々の前にまず防がなきゃ

この試合の敗戦は本当に痛いのですが、今まであれだけ下位チームに勝てずにいるのに「11試合負けなし」とか言っていて、「バッカじゃないの?」と思っていたので、それを言わなくなるのは良かったと思います。危機を危機としないことが本当に危機ですから・・・。アジエル・トゥット・斉藤俊秀・ジャーン選手の代わりに試合に出ていた人は、これで彼らにとって代わることが出来なかったと思います。残念ですね。

4位になってしまったので湘南が勝っても昇格できるかわからないのですが、山形は1試合多いですし、仙台のサッカーは下位クラブが引きこもると引き分けしか出来ない場合も考えられますので、まだチャンスはあると思います。すぐ甲府戦があるので、しっかり反省していただければと思います。もう一度11,660人を集客出来るようなシーズンになればいいですね

最後にサンフレッチェ広島の2位以上確定おめでとうございます。別格に強いので異論なしです。

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